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ナンテン(南天)は、

ナンテン南天)は、日本、中国原産のメギ科の常緑低木。学名はNandina domestica

高さは大きいものでは2mほどにもなる。幹の先端にだけ葉が集まって着く、独特の姿をしている。先端の葉の間から、花序を上に伸ばし、初夏に白い花が咲き、晩秋から初冬にかけて赤色(まれに白色)の小球形の果実をつける。庭木として植えられることが多く、時に逸出したものが野外で生育しているのも見掛ける。

江戸時代に様々な葉変わり品種が選び出され、さかんに栽培された。古典園芸植物として現在もその一部が保存栽培されている。錦糸南天等とよばれる。

音が「難を転ずる」に通ずることから縁起の良い木とされる。葉は赤飯などの飾りに、実は南天実(なんてんじつ)という生薬で咳止めの薬として用いられる。

また、葉は、南天葉(なんてんよう)という生薬で健胃、解熱、鎮咳などの作用がある。葉に含まれるチアン水素は猛毒であるが、含有量はわずかであるために危険性は殆どなく、逆に食品の防腐に役立つ。

ただし、含まれている鎮咳作用物質のドメスチンというアルカロイドは、多量に摂取すると知覚や運動神経の麻痺を引き起こすため、素人が安易に試すのは危険である。

ナンテンの名の由来は、漢名の「南天燭」の略。

太くなった幹は材木として床柱などに使うこともある。

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