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カテゴリーX:胎児に

カテゴリーX:胎児に恒久的な傷害を与える高いリスクがあり、妊婦および妊娠の可能性を伴う女性に投与してはならない薬剤。(つまり、禁忌である。)

カテゴリーBの亜分類は、リスクと投与による利益を考える上でのより多くのデータを供給しているが、それ自体としてデータの信頼性の問題を伴っている。つまり、この亜分類は人間のデータを欠いているケースでは、動物実験のみに基礎を置くデータになるからである。さらに言うならば、カテゴリーBへの位置づけが、必ずしもカテゴリーCよりも安全であるとは言えないことに注意するべきである。

注意が必要であるが、カテゴリーDは妊婦への絶対禁忌ではない。必要に迫られ、注意して処方されることが有り得る。

代表的な薬物のカテゴリー例

この記載は最新のものでは無い可能性がある。新しい資料を参照することが望ましい。

解熱鎮痛剤

アセトアミノフェン(アンヒバ):アメリカB、オーストラリアA

抗生物質

アモキシシリン(アモリン・パセトシン):アメリカB、オーストラリアA

アモキシシリン・クラブラン酸(オーグメンチン):アメリカB、オーストラリアB1

クラリスロマイシン(クラリス・クラリシッド):アメリカC、オーストラリアB3

抗結核薬

リファンピシン(リファジン):アメリカC、オーストラリアC

ビタミン

イソトレチノイン(ビタミンA誘導体):アメリカX、オーストラリアX

抗てんかん薬

フェニトイン(アレビアチン):アメリカD、オーストラリアD

その他

サリドマイド:アメリカX、オーストラリアX

テオフィリン(テオドール・テオロング):アメリカC、オーストラリアA

ジアゼパム(セルシン・ホリゾン):アメリカD、オーストラリアC

外部リンク

  • 医薬品医療機器情報提供ページ
    処方薬の利用者は、このサイトから該当製剤の添付文書をダウンロードするべきである。ただし、日本の胎児危険度の記述は文言がわかりにくく、FDA分類のようなクリアさには欠ける。副作用などについての速報も、全てここで入手できる。
  • おくすり110番

主な薬剤のFDA分類、オーストラリア分類などのデータがある。概説も分かりやすい。

参考文献

主として英語版に拠る。英語版リンクも参考になる。

  • 薬剤一般についての参考文献
    • 今日の治療薬(南江堂)…定評ある製剤集成。隔年改訂なので、できれば最新版を用いること。付録として主な薬剤のFDA分類表が収載されている。
    • カッツング薬理学(丸善)、グッドマン=ギルマンの薬理書(廣川書店)前者については、可能ならば原著を用いることを薦める。薬理学的な内容についての検索は、医薬系の大学図書館などで後者にあたると良い。
    • Harriet Lane Handbook 16ed.(Mosby) 最近17版が出た。小児科領域の代表的なハンディガイドであるが、頻用薬の欄にFDA分類・授乳危険度分類・腎機能低下時の容量変更の必要性が3つ組で記載してあり便利である。
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