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ケタミンはフェンサイ

ケタミンはフェンサイクリジン系麻酔薬のひとつで、三共エール薬品から塩酸塩としてケタラール®の名で販売されている医薬品。解離性麻酔薬(大脳皮質などを抑制し、大脳辺縁系に選択的作用を示す)のひとつ。静注用・筋注用として提供されている。2005年12月13日、厚生労働省からの麻薬指定が決定した。
特に獣医師の間では「常備薬」になっており、麻薬及び向精神薬取締法に基づく取り締まり開始後は動物用ケタミンの製造が中止される可能性が高いことから、今後去勢・避妊をはじめとした動物の手術の料金に影響が出そうである。


化学特性

(RS)-2-(2-クロロフェニル)-2-メチルアミノシクロヘキサノン 塩酸塩。化学式でC13H16ClNO・HClと表される。分子量は274.19。CAS登録番号は6740-88-1。

常温常圧においては固体で、白い粉末状の物質。融点は266度で、不燃性である。ギ酸に非常に解けやすく、水やメタノールにも解けやすい特性を示す。また、無水酢酸やジエチルエーテルには殆ど解けない。pHは3.5~5.5で、水溶液は酸性。

作用と副作用

解離性麻酔薬の副作用として悪夢を引き起こすことが多いことが知られているが、呼吸抑制作用が弱く、患者は麻酔中でも自発呼吸を行うことが可能。ただし、大量では呼吸抑制が現れる。

カテコラミン遊離作用があるため、交感神経を刺激し、気管支拡張作用・昇圧作用を示す。そのため気管支喘息を持つ患者にも比較的安全に使用できるが、脳血管障害、虚血性心疾患、高血圧の患者には禁忌。

嘔吐中枢の化学物質引き金帯を刺激し、嘔吐を誘発する。

内臓に対する効果よりも体の浅層における麻酔効果が高く、麻酔から覚醒した後も鎮痛作用は持続している。

代謝による半減期はおよそ3時間。

不正に密輸入され若者の間での乱用が問題となり、厚生労働省はケタミンを麻薬及び向精神薬取締法に基づく「麻薬」に指定することを決めた。

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