アコニチン (Aco
アコニチン (Aconitine) とはトリカブトに含まれる毒成分。猛毒で毒薬(アコニチンを含む生薬は劇薬)扱い。化学式はC34H47NO11。分子量645.75。CAS登録番号は302-27-2。
アルカロイドの一種で、呼吸困難、心臓発作を引き起こす。致死量は2-5mg。古来、狩猟用の毒矢の毒として使われてきた。
しかし適量を使用すれば、漢方薬となり強心剤として使われる。
アコニチン (Aconitine) とはトリカブトに含まれる毒成分。猛毒で毒薬(アコニチンを含む生薬は劇薬)扱い。化学式はC34H47NO11。分子量645.75。CAS登録番号は302-27-2。
アルカロイドの一種で、呼吸困難、心臓発作を引き起こす。致死量は2-5mg。古来、狩猟用の毒矢の毒として使われてきた。
しかし適量を使用すれば、漢方薬となり強心剤として使われる。
アスピリン(Aspirin)とは、代表的な消炎鎮痛剤の一つで非ステロイド性抗炎症薬の代名詞とも言うべき薬剤。
ドイツのバイエル社が、一般名アセチルサリチル酸に対し付けた名前である。日本薬局方では、アスピリンが正式名称になっている。消炎、解熱、鎮痛作用や抗血小板作用を持つ。
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ヒポクラテスの時代には柳の木が解熱、鎮痛作用を持つ事が知られていた。
19世紀には柳の木からサリチル酸が分離された。その後、アスピリンの出現まではサリチル酸が解熱鎮痛薬として用いられた。しかし、サリチル酸には強い胃腸障害があった。1897年ドイツの化学会社バイエル社のフェリックス・ホフマンによりサリチル酸をアセチル化することで副作用の少ないアセチルサリチル酸が合成された。アスピリンは世界で初めて合成された医薬品である。1899年3月6日にバイエル社によってアスピリンは商標登録された。しかし、第一次世界大戦のドイツの敗戦で(大日本帝国を含む)連合国に商標は取り上げられた。
アスピリンはシクロオキシゲナーゼ活性を阻害することでプロスタグランジンの産生を抑制する。炎症、発熱作用を持つプロスタグランジンが抑制される事で抗炎症作用、解熱作用を発現する。このときの用量は 330 mg 1日3回である。また、シクロオキシゲナーゼは血小板の作用に関係するトロンボキサンの合成にも関与している。アスピリンはトロンボキサン作用も抑制するため、抗血小板作用も有し、81-100 mg 1日1回の投与を抗血小板剤として行う事がある。
プロスタグランジンを発見しアスピリンの抗炎症作用のメカニズムを解明した薬理学者のジョン・ベイン(英国)、ベンクト・サムエルソン(スウェーデン)、スーネ・ベルクストローム(スウェーデン)の3人は1982年にノーベル医学生理学賞を受賞した。
胃障害が生じる可能性がある。イオン補足により胃細胞に取り込まれたアスピリンがプロスタグランジン生産を抑制し、結果胃酸分泌制御・胃粘膜保護も同時に抑制されるためである。また気管支喘息の素因を持つと気管支喘息の発作が誘発されることがあり、アスピリン喘息と呼ばれる喘息を生じ得る。風邪(特にインフルエンザや水痘)に感染した小児が使用すると、ライ症候群を起こすことがある。肝障害を伴った重篤な脳障害で死に至る危険があり、小児は服用するべきでない。小児の解熱鎮痛薬としては、アセトアミノフェンなどがある。
Charles C. Mann(原著), Mark L. Plummer(原著), 『アスピリン企業戦争―薬の王様100年の軌跡』平沢 正夫 (翻訳),ダイヤモンド社 ; ISBN 4-47-886009-2
アセチルコリン(Acetylcholine,ACh)は神経伝達物質であり、副交感神経や運動神経の末端から放出され、神経刺激をある種のシナプスを通して伝える役目を果たしている。コリンの酢酸エステル化合物。化学式は CH3COOCH2CH2N+(CH3)3。骨格筋や心筋、内臓筋の筋繊維のアセチルコリンの受容体に結合すると収縮を促進する。自律神経の内、副交感神経を刺激し、脈拍を遅くし、唾液の産生を促す活性がある。1914年にヘンリー・H・デイルによって発見され、オットー・レーヴィによって神経伝達物質であることが明らかにされた。彼らはこの業績により1936年にノーベル生理学・医学賞を受賞している。
アセチルコリンは酵素コリンアセチルトランスフェラーゼ(ChAT)によってコリンとアセチルCoAから作られる。有機水銀はスルフヒドリル基と親和性が高く、これによりこの酵素の機能が阻害され、アセチルコリン濃度が低下し、運動障害を生じさせる。
通常、アセチルコリンは、酵素アセチルコリンエステラーゼ(AChE)の作用でコリンと酢酸に分解することで、作用した後すぐに除去される。この酵素を阻害する神経ガスは筋収縮、分泌腺、中枢神経系の亢進を持続させる。一部の殺虫剤にはこの酵素を阻害する物質が含まれている。一方、脳内のアセチルコリンの不足はアルツハイマー病と関連があるとされ、アセチルコリンエステラーゼの阻害剤が治療薬として用いられている。
ボツリヌス毒素はアセチルコリンの放出を阻害する作用がある。
アセチルコリンの受容体は、ニコチン性アセチルコリン受容体、ムスカリン性アセチルコリン受容体に大別され、それぞれニコチン(少量の場合)、ムスカリンを投与したときに作用する。逆にアトロピンやスコポラミンはムスカリン性アセチルコリン受容体を阻害する作用(抗ムスカリン作用)がある。
アクリノール(Acrinol)、化学名乳酸6,9-ジアミノ-2-エトキシアクリジン一水和物(2-Ethoxy-6,9-diaminoacridine monolactate monohydrate)は、分子式C15H15N3O・C3H6O3・H2Oで表される殺菌消毒薬の一つ。別名エトジン(Ethodin)。分子量361.39。CAS登録番号は1837-57-6。融点243℃の黄色の結晶性粉末で、水、エタノールにわずかに溶ける。
アクリノールは、0.05~0.2%の水溶液が殺菌消毒薬として利用される。しばしば市販の絆創膏やガーゼに黄色い消毒薬が染みこんでいるものが見かけられるが、この消毒薬がアクリノールである。グラム陽性菌、陰性菌いずれにも有効で、ウェルシュ菌、ブドウ球菌、淋菌、連鎖球菌に対し特に活性が高い。生体組織に対する刺激性は極めて低い。また、血清、タンパク質の存在下においても殺菌力が保たれる。作用機序は、生体内でイオン化し、その陽イオン部分が細胞の呼吸酵素を阻害することにより殺菌する。
食品医薬品局(しょくひんいやくひんきょく、FDA; Food and Drug Administration)は、食品や医薬品、さらに化粧品、医療機器、動物薬など消費者が通常の生活を行うに当たって接する機会のある製品について、その許可や違反品の取締りなどの行政を専門的に行うアメリカ合衆国の政府機関である。 日本の厚生労働省に当たるHHS (Department of Health and Human Services; 保健社会福祉省) に属する一機関である。
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FDAは現在(2005.1.15)は米国「保険・福祉省」(Department of Health and Human Services; DHHS)に属する連邦政府機関であり、下記の6つのセンターと2つの事務局によって構成されている。FDAは組織の改変が非常に頻繁に行われて来ており、ここで現在と但し書きをしておくことは重要である。
ワクチン、細胞置換療法(輸血)や動物由来組織片移植などの生物学的製剤が市場に出る前の門番の役割を果たしているのがこのCBERに当たる。
NCTRの使命は、FDAが自らの管轄下にあるような製品について、何らかの基準を設けるために必要であるような、または将来的に必要となるであろう科学的な研究成果を相互的評価(peer-review)の下で演出することである。これには毒性の生理学的メカニズムを解明することを目的とするような基礎研究、応用研究が含まれる。これらの研究は毒性の発現に関する重要な生物学的知見や、人に関する暴露・感受性・リスクの評価の方法の発展を目指したものとなる。
ロサルタン(商品名:ニューロタン)、バルサルタン(商品名:ディオバン)、カンデサルタンシレキセチル(商品名:ブロプレス)、テルミサルタン(商品名:ミカルディス)、オルメサルタン メドキソミル(商品名:オルメテック)などがある。
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AIIはレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系と呼ばれる生体メカニズムの中で産生されるホルモン様物質でアンジオテンシンⅠが活性化した物質である。AⅡの働きとして下記のような働きがある。
AⅡ受容体はAT1とAT2の二つがあり、AⅡの大部分はAT1に結合して上記のような作用を発現する。AⅡ拮抗薬はこのAT1受容体を直接阻害して降圧作用を示す。同じようにアンジオテンシン系の降圧剤としてACE阻害薬がある。
※なお、日本国外における国内承認薬のその他の適応症として
などがある。
アレグラ(Allegra)とは、アメリカのサノフィ・アベンティス※が創製した、アレルギー性疾患治療剤である。
一般名は塩酸フェキソフェナジン(Fexofenadine)。
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同薬効のトリルダン錠の実質上の後継としてアメリカでは1996年から、日本では2000年から日本法人から発売されている。
日本では一錠中に塩酸フェキソフェナジンを60mg含有するアレグラ錠のみが発売されており、当該薬剤は指定医薬品・処方せん医薬品である。 アレグラは、同社の主力商品の一つであり、クラリチン(2002年日本発売)やジルテック(1998年日本発売)などと並び、世界で最も消費されている第二世代抗ヒスタミン薬の一つである。
アレグラは、アレルギー性鼻炎(→花粉症)・蕁麻疹・皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、アトピー性皮膚炎)に伴うそう痒に対し、その効能・効果が認められている。
副作用として眠気があらわれることが少なく、眠気の発現頻度がプラセボと比較しても有意な差が認められない点である。日本で承認されている抗ヒスタミン薬のうち、添付文書の重要な基本的注意の箇所に眠気を催すことがある旨のないものは、現在のところアレグラとクラリチンに限られている。
テルフェナジン(後項)由来の心毒性は無くなったが、テルフェナジンと同様に薬物代謝酵素が競合する薬剤(一部の抗生剤など)を服用した場合、肝障害が起きる可能性が否定できないので併用薬に注意する医師・薬剤師もいる。(この製品に併用禁忌薬はない)
また、大衆薬の殆どの胃薬に制酸剤として含まれる水酸化マグネシウム・同アルミニウムや、グレープフルーツジュース類などと同時に服用すると、アレグラの成分が減弱されるので、時間を空けて服用するのが望ましいとされる。
(実際の服用には医師・薬剤師の指示に従うこと。)
2000年の日本発売時より、ハクション大魔王を広告キャラクターにし、壺の置時計やボックスティシュ、患者向けのアレルギー解説本などの販促物に登場している。
アレグラと同じ前々身のマリオン・メレル・ダウ社から、セルダン(一般名;テルフェナジン)という製剤が発売されていた。
日本ではトリルダン錠の名称で1990年1月から発売された。
テルフェナジンは服用後、毒性の少ないカルボン酸型代謝物フェキソフェナジンに肝臓で代謝・変換されて血液中を循環し効果を発揮する。
しかし、テルフェナジンは心臓に対する毒性を有し、肝障害が有ったり、テルフェナジンと肝臓の代謝酵素が競合する薬剤を服用してフェキソフェナジンに変換される過程で肝臓の代謝が阻害されるなどした場合、 テルフェナジンの未変化体が高濃度(強い毒性)のまま血液中を循環する事になるため、心室性不整脈や重篤なQT延長から不整脈を引き起こすことが有った。
その内、心停止や死亡した患者が現れたため、日本では1995年に添付文書に警告欄を設け、1997年に緊急安全性情報を出した。
なお、抗アレルギー剤で緊急安全性情報発出は異例で、報道では「花粉症治療薬で不整脈」などと報じられた。
その後、市民団体薬害オンブズパースン会議が当時の販売会社(ヘキスト・マリオン・ルセル株式会社)と厚生省に気管支喘息の適応取消や慎重投与の徹底を求める申請書を提出している。
(日本での適応症は現在のアレグラに気管支喘息を足したものであり、気管支喘息を適応としているのは日本だけであった。)
これ以降、肝障害や他の薬剤を服用している等のハイリスク患者や小児・気管支喘息患者への投与は(売上が減少したため)大幅に減少したと推測される。
一方、アメリカのヘキスト・マリオン・ルセル社はテルフェナジンのカルボン酸型代謝物そのものを製剤化したフェキソフェナジンを開発。1996年からアレグラの発売を開始したため、1997年にFDAからテルフェナジンの承認取り下げの提案を受け、1998年にはアメリカでの発売を中止する。 日本では1996年頃からアレグラの第1相臨床試験を開始。ブリッジング(海外の臨床試験データを承認申請に使う手法)によって国内の第3相臨床試験を実施せずに2000年9月に当時の厚生省から製造承認を得て、同年11月に発売を開始した。
アレグラが発売されたため、日本でも翌2001年にトリルダンの発売を中止した。
アトロピン (atropine) は、ヒヨスチアミンのラセミ体であり、化学式 C17H23NO3、分子量 289.37 のアルカロイド。主にナス科の植物に含まれる。CAS登録番号は 51-55-8。
抗コリン作用を有する薬物である。具体的には、ムスカリン性アセチルコリン受容体を競合的に阻害することにより、副交感神経の作用を抑制し、 胃腸管の運動抑制、心拍数の増大などの作用がある。また、有機リン剤中毒等の治療にも用いられる。地下鉄サリン事件の治療にも用いられた。
医薬品としては硫酸アトロピンとして用いられる。硫酸アトロピンは無色の結晶または白色の結晶性の粉末で、においはない。酢酸、エタノールに極めて溶けやすく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。融点:188℃~194℃(分解)。
アトロピンは天然ではl-ヒヨスチアミンとして存在する。他の抗コリンアルカロイド同様、主にナス科の植物に含まれる。
などを食べると食中毒になる。
アナフラニール (Anafranil) とは、三環系抗うつ薬の1種でアルフレッサファーマで製造されている。塩酸クロミプラミンを主成分とし、うつ病・うつ状態、夜尿症の治療薬に使用される。
アヘンチンキ(laudanum)はケシの未熟果実を傷つけて得られる乳液からつくられるチンキ剤。
アヘンチンキ100mlはアヘン末35gとエタノールから成り、モルヒネを1v/w%含む。 鎮痛・鎮痙剤、鎮静剤、止瀉薬、鎮咳薬として用いられる。
最初に医療用にアヘンチンキをつかったのはイギリス人の内科医トマス・シドナスといわれる。
日本では麻薬及び向精神薬取締法によって、製造、輸入、譲渡、廃棄など厳しく規制されている。
ケタミンはフェンサイクリジン系麻酔薬のひとつで、三共エール薬品から塩酸塩としてケタラール®の名で販売されている医薬品。解離性麻酔薬(大脳皮質などを抑制し、大脳辺縁系に選択的作用を示す)のひとつ。静注用・筋注用として提供されている。2005年12月13日、厚生労働省からの麻薬指定が決定した。
特に獣医師の間では「常備薬」になっており、麻薬及び向精神薬取締法に基づく取り締まり開始後は動物用ケタミンの製造が中止される可能性が高いことから、今後去勢・避妊をはじめとした動物の手術の料金に影響が出そうである。
(RS)-2-(2-クロロフェニル)-2-メチルアミノシクロヘキサノン 塩酸塩。化学式でC13H16ClNO・HClと表される。分子量は274.19。CAS登録番号は6740-88-1。
常温常圧においては固体で、白い粉末状の物質。融点は266度で、不燃性である。ギ酸に非常に解けやすく、水やメタノールにも解けやすい特性を示す。また、無水酢酸やジエチルエーテルには殆ど解けない。pHは3.5~5.5で、水溶液は酸性。
解離性麻酔薬の副作用として悪夢を引き起こすことが多いことが知られているが、呼吸抑制作用が弱く、患者は麻酔中でも自発呼吸を行うことが可能。ただし、大量では呼吸抑制が現れる。
カテコラミン遊離作用があるため、交感神経を刺激し、気管支拡張作用・昇圧作用を示す。そのため気管支喘息を持つ患者にも比較的安全に使用できるが、脳血管障害、虚血性心疾患、高血圧の患者には禁忌。
嘔吐中枢の化学物質引き金帯を刺激し、嘔吐を誘発する。
内臓に対する効果よりも体の浅層における麻酔効果が高く、麻酔から覚醒した後も鎮痛作用は持続している。
代謝による半減期はおよそ3時間。
不正に密輸入され若者の間での乱用が問題となり、厚生労働省はケタミンを麻薬及び向精神薬取締法に基づく「麻薬」に指定することを決めた。
エストロゲン(英Estrogen)は、ステロイドの一つ。
一般に卵胞ホルモン、または女性ホルモンとも呼ばれる。
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一般に以下の3種類が知られている。
卵巣、胎盤で作られ、思春期以降分泌が増加し、プロゲステロンとともに月経周期に応じて濃度が変化する。女性の性活動、二次性徴を促進する働きがある。更年期以降は分泌が減少する。女性の尿には、大量のエストロゲンが含まれるため、下水処理水も多量のエストロゲンを含むことになり、環境ホルモンの環境への排出が問題になったことがある。
男性の場合はテストステロンを元にエストロゲンが作られて分泌される。その量は更年期の女性と同程度とされる。思春期にテストステロンが増えるのにつれエストロゲン濃度も増加し、ホルモンバランスにより女性化乳房が起こったりすることがある。
植物の中には、エストロゲンと似ている生理作用をもつ物質もある。大豆などに含まれるイソフラボンが代表。イソフラボンは効き目が穏やかで、日常的に摂取しても副作用はないとされる。プエラリア・ミリフィカen:Pueraria mirificaの根茎に含まれるミロエステロールやデオキシミロエステロールは、イソフラボンより作用が強く、豊胸用などのサプリメントとして販売されているが、それだけに副作用の懸念も指摘されている。
植物の中には、エストロゲンと似ている生理作用をもつ物質もある。大豆などに含まれるイソフラボンが代表。イソフラボンは効き目が穏やかで、日常的に摂取しても副作用はないとされる。ただし、摂取のしすぎは、子宮ガンや乳がんのリスクを高めることになるため、厚生省は日常的な食生活のほかにサプリメントなどからイソフラボンを摂取することについて注意を促している。プエラリア・ミリフィカen:Pueraria mirificaの根茎に含まれるミロエステロールやデオキシミロエステロールは、イソフラボンより作用が強く、豊胸用などのサプリメントとして販売されているが、それだけに副作用の懸念も指摘されている。
エタノール(Ethanol)はアルコールのひとつ。慣用名としてエチルアルコール(ethyl alcohol)と呼ばれる。酒類の主成分であるため酒精とも呼ばれる。 数多くあるアルコール類の中でも、最も身近に使われる物質の1つである。
近年は自動車燃料として、世界中で大きく注目を集めている。
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示性式:CH3-CH2-OH
構造式: 
分子量:46.07
一般的なアルコールの性質を持つ。詳細はアルコールの項を参照。
エタノールは、水を始めとする極性溶媒や、炭化水素も含む各種有機溶媒など、ほとんどの溶媒と自由に混和できる。
適当な酸化剤を作用させると、または脱水素反応などを施すとアセトアルデヒドに変わり、さらに強い酸化反応条件下では、酢酸まで酸化される。
飲用エタノールはグルコースの発酵によって得られる。

工業用エタノールは、ニッケルや固体リン酸などを触媒としてエチレンに水を付加させることで得られる。酸触媒下の水和の機構については、求電子剤を参照。

工業的に合成された、エチルアルコール(95%相当品)の2004年度日本国内生産量は302,413t、工業消費量は7tである。
溶剤(有機溶媒)、有機合成原料、消毒剤などとして広く使われている。 用途別の使用量としては、飲用22%・工業用10%・燃料用68%である。(2003年)
飲用(酒類)及び医薬品以外のエタノール(いわゆる工業用アルコール)はほとんどが変性アルコールと呼ばれるもので、これにはエタノールにかなりの量~少量のメタノール等の有毒な物質が混入されている。こうすることによって、酒税の対象からはずし価格を下げることができるのである。したがって酒として販売されているもの以外のアルコールを、「エタノール」と表示されているからと言って、むやみに薄めて飲むなどは極めて危険であり絶対にしてはならない。
近年は、石油の代替燃料として自動車用燃料にも使用されている。既にブラジルでは年間に販売される新車の半数以上がエタノール燃料に対応した車となっているほか、アメリカ合衆国でもエタノールとガソリンの混合燃料に対応した車(フレックス車)の販売が増加している。モータースポーツ分野も例外ではなく、インディ・レーシング・リーグでは2007年より100%エタノール燃料の使用が義務付けられる。(記事 アルコール燃料に詳しい)
消防法 危険物 第4類 アルコール類 危険等級Ⅱ
エチゾラムは旧・吉冨製薬(現・三菱ウェルファーマ)が開発し、商品名デパスとして1983年9月に承認され、1984年3月に発売された。多くのジェネリック医薬品が存在し、今日では海外でもDepas、Sedekopan等の商品名で販売されている(合衆国、カナダでは未認可である)。
いずれの場合にも、年齢、症状により適宜増減する。体内に残存しやすい高齢者は1日1.5mgまでとする。
これら薬剤とは併用すべきではない。
これらの薬剤と併用する場合は、投与量を適宜減量する必要がある。
眠気,注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、自動車や機器の操作運転は従事しない。
また、以下の少数の副作用が報告されている。
| 商品名 | メーカー名 | 型式 | 成分量 | 識別コード | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| デパス (先発品) |
三菱ウェルファーマ | デパス細粒1% | 10mg/g | ||
| デパス錠0.5mg | 0.5mg | Y DP/0.5 | 白色、フィルムコート錠 | ||
| デパス錠1mg | 1.0mg | Y DP/1 | |||
| アロファルム | テイコクメディックス1) | アロファルム錠0.5 | 0.5mg | O.S A0.5 | 白色錠 |
| アロファロム錠1.0 | 1.0mg | O.S A1.0 | |||
| エチカーム | 東和薬品 | エチカーム錠0.5mg | 0.5mg | Tw.ET0.5 | 白色、フィルムコーティング錠 |
| エチカーム錠1mg | 1.0mg | Tw.ET1.0 | |||
| エチセダン | 共和薬品工業 | エチセダン錠0.5mg | 1.0mg | KW 091 0.5 | 白色~淡黄白色、フィルムコート錠 |
| エチセダン錠1mg | 1.0mg | KW 092 1 | |||
| エチゾラム | サンノーバ2) | エチゾラム0.5mg錠「EMEC」 | 0.5mg | EE04 | 白色、口腔内崩壊錠(素錠) |
| エチゾラム1.0mg | 1.0mg | ||||
| エチゾラン | 小林化工 | エチゾラン錠 | 0.5mg | KN 123 0.5mg | 白色、フィルムコート錠 |
| エチドラール | シオノケミカル | エチドラール細粒 | 10mg/g | ||
| エチドラール錠0.5mg | 0.5mg | ETD-0.5 | |||
| エチドラール錠1mg | 1.0mg | ETD-1 | |||
| カプセーフ | 大原薬品工業 | カプセーフ錠0.5mg | 0.5mg | 0.5:OH-51 | 白色、フィルムコート錠 |
| カプセーフ錠1mg | 1.0mg | ||||
| グペリース | ニプロジェネファ | グペリース錠 | 0.5mg | GP0.5:TP-110 | 白色、フィルムコート錠 |
| サイラゼパム | マルコ製薬 | サイラゼパム錠0.5 | 0.5mg | 11R | 白色、フィルムコート錠 |
| セデコパン | 長生堂製薬 | セデコパン細粒 | 10mg/g | 白色細粒剤 | |
| セデコパン錠0.5mg | 0.5g | chSD | 白色、フィルムコート錠 | ||
| セデコパン錠1mg | 1.0mg | chSI | |||
| デゾラム | 大正薬品工業 | デゾラム錠0.5mg | 0.5mg | TYK 201 | 白色、フィルムコート錠 |
| デゾラム錠1mg | 1.0mg | TYK 202 | |||
| デムナット | 鶴原製薬 | デムナット錠0.5mg | 0.5mg | TSU430 | 白色、フィルムコート錠 |
| ノンネルブ | 日新製薬 | ノンネルブ錠0.5 | 0.5mg | NS 193 | 白色、フィルムコート錠 |
| パルギン | 藤永製薬3) | パルギン錠0.5mg | 0.5mg | PG0.5 | 白色、素錠 |
| パルギン錠1mg | 1.0mg | PG1 | |||
| メディピース | メディサ新薬4) | メディピース錠0.5 | 0.5mg | SW 037 SW-038 |
白色、フィルムコート錠 |
| メディピース錠1 | 1.0mg | ||||
| モーズン | 辰巳化学 | モーズン錠0.5mg | 0.5mg | Tu MZ-050 | 白色~微黄色、フィルムコーティング錠 |
エリスロポエチン(erythropoietin;EPO)とは、赤血球の産生を促進するホルモンで、主に腎臓で生成される。165個のアミノ酸から構成されている。 血液中のエリスロポエチンは、貧血、赤血球増加症などの鑑別診断に用いられる。
医薬品としては、エポエチンアルファ(商品名エスポー)、エポエチンベータ(商品名エポジン)といった遺伝子組換えによるエリスポエチン製剤があり、腎性貧血に用いられる。
赤血球の増加効果に着目し、かなり以前から持久力を高める目的で自転車競技やサッカー等のドーピングに使用されているとの指摘がある。しかし元々体内に存在する自然物質でその使用の判別が難しい為、主にヘマトクリット(血液中に占める血球の容積率)の許容値を規定する事でドーピングの規制を行っているケースが多い。
| 分子式 | C809H1301N229O229S5 |
| 分子量 | 18,235,96 |
| 配列構造 |
APPRLICDSRVLERYLLEAKEAENITTGCA EHCSLNENITVPDTKVNFYAWKRMEVGQQA VEVWQGLALLSEAVLRGQALLVNSSQPWEP LQLHVDKAVSGKRSKTTLLRALGAQKEAIS PPDAASAAPLRTITADTFRKLFRVYSMFLR GKLKLYTGEACRTGDR |
エフェドリン(英:Ephedrine)は、鬱血除去薬(特に気管支拡張剤)、または局部麻酔時の低血圧に対処するために使われる交感神経興奮剤で、漢方医学で生薬として用いられる裸子植物のマオウ Ephedra sinica Stapf (麻黄)に由来するアルカロイドである。
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1885年(明治18年)、長井長義がマオウから単離抽出した。マオウは、主要な有効成分としてエフェドリンを含んでいる。マオウ類の他種においても同様にこの成分を含む。
塩酸エフェドリンは、交感神経興奮効果を利用した様々な用途に使われている。現在では、主に感冒薬(風邪薬)を中心として、薬効をよりマイルドとした誘導体である dl-塩酸メチルエフェドリンが、気管支拡張剤として使用されている。
ソーマと呼ばれるヴェーダやゾロアスター教の祭祀用飲料は、古代において原型となったものはマオウ由来ではないかと考証されており、主要成分としてエフェドリンを含んでいた可能性が高い。
エフェドリンは光学活性を示し、2つの不斉炭素を持つ。慣例により、それらの不斉炭素上の立体配置が逆である鏡像異性体をエフェドリン、同じであるものを偽エフェドリン(プソイドエフェドリン、シュードエフェドリン、Pseudoephedorine)と呼んでいる。すなわち、(1R,2R)- および (1S,2S)- エナンチオマーは偽エフェドリン、(1R, 2S)- および (1S, 2R)-エナンチオマーはエフェドリンである。
市場に出荷されるエフェドリンは異性体 (−)-(1R, 2S)-エフェドリンである(Reynolds, 1988)。
他のフェニルエチルアミン類と同様、エフェドリンはメタンフェタミンと化学的にいくぶん類似している。しかし、メタンフェタミンはより強力で、さらなる生物学的薬効を持つ。
エフェドリンの別名には (αR)-α-[(1S)-1-(メチルアミノ)エチル]ベンゼンメタノール、α-[1-(メチルアミノ)エチル]ベンジルアルコール、L-エリスロ-2-(メチルアミノ)-1-フェニルプロパン-1-オールがある。塩酸エフェドリン (C10H15NO・HCl) としては、分子量201.69、融点 218-222 ℃である(添付文書, 2005)。メチル化された誘導体、塩酸メチルエフェドリンの融点は 187-188 ℃である(Budavari, 1996)。
エフェドリンは交感神経刺激アミンである。おもに、交感神経系 (SNS) の一部のアドレナリン受容体に間接的な影響を及ぼす。アゴニストとしてα-及びβ-アドレナリン受容体の活動を弱める間、主としてシナプス前細胞においてノルアドレナリンをシナプス小胞から移動させる。移動させられたノルアドレナリンは、自由にシナプス後細胞の受容体と結合する。
伝統的な漢方薬治療においては、何世紀もの間エフェドリンが喘息と気管支炎に使われてきた(ford, 2001)。
西洋医学においてエフェドリンは、以前は局所の鬱血除去剤、および喘息治療のための気管支拡張剤として幅広く使われてきた。この薬の入手性が困難となり、副作用の徴候が判明し、さらに他の薬が選択肢として登場した後も、この薬はそれらの治療のために使われ続けている(Joint Formulary Committee: JFC, 2004)。
鼻づまりへの適応は、より強力なα-アドレナリン受容体作動薬(例えばオキシメタゾリン oxymetazoline 、商品名ナシビン)に交替された。同様に、喘息への適応は、β2-アドレナリン受容体作動薬(例えばサルブタモール salbutamol 、商品名サルタノール インヘラーなど)にほぼ交替された。
エフェドリンは、脊髄・硬膜外麻酔の低血圧に対処するために使われ続けている(JFC, 2004)。同様に、他の低血圧状態でも使われ、筋肉弛緩剤の過剰摂取、抗アドレナリン作用薬、またはその他の低血圧時の治療に使われる(Bicopoulous, 2002)。また、ナルコレプシーと夜尿症にも適応される。
熱発生を起こす燃焼性の減量薬ECAスタック(en)は、エフェドリン(Ephedrine)、カフェイン(Caffeine)、アスピリン(Aspirin)から成り、食物エネルギーを素早く燃焼させる働きをする。ECAスタック(市販薬には、大部分にアスピリンが含まれていない)は、エネルギーの燃焼効率と機敏さを上げるために、ボディビルダーによって使用されているが、主に副作用の点で問題がある。
エフェドリンは、「エフェドラ」に代表されるダイエット薬にも含まれている。エフェドラを含め、いくつかの痩身補助薬(ダイエット補助薬)は、日本の厚生労働省やアメリカ食品医薬品局(FDA)などの勧告により、いくつかの国では販売が禁止された。エフェドリンとその他の薬を併用した場合の重大な副作用には、高血圧、脳卒中、心筋梗塞を引き起こす危険性がある。
エフェドリンと偽エフェドリンは、メタンフェタミン(覚醒剤の一種、違法ドラッグ常習者に人気がある危険な薬)の原料とすることができる。メトカチノンも同様に、エフェドリンか偽エフェドリンから作り出すことができる。
しかし、エフェドリンはOTC薬の成分の一つでもある。それらの多くは、エフェドリンまたは塩酸エフェドリンそのままではなく、より薬効をマイルドに、かつ違法使用されないような成分とした誘導体( dl-塩酸メチルエフェドリン)を配合している。
逸話的な話として、エフェドリンはカフェインよりも勉強の効率を高めるということが示唆された。一部の学生とホワイトカラーはこの効果を期待し、また一部のプロスポーツ選手や重量挙げ選手と同様にエフェドリン(または麻黄を含むハーブ補助食品)を使った。薬物検査が大会前に実施されることからも分かるとおり、スポーツ選手が練習中に薬物を使用することがしばしば見られる。そういった用途へのエフェドリンの乱用は、精神依存や、選手の熱中症による死亡、繰り返し報告される重量挙げ選手の大動脈瘤による死亡と共に問題となっている。
フェニルエチルアミンとして、エフェドリンはアンフェタミンに類似した化学構造を持つ。違法ドラッグ製造者がメタンフェタミンを生成する際には、エフェドリンを前駆物質として使用する。エフェドリンをメタンフェタミンにする際の最も一般的な化学反応はバーチ還元で、反応の際に無水アンモニア、リチウム、エフェドリンを使用する。次に一般的な化学反応としては、赤リン、ヨウ素、エフェドリンを使用する。
コデインまたはメチルモルヒネは局所麻酔、鎮咳、および下痢止めの作用を持つオピオイドである。塩である硫酸コデインもしくはリン酸コデインとして商品化されている。
コデインはアヘン中のアルカロイドとして0.7から2.5%の濃度で含まれる。コデインはアヘンから得られるにもかかわらず、合衆国内で使用されているコデインはモルヒネをO-メチル化して合成されている。
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許可されている使用法は次の通りである:
コデインはしばしばアセトアミノフェン、アスピリン、イブプロフェンと共に調合されて商品化される。これらの組み合わせはそれぞれ単体で使用されるよりも強い効果を示す。
日本では低濃度のコデインが含まれる医薬品は処方せんなしで入手する事が可能であるが、単体のコデインは指定医薬品であるため購入は医師の処方せんによるものでなければならない。
コデインはアメリカ合衆国では規制薬物法(Controlled Substances Act)で規制されている。コデインを単独で含む鎮痛剤はSchedule II規制薬物である。アスピリンもしくはアセトアミノフェンとの組み合わせではSchedule IIIである。コデインはアメリカ合衆国外では液体鎮咳剤の形で非処方せん医薬品(Schedule V)として入手可能である。国際的にはコデインは麻薬に関する単一条約でSchedule II薬物と指定されている。
イギリスでは、コデインはMisuse of Drugs ActでClass B薬物に指定されている。
オーストラリアとカナダでは、コデインは規制されているが、許可された薬剤師による最大15mg/錠での調合による入手が処方せんなしで可能である。
コデインは生体内で主要な鎮痛有効成分であるモルヒネに代謝されることからプロドラッグとして扱われる。しかし、コデインのおよそ10%のみが変換されることから、モルヒネよりも作用が弱い。また、モルヒネよりも依存性が弱い。
論理的には30mgのモルヒネ(経口)と同じ鎮痛作用を期待するには、約200mgのコデイン(経口)の投与が必要である(Rossi, 2004)。しかし実際には1回60mg、24時間につき240mg以上は投与されない。これは投与量を多くしても効果は投与量に比例して大きくならないからである。
コデインからモルヒネの変換はチトクロームP450酵素のCYP2D6を触媒として肝臓で行われる。約6~10%のカフカス人種は殆ど機能しないCYP2D6を持っており、コデインは鎮痛効果をほとんど持たない。しかし、ほとんどの副作用は依然として起こる。また医薬品によってはCYP2D6を阻害しコデインの有効性を損なったり失わせたりする。最も悪名高い薬物として、セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)、たとえばフルオキセチン(プロザック)やシタロプラム(セレキサ)がある。
コデインそのものはμ-オピオイド受容体に弱い親和力を示す。主要な鎮痛作用はμ-オピオイド受容体へのモルヒネの親和性による。しかし他の作用または副作用は他のオピオイド受容体への作用による。
一般的な副作用は次の通りである: 掻痒感、吐き気、嘔吐、眠気、口内乾燥感、瞳孔縮小、起立性低血圧、排尿障害、便秘。(Rossi, 2004)
ほとんどの副作用への耐性、および作用への耐性は長期連用と共に形成する。これは作用または副作用毎に形成される速度は異なる。たとえば便秘を含む作用への耐性形成は、遅い。
潜在的に深刻な副作用は他のオピオイドと同様に呼吸抑制である。この抑制は用量依存であり、この呼吸抑制が過量服用時に深刻な結果をもたらす。
コデインはしばしば乱用される事があり、これは入手の容易性によるものと推定される。しかしコデインを過量に服用し続けると、薬物依存に陥る。
コンドロイチン硫酸(コンドロイチンりゅうさん, chondroitin sulfate)は、動物体内にみられるグリコサミノグリカン(ムコ多糖)の一種。通常、コアタンパク質と呼ばれる核となるタンパク質に共有結合したプロテオグリカンとして存在する。特に軟骨の細胞外マトリックスにアグリカンと呼ばれるプロテオグリカンとして多く存在するが、皮膚などの結合組織、脳などあらゆる組織に広くみられる。
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D-グルクロン酸 (GlcA) と N-アセチル-D-ガラクトサミン (GalNAc) の2糖が反復する糖鎖に、硫酸が結合した構造を持つ。この「GlcA-GalNAc」2糖単位の中で硫酸基の付加やエピ化(GlcA からイズロン酸)で構造の著しい多様性がある。生体内に見られる長いコンドロイチン硫酸鎖には、一本の鎖で均一にすべての2糖単位が同じ構造(例:コンドロイチン6硫酸構造)をしているというものはほとんど存在しないといってもよい。このことは、多くの生化学や細胞生物学の教科書において誤解を与える記述がなされており注意を要する。
硫酸基の位置は、GalNAc の4位に硫酸がついたコンドロイチン4硫酸(コンドロイチン硫酸Aともいう)、コンドロイチン硫酸6硫酸(コンドロイチン硫酸C)が主なものである。GalNAc 4位の硫酸化がみられるデルマタン硫酸(dermatan sulfate、コンドロイチン硫酸B)は、コンドロイチン硫酸の GlcA がエピ化し、イズロン酸となっている。コンドロイチン硫酸の中には、4位、6位の両方が硫酸化されたコンドロイチン硫酸Eや、グルクロン酸やイズロン酸の水酸基が硫酸化されたoversulfatedな構造もしばしばみられる。これらの構造の変化や存在比は、プロテオグリカンの種類、動物種、組織、発生段階、病気によって違ってくる。例えば、哺乳類の皮膚にはデコリンと呼ばれるプロテオグリカンにデルマタン硫酸構造が豊富に見られる。哺乳類マスト細胞には、コンドロイチン硫酸Eが多く存在する。サメの軟骨には、グルクロン酸の2位に硫酸基が付加したコンドロイチン6硫酸(コンドロイチン硫酸D)が多い。また線虫には、硫酸化されていないコンドロイチンがみられる。コンドロイチンは、ある種の細菌によっても合成されている。
コンドロイチン硫酸のコアタンパク質への付加は、キシロース、ガラクトースを含む構造をしている。
コンドロイチン硫酸のほとんどは、プロテオグリカンとして細胞外マトリックスや細胞表面に存在している。その機能で代表的なものは、軟骨のコンドロイチン硫酸である。軟骨のコンドロイチン硫酸の多くは、アグリカンというプロテオグリカンとして存在し、ヒアルロン酸、リンクタンパク質とともに超高分子複合体を形成している。この複合体は、軟骨特有なII型コラーゲンとともに、軟骨の細胞外マトリックスを形成し、軟骨の持つクッション作用に重要な役割をしている。皮膚に多く存在するデコリンは、コラーゲン繊維に結合し細胞外マトリックス形成の調節を行う。その他の組織のコンドロイチン硫酸もプロテオグリカンとして、多くは細胞外マトリックスの形成に関与し、細胞接着、移動、分化、増殖など細胞形質の制御を行っていると考えられている。脳においては、神経線維の再生を阻害する因子のひとつとして知られるほか、神経細胞の回りを取り巻く構造であるperineuronal netの主要成分として脳機能の可塑性に関与するとされる。やや特殊な機能をするコンドロイチン硫酸としては、マスト細胞やナチュラルキラー細胞の細胞内顆粒に存在するものなどもある。
医薬品としてはコンドロイチン硫酸ナトリウムが以下のように用いられる。
また、健康食品に配合されることもある。グルコサミンを配合したサプリメントは、関節の健康によいとされる。
グライコフォーラム
コルヒチン(colchicine)はユリ科のイヌサフラン Colchicum autumnale の種子や球根に含まれるアルカロイドである。化学式はC22H25NO6。リウマチや痛風の治療に用いられてきたが、毒性も強く下痢や嘔吐などの副作用を伴う。現在は主に痛風に用いられる。また種なしスイカの作出にも用いられる。
イヌサフランは古代ギリシア・ローマの医者ディオスコリデスPedanios Dioscorides(40~90頃)の『薬物誌』において痛風に効くと記載されている。その有効成分であるコルヒチンは1820年にフランスの化学者P.S. PeletierとJ. Caventonによって初めて分離され、のちにアルカロイドの構造が明らかにされた。
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微小管の主要蛋白質であるチューブリンに結合して脱重合させ細胞骨格の機能を阻害する。細胞分裂を阻害するほかに、好中球の活動を阻害し抗炎症作用をもたらす。痛風における疼痛抑制と抗炎症効果はこれ