アコニチン (Aco
アコニチン (Aconitine) とはトリカブトに含まれる毒成分。猛毒で毒薬(アコニチンを含む生薬は劇薬)扱い。化学式はC34H47NO11。分子量645.75。CAS登録番号は302-27-2。
アルカロイドの一種で、呼吸困難、心臓発作を引き起こす。致死量は2-5mg。古来、狩猟用の毒矢の毒として使われてきた。
しかし適量を使用すれば、漢方薬となり強心剤として使われる。
アコニチン (Aconitine) とはトリカブトに含まれる毒成分。猛毒で毒薬(アコニチンを含む生薬は劇薬)扱い。化学式はC34H47NO11。分子量645.75。CAS登録番号は302-27-2。
アルカロイドの一種で、呼吸困難、心臓発作を引き起こす。致死量は2-5mg。古来、狩猟用の毒矢の毒として使われてきた。
しかし適量を使用すれば、漢方薬となり強心剤として使われる。
アスピリン(Aspirin)とは、代表的な消炎鎮痛剤の一つで非ステロイド性抗炎症薬の代名詞とも言うべき薬剤。
ドイツのバイエル社が、一般名アセチルサリチル酸に対し付けた名前である。日本薬局方では、アスピリンが正式名称になっている。消炎、解熱、鎮痛作用や抗血小板作用を持つ。
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ヒポクラテスの時代には柳の木が解熱、鎮痛作用を持つ事が知られていた。
19世紀には柳の木からサリチル酸が分離された。その後、アスピリンの出現まではサリチル酸が解熱鎮痛薬として用いられた。しかし、サリチル酸には強い胃腸障害があった。1897年ドイツの化学会社バイエル社のフェリックス・ホフマンによりサリチル酸をアセチル化することで副作用の少ないアセチルサリチル酸が合成された。アスピリンは世界で初めて合成された医薬品である。1899年3月6日にバイエル社によってアスピリンは商標登録された。しかし、第一次世界大戦のドイツの敗戦で(大日本帝国を含む)連合国に商標は取り上げられた。
アスピリンはシクロオキシゲナーゼ活性を阻害することでプロスタグランジンの産生を抑制する。炎症、発熱作用を持つプロスタグランジンが抑制される事で抗炎症作用、解熱作用を発現する。このときの用量は 330 mg 1日3回である。また、シクロオキシゲナーゼは血小板の作用に関係するトロンボキサンの合成にも関与している。アスピリンはトロンボキサン作用も抑制するため、抗血小板作用も有し、81-100 mg 1日1回の投与を抗血小板剤として行う事がある。
プロスタグランジンを発見しアスピリンの抗炎症作用のメカニズムを解明した薬理学者のジョン・ベイン(英国)、ベンクト・サムエルソン(スウェーデン)、スーネ・ベルクストローム(スウェーデン)の3人は1982年にノーベル医学生理学賞を受賞した。
胃障害が生じる可能性がある。イオン補足により胃細胞に取り込まれたアスピリンがプロスタグランジン生産を抑制し、結果胃酸分泌制御・胃粘膜保護も同時に抑制されるためである。また気管支喘息の素因を持つと気管支喘息の発作が誘発されることがあり、アスピリン喘息と呼ばれる喘息を生じ得る。風邪(特にインフルエンザや水痘)に感染した小児が使用すると、ライ症候群を起こすことがある。肝障害を伴った重篤な脳障害で死に至る危険があり、小児は服用するべきでない。小児の解熱鎮痛薬としては、アセトアミノフェンなどがある。
Charles C. Mann(原著), Mark L. Plummer(原著), 『アスピリン企業戦争―薬の王様100年の軌跡』平沢 正夫 (翻訳),ダイヤモンド社 ; ISBN 4-47-886009-2
アセチルコリン(Acetylcholine,ACh)は神経伝達物質であり、副交感神経や運動神経の末端から放出され、神経刺激をある種のシナプスを通して伝える役目を果たしている。コリンの酢酸エステル化合物。化学式は CH3COOCH2CH2N+(CH3)3。骨格筋や心筋、内臓筋の筋繊維のアセチルコリンの受容体に結合すると収縮を促進する。自律神経の内、副交感神経を刺激し、脈拍を遅くし、唾液の産生を促す活性がある。1914年にヘンリー・H・デイルによって発見され、オットー・レーヴィによって神経伝達物質であることが明らかにされた。彼らはこの業績により1936年にノーベル生理学・医学賞を受賞している。
アセチルコリンは酵素コリンアセチルトランスフェラーゼ(ChAT)によってコリンとアセチルCoAから作られる。有機水銀はスルフヒドリル基と親和性が高く、これによりこの酵素の機能が阻害され、アセチルコリン濃度が低下し、運動障害を生じさせる。
通常、アセチルコリンは、酵素アセチルコリンエステラーゼ(AChE)の作用でコリンと酢酸に分解することで、作用した後すぐに除去される。この酵素を阻害する神経ガスは筋収縮、分泌腺、中枢神経系の亢進を持続させる。一部の殺虫剤にはこの酵素を阻害する物質が含まれている。一方、脳内のアセチルコリンの不足はアルツハイマー病と関連があるとされ、アセチルコリンエステラーゼの阻害剤が治療薬として用いられている。
ボツリヌス毒素はアセチルコリンの放出を阻害する作用がある。
アセチルコリンの受容体は、ニコチン性アセチルコリン受容体、ムスカリン性アセチルコリン受容体に大別され、それぞれニコチン(少量の場合)、ムスカリンを投与したときに作用する。逆にアトロピンやスコポラミンはムスカリン性アセチルコリン受容体を阻害する作用(抗ムスカリン作用)がある。
アクリノール(Acrinol)、化学名乳酸6,9-ジアミノ-2-エトキシアクリジン一水和物(2-Ethoxy-6,9-diaminoacridine monolactate monohydrate)は、分子式C15H15N3O・C3H6O3・H2Oで表される殺菌消毒薬の一つ。別名エトジン(Ethodin)。分子量361.39。CAS登録番号は1837-57-6。融点243℃の黄色の結晶性粉末で、水、エタノールにわずかに溶ける。
アクリノールは、0.05~0.2%の水溶液が殺菌消毒薬として利用される。しばしば市販の絆創膏やガーゼに黄色い消毒薬が染みこんでいるものが見かけられるが、この消毒薬がアクリノールである。グラム陽性菌、陰性菌いずれにも有効で、ウェルシュ菌、ブドウ球菌、淋菌、連鎖球菌に対し特に活性が高い。生体組織に対する刺激性は極めて低い。また、血清、タンパク質の存在下においても殺菌力が保たれる。作用機序は、生体内でイオン化し、その陽イオン部分が細胞の呼吸酵素を阻害することにより殺菌する。
食品医薬品局(しょくひんいやくひんきょく、FDA; Food and Drug Administration)は、食品や医薬品、さらに化粧品、医療機器、動物薬など消費者が通常の生活を行うに当たって接する機会のある製品について、その許可や違反品の取締りなどの行政を専門的に行うアメリカ合衆国の政府機関である。 日本の厚生労働省に当たるHHS (Department of Health and Human Services; 保健社会福祉省) に属する一機関である。
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FDAは現在(2005.1.15)は米国「保険・福祉省」(Department of Health and Human Services; DHHS)に属する連邦政府機関であり、下記の6つのセンターと2つの事務局によって構成されている。FDAは組織の改変が非常に頻繁に行われて来ており、ここで現在と但し書きをしておくことは重要である。
ワクチン、細胞置換療法(輸血)や動物由来組織片移植などの生物学的製剤が市場に出る前の門番の役割を果たしているのがこのCBERに当たる。
NCTRの使命は、FDAが自らの管轄下にあるような製品について、何らかの基準を設けるために必要であるような、または将来的に必要となるであろう科学的な研究成果を相互的評価(peer-review)の下で演出することである。これには毒性の生理学的メカニズムを解明することを目的とするような基礎研究、応用研究が含まれる。これらの研究は毒性の発現に関する重要な生物学的知見や、人に関する暴露・感受性・リスクの評価の方法の発展を目指したものとなる。
ロサルタン(商品名:ニューロタン)、バルサルタン(商品名:ディオバン)、カンデサルタンシレキセチル(商品名:ブロプレス)、テルミサルタン(商品名:ミカルディス)、オルメサルタン メドキソミル(商品名:オルメテック)などがある。
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AIIはレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系と呼ばれる生体メカニズムの中で産生されるホルモン様物質でアンジオテンシンⅠが活性化した物質である。AⅡの働きとして下記のような働きがある。
AⅡ受容体はAT1とAT2の二つがあり、AⅡの大部分はAT1に結合して上記のような作用を発現する。AⅡ拮抗薬はこのAT1受容体を直接阻害して降圧作用を示す。同じようにアンジオテンシン系の降圧剤としてACE阻害薬がある。
※なお、日本国外における国内承認薬のその他の適応症として
などがある。
アレグラ(Allegra)とは、アメリカのサノフィ・アベンティス※が創製した、アレルギー性疾患治療剤である。
一般名は塩酸フェキソフェナジン(Fexofenadine)。
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同薬効のトリルダン錠の実質上の後継としてアメリカでは1996年から、日本では2000年から日本法人から発売されている。
日本では一錠中に塩酸フェキソフェナジンを60mg含有するアレグラ錠のみが発売されており、当該薬剤は指定医薬品・処方せん医薬品である。 アレグラは、同社の主力商品の一つであり、クラリチン(2002年日本発売)やジルテック(1998年日本発売)などと並び、世界で最も消費されている第二世代抗ヒスタミン薬の一つである。
アレグラは、アレルギー性鼻炎(→花粉症)・蕁麻疹・皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、アトピー性皮膚炎)に伴うそう痒に対し、その効能・効果が認められている。
副作用として眠気があらわれることが少なく、眠気の発現頻度がプラセボと比較しても有意な差が認められない点である。日本で承認されている抗ヒスタミン薬のうち、添付文書の重要な基本的注意の箇所に眠気を催すことがある旨のないものは、現在のところアレグラとクラリチンに限られている。
テルフェナジン(後項)由来の心毒性は無くなったが、テルフェナジンと同様に薬物代謝酵素が競合する薬剤(一部の抗生剤など)を服用した場合、肝障害が起きる可能性が否定できないので併用薬に注意する医師・薬剤師もいる。(この製品に併用禁忌薬はない)
また、大衆薬の殆どの胃薬に制酸剤として含まれる水酸化マグネシウム・同アルミニウムや、グレープフルーツジュース類などと同時に服用すると、アレグラの成分が減弱されるので、時間を空けて服用するのが望ましいとされる。
(実際の服用には医師・薬剤師の指示に従うこと。)
2000年の日本発売時より、ハクション大魔王を広告キャラクターにし、壺の置時計やボックスティシュ、患者向けのアレルギー解説本などの販促物に登場している。
アレグラと同じ前々身のマリオン・メレル・ダウ社から、セルダン(一般名;テルフェナジン)という製剤が発売されていた。
日本ではトリルダン錠の名称で1990年1月から発売された。
テルフェナジンは服用後、毒性の少ないカルボン酸型代謝物フェキソフェナジンに肝臓で代謝・変換されて血液中を循環し効果を発揮する。
しかし、テルフェナジンは心臓に対する毒性を有し、肝障害が有ったり、テルフェナジンと肝臓の代謝酵素が競合する薬剤を服用してフェキソフェナジンに変換される過程で肝臓の代謝が阻害されるなどした場合、 テルフェナジンの未変化体が高濃度(強い毒性)のまま血液中を循環する事になるため、心室性不整脈や重篤なQT延長から不整脈を引き起こすことが有った。
その内、心停止や死亡した患者が現れたため、日本では1995年に添付文書に警告欄を設け、1997年に緊急安全性情報を出した。
なお、抗アレルギー剤で緊急安全性情報発出は異例で、報道では「花粉症治療薬で不整脈」などと報じられた。
その後、市民団体薬害オンブズパースン会議が当時の販売会社(ヘキスト・マリオン・ルセル株式会社)と厚生省に気管支喘息の適応取消や慎重投与の徹底を求める申請書を提出している。
(日本での適応症は現在のアレグラに気管支喘息を足したものであり、気管支喘息を適応としているのは日本だけであった。)
これ以降、肝障害や他の薬剤を服用している等のハイリスク患者や小児・気管支喘息患者への投与は(売上が減少したため)大幅に減少したと推測される。
一方、アメリカのヘキスト・マリオン・ルセル社はテルフェナジンのカルボン酸型代謝物そのものを製剤化したフェキソフェナジンを開発。1996年からアレグラの発売を開始したため、1997年にFDAからテルフェナジンの承認取り下げの提案を受け、1998年にはアメリカでの発売を中止する。 日本では1996年頃からアレグラの第1相臨床試験を開始。ブリッジング(海外の臨床試験データを承認申請に使う手法)によって国内の第3相臨床試験を実施せずに2000年9月に当時の厚生省から製造承認を得て、同年11月に発売を開始した。
アレグラが発売されたため、日本でも翌2001年にトリルダンの発売を中止した。
アトロピン (atropine) は、ヒヨスチアミンのラセミ体であり、化学式 C17H23NO3、分子量 289.37 のアルカロイド。主にナス科の植物に含まれる。CAS登録番号は 51-55-8。
抗コリン作用を有する薬物である。具体的には、ムスカリン性アセチルコリン受容体を競合的に阻害することにより、副交感神経の作用を抑制し、 胃腸管の運動抑制、心拍数の増大などの作用がある。また、有機リン剤中毒等の治療にも用いられる。地下鉄サリン事件の治療にも用いられた。
医薬品としては硫酸アトロピンとして用いられる。硫酸アトロピンは無色の結晶または白色の結晶性の粉末で、においはない。酢酸、エタノールに極めて溶けやすく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。融点:188℃~194℃(分解)。
アトロピンは天然ではl-ヒヨスチアミンとして存在する。他の抗コリンアルカロイド同様、主にナス科の植物に含まれる。
などを食べると食中毒になる。
アナフラニール (Anafranil) とは、三環系抗うつ薬の1種でアルフレッサファーマで製造されている。塩酸クロミプラミンを主成分とし、うつ病・うつ状態、夜尿症の治療薬に使用される。
アヘンチンキ(laudanum)はケシの未熟果実を傷つけて得られる乳液からつくられるチンキ剤。
アヘンチンキ100mlはアヘン末35gとエタノールから成り、モルヒネを1v/w%含む。 鎮痛・鎮痙剤、鎮静剤、止瀉薬、鎮咳薬として用いられる。
最初に医療用にアヘンチンキをつかったのはイギリス人の内科医トマス・シドナスといわれる。
日本では麻薬及び向精神薬取締法によって、製造、輸入、譲渡、廃棄など厳しく規制されている。
ケタミンはフェンサイクリジン系麻酔薬のひとつで、三共エール薬品から塩酸塩としてケタラール®の名で販売されている医薬品。解離性麻酔薬(大脳皮質などを抑制し、大脳辺縁系に選択的作用を示す)のひとつ。静注用・筋注用として提供されている。2005年12月13日、厚生労働省からの麻薬指定が決定した。
特に獣医師の間では「常備薬」になっており、麻薬及び向精神薬取締法に基づく取り締まり開始後は動物用ケタミンの製造が中止される可能性が高いことから、今後去勢・避妊をはじめとした動物の手術の料金に影響が出そうである。
(RS)-2-(2-クロロフェニル)-2-メチルアミノシクロヘキサノン 塩酸塩。化学式でC13H16ClNO・HClと表される。分子量は274.19。CAS登録番号は6740-88-1。
常温常圧においては固体で、白い粉末状の物質。融点は266度で、不燃性である。ギ酸に非常に解けやすく、水やメタノールにも解けやすい特性を示す。また、無水酢酸やジエチルエーテルには殆ど解けない。pHは3.5~5.5で、水溶液は酸性。
解離性麻酔薬の副作用として悪夢を引き起こすことが多いことが知られているが、呼吸抑制作用が弱く、患者は麻酔中でも自発呼吸を行うことが可能。ただし、大量では呼吸抑制が現れる。
カテコラミン遊離作用があるため、交感神経を刺激し、気管支拡張作用・昇圧作用を示す。そのため気管支喘息を持つ患者にも比較的安全に使用できるが、脳血管障害、虚血性心疾患、高血圧の患者には禁忌。
嘔吐中枢の化学物質引き金帯を刺激し、嘔吐を誘発する。
内臓に対する効果よりも体の浅層における麻酔効果が高く、麻酔から覚醒した後も鎮痛作用は持続している。
代謝による半減期はおよそ3時間。
不正に密輸入され若者の間での乱用が問題となり、厚生労働省はケタミンを麻薬及び向精神薬取締法に基づく「麻薬」に指定することを決めた。
エストロゲン(英Estrogen)は、ステロイドの一つ。
一般に卵胞ホルモン、または女性ホルモンとも呼ばれる。
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一般に以下の3種類が知られている。
卵巣、胎盤で作られ、思春期以降分泌が増加し、プロゲステロンとともに月経周期に応じて濃度が変化する。女性の性活動、二次性徴を促進する働きがある。更年期以降は分泌が減少する。女性の尿には、大量のエストロゲンが含まれるため、下水処理水も多量のエストロゲンを含むことになり、環境ホルモンの環境への排出が問題になったことがある。
男性の場合はテストステロンを元にエストロゲンが作られて分泌される。その量は更年期の女性と同程度とされる。思春期にテストステロンが増えるのにつれエストロゲン濃度も増加し、ホルモンバランスにより女性化乳房が起こったりすることがある。
植物の中には、エストロゲンと似ている生理作用をもつ物質もある。大豆などに含まれるイソフラボンが代表。イソフラボンは効き目が穏やかで、日常的に摂取しても副作用はないとされる。プエラリア・ミリフィカen:Pueraria mirificaの根茎に含まれるミロエステロールやデオキシミロエステロールは、イソフラボンより作用が強く、豊胸用などのサプリメントとして販売されているが、それだけに副作用の懸念も指摘されている。
植物の中には、エストロゲンと似ている生理作用をもつ物質もある。大豆などに含まれるイソフラボンが代表。イソフラボンは効き目が穏やかで、日常的に摂取しても副作用はないとされる。ただし、摂取のしすぎは、子宮ガンや乳がんのリスクを高めることになるため、厚生省は日常的な食生活のほかにサプリメントなどからイソフラボンを摂取することについて注意を促している。プエラリア・ミリフィカen:Pueraria mirificaの根茎に含まれるミロエステロールやデオキシミロエステロールは、イソフラボンより作用が強く、豊胸用などのサプリメントとして販売されているが、それだけに副作用の懸念も指摘されている。
エタノール(Ethanol)はアルコールのひとつ。慣用名としてエチルアルコール(ethyl alcohol)と呼ばれる。酒類の主成分であるため酒精とも呼ばれる。 数多くあるアルコール類の中でも、最も身近に使われる物質の1つである。
近年は自動車燃料として、世界中で大きく注目を集めている。
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示性式:CH3-CH2-OH
構造式: 
分子量:46.07
一般的なアルコールの性質を持つ。詳細はアルコールの項を参照。
エタノールは、水を始めとする極性溶媒や、炭化水素も含む各種有機溶媒など、ほとんどの溶媒と自由に混和できる。
適当な酸化剤を作用させると、または脱水素反応などを施すとアセトアルデヒドに変わり、さらに強い酸化反応条件下では、酢酸まで酸化される。
飲用エタノールはグルコースの発酵によって得られる。

工業用エタノールは、ニッケルや固体リン酸などを触媒としてエチレンに水を付加させることで得られる。酸触媒下の水和の機構については、求電子剤を参照。

工業的に合成された、エチルアルコール(95%相当品)の2004年度日本国内生産量は302,413t、工業消費量は7tである。
溶剤(有機溶媒)、有機合成原料、消毒剤などとして広く使われている。 用途別の使用量としては、飲用22%・工業用10%・燃料用68%である。(2003年)
飲用(酒類)及び医薬品以外のエタノール(いわゆる工業用アルコール)はほとんどが変性アルコールと呼ばれるもので、これにはエタノールにかなりの量~少量のメタノール等の有毒な物質が混入されている。こうすることによって、酒税の対象からはずし価格を下げることができるのである。したがって酒として販売されているもの以外のアルコールを、「エタノール」と表示されているからと言って、むやみに薄めて飲むなどは極めて危険であり絶対にしてはならない。
近年は、石油の代替燃料として自動車用燃料にも使用されている。既にブラジルでは年間に販売される新車の半数以上がエタノール燃料に対応した車となっているほか、アメリカ合衆国でもエタノールとガソリンの混合燃料に対応した車(フレックス車)の販売が増加している。モータースポーツ分野も例外ではなく、インディ・レーシング・リーグでは2007年より100%エタノール燃料の使用が義務付けられる。(記事 アルコール燃料に詳しい)
消防法 危険物 第4類 アルコール類 危険等級Ⅱ
エチゾラムは旧・吉冨製薬(現・三菱ウェルファーマ)が開発し、商品名デパスとして1983年9月に承認され、1984年3月に発売された。多くのジェネリック医薬品が存在し、今日では海外でもDepas、Sedekopan等の商品名で販売されている(合衆国、カナダでは未認可である)。
いずれの場合にも、年齢、症状により適宜増減する。体内に残存しやすい高齢者は1日1.5mgまでとする。
これら薬剤とは併用すべきではない。
これらの薬剤と併用する場合は、投与量を適宜減量する必要がある。
眠気,注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、自動車や機器の操作運転は従事しない。
また、以下の少数の副作用が報告されている。
| 商品名 | メーカー名 | 型式 | 成分量 | 識別コード | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| デパス (先発品) |
三菱ウェルファーマ | デパス細粒1% | 10mg/g | ||
| デパス錠0.5mg | 0.5mg | Y DP/0.5 | 白色、フィルムコート錠 | ||
| デパス錠1mg | 1.0mg | Y DP/1 | |||
| アロファルム | テイコクメディックス1) | アロファルム錠0.5 | 0.5mg | O.S A0.5 | 白色錠 |
| アロファロム錠1.0 | 1.0mg | O.S A1.0 | |||
| エチカーム | 東和薬品 | エチカーム錠0.5mg | 0.5mg | Tw.ET0.5 | 白色、フィルムコーティング錠 |
| エチカーム錠1mg | 1.0mg | Tw.ET1.0 | |||
| エチセダン | 共和薬品工業 | エチセダン錠0.5mg | 1.0mg | KW 091 0.5 | 白色~淡黄白色、フィルムコート錠 |
| エチセダン錠1mg | 1.0mg | KW 092 1 | |||
| エチゾラム | サンノーバ2) | エチゾラム0.5mg錠「EMEC」 | 0.5mg | EE04 | 白色、口腔内崩壊錠(素錠) |
| エチゾラム1.0mg | 1.0mg | ||||
| エチゾラン | 小林化工 | エチゾラン錠 | 0.5mg | KN 123 0.5mg | 白色、フィルムコート錠 |
| エチドラール | シオノケミカル | エチドラール細粒 | 10mg/g | ||
| エチドラール錠0.5mg | 0.5mg | ETD-0.5 | |||
| エチドラール錠1mg | 1.0mg | ETD-1 | |||
| カプセーフ | 大原薬品工業 | カプセーフ錠0.5mg | 0.5mg | 0.5:OH-51 | 白色、フィルムコート錠 |
| カプセーフ錠1mg | 1.0mg | ||||
| グペリース | ニプロジェネファ | グペリース錠 | 0.5mg | GP0.5:TP-110 | 白色、フィルムコート錠 |
| サイラゼパム | マルコ製薬 | サイラゼパム錠0.5 | 0.5mg | 11R | 白色、フィルムコート錠 |
| セデコパン | 長生堂製薬 | セデコパン細粒 | 10mg/g | 白色細粒剤 | |
| セデコパン錠0.5mg | 0.5g | chSD | 白色、フィルムコート錠 | ||
| セデコパン錠1mg | 1.0mg | chSI | |||
| デゾラム | 大正薬品工業 | デゾラム錠0.5mg | 0.5mg | TYK 201 | 白色、フィルムコート錠 |
| デゾラム錠1mg | 1.0mg | TYK 202 | |||
| デムナット | 鶴原製薬 | デムナット錠0.5mg | 0.5mg | TSU430 | 白色、フィルムコート錠 |
| ノンネルブ | 日新製薬 | ノンネルブ錠0.5 | 0.5mg | NS 193 | 白色、フィルムコート錠 |
| パルギン | 藤永製薬3) | パルギン錠0.5mg | 0.5mg | PG0.5 | 白色、素錠 |
| パルギン錠1mg | 1.0mg | PG1 | |||
| メディピース | メディサ新薬4) | メディピース錠0.5 | 0.5mg | SW 037 SW-038 |
白色、フィルムコート錠 |
| メディピース錠1 | 1.0mg | ||||
| モーズン | 辰巳化学 | モーズン錠0.5mg | 0.5mg | Tu MZ-050 | 白色~微黄色、フィルムコーティング錠 |
エリスロポエチン(erythropoietin;EPO)とは、赤血球の産生を促進するホルモンで、主に腎臓で生成される。165個のアミノ酸から構成されている。 血液中のエリスロポエチンは、貧血、赤血球増加症などの鑑別診断に用いられる。
医薬品としては、エポエチンアルファ(商品名エスポー)、エポエチンベータ(商品名エポジン)といった遺伝子組換えによるエリスポエチン製剤があり、腎性貧血に用いられる。
赤血球の増加効果に着目し、かなり以前から持久力を高める目的で自転車競技やサッカー等のドーピングに使用されているとの指摘がある。しかし元々体内に存在する自然物質でその使用の判別が難しい為、主にヘマトクリット(血液中に占める血球の容積率)の許容値を規定する事でドーピングの規制を行っているケースが多い。
| 分子式 | C809H1301N229O229S5 |
| 分子量 | 18,235,96 |
| 配列構造 |
APPRLICDSRVLERYLLEAKEAENITTGCA EHCSLNENITVPDTKVNFYAWKRMEVGQQA VEVWQGLALLSEAVLRGQALLVNSSQPWEP LQLHVDKAVSGKRSKTTLLRALGAQKEAIS PPDAASAAPLRTITADTFRKLFRVYSMFLR GKLKLYTGEACRTGDR |
エフェドリン(英:Ephedrine)は、鬱血除去薬(特に気管支拡張剤)、または局部麻酔時の低血圧に対処するために使われる交感神経興奮剤で、漢方医学で生薬として用いられる裸子植物のマオウ Ephedra sinica Stapf (麻黄)に由来するアルカロイドである。
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1885年(明治18年)、長井長義がマオウから単離抽出した。マオウは、主要な有効成分としてエフェドリンを含んでいる。マオウ類の他種においても同様にこの成分を含む。
塩酸エフェドリンは、交感神経興奮効果を利用した様々な用途に使われている。現在では、主に感冒薬(風邪薬)を中心として、薬効をよりマイルドとした誘導体である dl-塩酸メチルエフェドリンが、気管支拡張剤として使用されている。
ソーマと呼ばれるヴェーダやゾロアスター教の祭祀用飲料は、古代において原型となったものはマオウ由来ではないかと考証されており、主要成分としてエフェドリンを含んでいた可能性が高い。
エフェドリンは光学活性を示し、2つの不斉炭素を持つ。慣例により、それらの不斉炭素上の立体配置が逆である鏡像異性体をエフェドリン、同じであるものを偽エフェドリン(プソイドエフェドリン、シュードエフェドリン、Pseudoephedorine)と呼んでいる。すなわち、(1R,2R)- および (1S,2S)- エナンチオマーは偽エフェドリン、(1R, 2S)- および (1S, 2R)-エナンチオマーはエフェドリンである。
市場に出荷されるエフェドリンは異性体 (−)-(1R, 2S)-エフェドリンである(Reynolds, 1988)。
他のフェニルエチルアミン類と同様、エフェドリンはメタンフェタミンと化学的にいくぶん類似している。しかし、メタンフェタミンはより強力で、さらなる生物学的薬効を持つ。
エフェドリンの別名には (αR)-α-[(1S)-1-(メチルアミノ)エチル]ベンゼンメタノール、α-[1-(メチルアミノ)エチル]ベンジルアルコール、L-エリスロ-2-(メチルアミノ)-1-フェニルプロパン-1-オールがある。塩酸エフェドリン (C10H15NO・HCl) としては、分子量201.69、融点 218-222 ℃である(添付文書, 2005)。メチル化された誘導体、塩酸メチルエフェドリンの融点は 187-188 ℃である(Budavari, 1996)。
エフェドリンは交感神経刺激アミンである。おもに、交感神経系 (SNS) の一部のアドレナリン受容体に間接的な影響を及ぼす。アゴニストとしてα-及びβ-アドレナリン受容体の活動を弱める間、主としてシナプス前細胞においてノルアドレナリンをシナプス小胞から移動させる。移動させられたノルアドレナリンは、自由にシナプス後細胞の受容体と結合する。
伝統的な漢方薬治療においては、何世紀もの間エフェドリンが喘息と気管支炎に使われてきた(ford, 2001)。
西洋医学においてエフェドリンは、以前は局所の鬱血除去剤、および喘息治療のための気管支拡張剤として幅広く使われてきた。この薬の入手性が困難となり、副作用の徴候が判明し、さらに他の薬が選択肢として登場した後も、この薬はそれらの治療のために使われ続けている(Joint Formulary Committee: JFC, 2004)。
鼻づまりへの適応は、より強力なα-アドレナリン受容体作動薬(例えばオキシメタゾリン oxymetazoline 、商品名ナシビン)に交替された。同様に、喘息への適応は、β2-アドレナリン受容体作動薬(例えばサルブタモール salbutamol 、商品名サルタノール インヘラーなど)にほぼ交替された。
エフェドリンは、脊髄・硬膜外麻酔の低血圧に対処するために使われ続けている(JFC, 2004)。同様に、他の低血圧状態でも使われ、筋肉弛緩剤の過剰摂取、抗アドレナリン作用薬、またはその他の低血圧時の治療に使われる(Bicopoulous, 2002)。また、ナルコレプシーと夜尿症にも適応される。
熱発生を起こす燃焼性の減量薬ECAスタック(en)は、エフェドリン(Ephedrine)、カフェイン(Caffeine)、アスピリン(Aspirin)から成り、食物エネルギーを素早く燃焼させる働きをする。ECAスタック(市販薬には、大部分にアスピリンが含まれていない)は、エネルギーの燃焼効率と機敏さを上げるために、ボディビルダーによって使用されているが、主に副作用の点で問題がある。
エフェドリンは、「エフェドラ」に代表されるダイエット薬にも含まれている。エフェドラを含め、いくつかの痩身補助薬(ダイエット補助薬)は、日本の厚生労働省やアメリカ食品医薬品局(FDA)などの勧告により、いくつかの国では販売が禁止された。エフェドリンとその他の薬を併用した場合の重大な副作用には、高血圧、脳卒中、心筋梗塞を引き起こす危険性がある。
エフェドリンと偽エフェドリンは、メタンフェタミン(覚醒剤の一種、違法ドラッグ常習者に人気がある危険な薬)の原料とすることができる。メトカチノンも同様に、エフェドリンか偽エフェドリンから作り出すことができる。
しかし、エフェドリンはOTC薬の成分の一つでもある。それらの多くは、エフェドリンまたは塩酸エフェドリンそのままではなく、より薬効をマイルドに、かつ違法使用されないような成分とした誘導体( dl-塩酸メチルエフェドリン)を配合している。
逸話的な話として、エフェドリンはカフェインよりも勉強の効率を高めるということが示唆された。一部の学生とホワイトカラーはこの効果を期待し、また一部のプロスポーツ選手や重量挙げ選手と同様にエフェドリン(または麻黄を含むハーブ補助食品)を使った。薬物検査が大会前に実施されることからも分かるとおり、スポーツ選手が練習中に薬物を使用することがしばしば見られる。そういった用途へのエフェドリンの乱用は、精神依存や、選手の熱中症による死亡、繰り返し報告される重量挙げ選手の大動脈瘤による死亡と共に問題となっている。
フェニルエチルアミンとして、エフェドリンはアンフェタミンに類似した化学構造を持つ。違法ドラッグ製造者がメタンフェタミンを生成する際には、エフェドリンを前駆物質として使用する。エフェドリンをメタンフェタミンにする際の最も一般的な化学反応はバーチ還元で、反応の際に無水アンモニア、リチウム、エフェドリンを使用する。次に一般的な化学反応としては、赤リン、ヨウ素、エフェドリンを使用する。
コデインまたはメチルモルヒネは局所麻酔、鎮咳、および下痢止めの作用を持つオピオイドである。塩である硫酸コデインもしくはリン酸コデインとして商品化されている。
コデインはアヘン中のアルカロイドとして0.7から2.5%の濃度で含まれる。コデインはアヘンから得られるにもかかわらず、合衆国内で使用されているコデインはモルヒネをO-メチル化して合成されている。
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許可されている使用法は次の通りである:
コデインはしばしばアセトアミノフェン、アスピリン、イブプロフェンと共に調合されて商品化される。これらの組み合わせはそれぞれ単体で使用されるよりも強い効果を示す。
日本では低濃度のコデインが含まれる医薬品は処方せんなしで入手する事が可能であるが、単体のコデインは指定医薬品であるため購入は医師の処方せんによるものでなければならない。
コデインはアメリカ合衆国では規制薬物法(Controlled Substances Act)で規制されている。コデインを単独で含む鎮痛剤はSchedule II規制薬物である。アスピリンもしくはアセトアミノフェンとの組み合わせではSchedule IIIである。コデインはアメリカ合衆国外では液体鎮咳剤の形で非処方せん医薬品(Schedule V)として入手可能である。国際的にはコデインは麻薬に関する単一条約でSchedule II薬物と指定されている。
イギリスでは、コデインはMisuse of Drugs ActでClass B薬物に指定されている。
オーストラリアとカナダでは、コデインは規制されているが、許可された薬剤師による最大15mg/錠での調合による入手が処方せんなしで可能である。
コデインは生体内で主要な鎮痛有効成分であるモルヒネに代謝されることからプロドラッグとして扱われる。しかし、コデインのおよそ10%のみが変換されることから、モルヒネよりも作用が弱い。また、モルヒネよりも依存性が弱い。
論理的には30mgのモルヒネ(経口)と同じ鎮痛作用を期待するには、約200mgのコデイン(経口)の投与が必要である(Rossi, 2004)。しかし実際には1回60mg、24時間につき240mg以上は投与されない。これは投与量を多くしても効果は投与量に比例して大きくならないからである。
コデインからモルヒネの変換はチトクロームP450酵素のCYP2D6を触媒として肝臓で行われる。約6~10%のカフカス人種は殆ど機能しないCYP2D6を持っており、コデインは鎮痛効果をほとんど持たない。しかし、ほとんどの副作用は依然として起こる。また医薬品によってはCYP2D6を阻害しコデインの有効性を損なったり失わせたりする。最も悪名高い薬物として、セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)、たとえばフルオキセチン(プロザック)やシタロプラム(セレキサ)がある。
コデインそのものはμ-オピオイド受容体に弱い親和力を示す。主要な鎮痛作用はμ-オピオイド受容体へのモルヒネの親和性による。しかし他の作用または副作用は他のオピオイド受容体への作用による。
一般的な副作用は次の通りである: 掻痒感、吐き気、嘔吐、眠気、口内乾燥感、瞳孔縮小、起立性低血圧、排尿障害、便秘。(Rossi, 2004)
ほとんどの副作用への耐性、および作用への耐性は長期連用と共に形成する。これは作用または副作用毎に形成される速度は異なる。たとえば便秘を含む作用への耐性形成は、遅い。
潜在的に深刻な副作用は他のオピオイドと同様に呼吸抑制である。この抑制は用量依存であり、この呼吸抑制が過量服用時に深刻な結果をもたらす。
コデインはしばしば乱用される事があり、これは入手の容易性によるものと推定される。しかしコデインを過量に服用し続けると、薬物依存に陥る。
コンドロイチン硫酸(コンドロイチンりゅうさん, chondroitin sulfate)は、動物体内にみられるグリコサミノグリカン(ムコ多糖)の一種。通常、コアタンパク質と呼ばれる核となるタンパク質に共有結合したプロテオグリカンとして存在する。特に軟骨の細胞外マトリックスにアグリカンと呼ばれるプロテオグリカンとして多く存在するが、皮膚などの結合組織、脳などあらゆる組織に広くみられる。
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D-グルクロン酸 (GlcA) と N-アセチル-D-ガラクトサミン (GalNAc) の2糖が反復する糖鎖に、硫酸が結合した構造を持つ。この「GlcA-GalNAc」2糖単位の中で硫酸基の付加やエピ化(GlcA からイズロン酸)で構造の著しい多様性がある。生体内に見られる長いコンドロイチン硫酸鎖には、一本の鎖で均一にすべての2糖単位が同じ構造(例:コンドロイチン6硫酸構造)をしているというものはほとんど存在しないといってもよい。このことは、多くの生化学や細胞生物学の教科書において誤解を与える記述がなされており注意を要する。
硫酸基の位置は、GalNAc の4位に硫酸がついたコンドロイチン4硫酸(コンドロイチン硫酸Aともいう)、コンドロイチン硫酸6硫酸(コンドロイチン硫酸C)が主なものである。GalNAc 4位の硫酸化がみられるデルマタン硫酸(dermatan sulfate、コンドロイチン硫酸B)は、コンドロイチン硫酸の GlcA がエピ化し、イズロン酸となっている。コンドロイチン硫酸の中には、4位、6位の両方が硫酸化されたコンドロイチン硫酸Eや、グルクロン酸やイズロン酸の水酸基が硫酸化されたoversulfatedな構造もしばしばみられる。これらの構造の変化や存在比は、プロテオグリカンの種類、動物種、組織、発生段階、病気によって違ってくる。例えば、哺乳類の皮膚にはデコリンと呼ばれるプロテオグリカンにデルマタン硫酸構造が豊富に見られる。哺乳類マスト細胞には、コンドロイチン硫酸Eが多く存在する。サメの軟骨には、グルクロン酸の2位に硫酸基が付加したコンドロイチン6硫酸(コンドロイチン硫酸D)が多い。また線虫には、硫酸化されていないコンドロイチンがみられる。コンドロイチンは、ある種の細菌によっても合成されている。
コンドロイチン硫酸のコアタンパク質への付加は、キシロース、ガラクトースを含む構造をしている。
コンドロイチン硫酸のほとんどは、プロテオグリカンとして細胞外マトリックスや細胞表面に存在している。その機能で代表的なものは、軟骨のコンドロイチン硫酸である。軟骨のコンドロイチン硫酸の多くは、アグリカンというプロテオグリカンとして存在し、ヒアルロン酸、リンクタンパク質とともに超高分子複合体を形成している。この複合体は、軟骨特有なII型コラーゲンとともに、軟骨の細胞外マトリックスを形成し、軟骨の持つクッション作用に重要な役割をしている。皮膚に多く存在するデコリンは、コラーゲン繊維に結合し細胞外マトリックス形成の調節を行う。その他の組織のコンドロイチン硫酸もプロテオグリカンとして、多くは細胞外マトリックスの形成に関与し、細胞接着、移動、分化、増殖など細胞形質の制御を行っていると考えられている。脳においては、神経線維の再生を阻害する因子のひとつとして知られるほか、神経細胞の回りを取り巻く構造であるperineuronal netの主要成分として脳機能の可塑性に関与するとされる。やや特殊な機能をするコンドロイチン硫酸としては、マスト細胞やナチュラルキラー細胞の細胞内顆粒に存在するものなどもある。
医薬品としてはコンドロイチン硫酸ナトリウムが以下のように用いられる。
また、健康食品に配合されることもある。グルコサミンを配合したサプリメントは、関節の健康によいとされる。
グライコフォーラム
コルヒチン(colchicine)はユリ科のイヌサフラン Colchicum autumnale の種子や球根に含まれるアルカロイドである。化学式はC22H25NO6。リウマチや痛風の治療に用いられてきたが、毒性も強く下痢や嘔吐などの副作用を伴う。現在は主に痛風に用いられる。また種なしスイカの作出にも用いられる。
イヌサフランは古代ギリシア・ローマの医者ディオスコリデスPedanios Dioscorides(40~90頃)の『薬物誌』において痛風に効くと記載されている。その有効成分であるコルヒチンは1820年にフランスの化学者P.S. PeletierとJ. Caventonによって初めて分離され、のちにアルカロイドの構造が明らかにされた。
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微小管の主要蛋白質であるチューブリンに結合して脱重合させ細胞骨格の機能を阻害する。細胞分裂を阻害するほかに、好中球の活動を阻害し抗炎症作用をもたらす。痛風における疼痛抑制と抗炎症効果はこれによると考えられている。
コルヒチンは痛風(以前は特効薬とされていたが、最近では副作用の多さから処方されることは稀である)のほか家族性地中海熱、アミロイドーシス、強皮症に用いられる。副作用には胃腸の不快感や好中球減少症がある。痛風の初期に用いるとかえって症状を悪化させることがある。また投与量過多により骨髄抑制、貧血を起こすことがある。がんの治療には用いられない(がん治療に要する用量では副作用が重篤である)。
中毒症状はヒ素中毒に類似する。服用後2~5時間で口腔・咽頭灼熱感、発熱、嘔吐、下痢、背部疼痛、腎不全などの症状が発現する。呼吸不全により死亡することもある。解毒剤はない。致死量は種子の場合,数g。
コルヒチンは植物の細胞分裂時に染色体の倍加(染色体異常)を誘発する作用がある。これを利用して、種なしスイカ、あるいはその他の育種のための四倍体や倍化半数体の作出にも用いられる。
オランザピン(Olanzapine、商品名:ジプレキサ)はアメリカFDAで承認された2番目の非定型抗精神病薬で、アメリカ国内で最も多く使用されている非定型抗精神病薬のひとつ。1996年に発売された。CAS登録番号は132539-06-1。オランザピンは日本国内では統合失調症治療薬として承認、アメリカでは統合失調症に加え、急性躁病、双極性うつにおいてもFDAから承認を受けている。
オランザピンはイーライリリー社によって製造販売されている。商品名はジプレキサである。
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オランザピンの構造はクロザピンに似ており、チエノベンゾジアゼピン系に分類される。オランザピンはドパミン受容体、セロトニン受容体に対し高い親和性を有している。他の非定型抗精神病薬と同様、オランザピンは、ヒスタミン、コリン作用、ムスカリン性、αアドレナリン受容体に対しては低い親和性を有している。
オランザピンの作用機序は明らかにはなっていないが、オランザピンの抗精神作用はドパミン受容体、特にドパミンD2受容体への拮抗作用に因るものと考えられている。セロトニン拮抗作用もまたオランザピンの有効性に影響している可能性があるが、研究者の間でも5-HT2A拮抗作用については議論が続いている。ムスカリン、ヒスタミン及びαアドレナリン受容体への拮抗性がオランザピンの副作用(抗コリン性副作用、体重増加、過鎮静、起立性低血圧等)の一部を説明できると考えられる。
2000年12月にジプレキサ錠が承認され、2001年6月4日に発売された。その後、2001年11月29日に細粒が承認され、2004年5月に発売された。ザイディス錠は、2005年3月に承認され、同年の7月1日に発売となった。
主な副作用は不眠、眠気、体重増加、アカシジア、振戦、倦怠感不安・焦燥、興奮・易刺激性。また、主な臨床検査値異常はALT(GPT)上昇、プロラクチン上昇、AST(GOT)上昇、トリグリセリド上昇である。
オーバードーズとは化学物質(多くの場合、薬品やいわゆるドラッグ)を、生体のホメオスタシスがそこなわれるほど多量にまたは集中的に摂取にすることによって起こる。深刻な症状を引き起こし、死ぬ場合もある。本質的には生体における毒の作用の一例である。
オーバードーズという語は安全な服薬という概念の対であり、薬物に対して使われることはあっても毒物に対しては使わない。自殺志願者がしばしばオーバードーズを冒すことがあるが、多くの場合オーバードーズは意識的なものではなく、薬の説明書の読みまちがいなどで起こる。たとえば子どもが鉄を含むマルチビタミン剤によってオーバードーズに陥る場合である。鉄は血液中で酸素の運搬を担うヘモグロビンの成分であり、少量の摂取はヘモグロビンの補給を助けるが、多量の摂取は身体のpHバランスを大きく崩す。この場合、キレート療法(chelation therapy)が適切に行われなければ死亡することもある。ほかには、ドラッグ(特にヘロインなど)を禁忌物質(コカイン、アンフェタミン、アルコール)と同時に摂取することや、ドラッグの節制をやめた後の服用などで起こる。
自殺志願者によるオーバードーズの場合、精神科医師はその危険性に留意した上で医薬品を処方し、また製薬会社も特に精神科用薬品からはオーバードーズの危険性を事前に排除しているため、精神科用医薬品を用いたオーバードーズが成功に至る事はまれである。しかしその行為自体に注意を向けなければならない事は言うまでもなく、場合によっては保護措置の要否を検討しなければならない。
オーバードーズの診断と治療は、薬物が分かっている場合は困難ではない。患者が薬物に関して思い当たらない(または明らかにするのを拒む)場合、診断と治療は困難になる。時には患者が示す症候や血液検査で薬物が判明することもある。薬物が不明の場合、ごく一般的な処置をおこなう。
オロナインH軟膏(-エイチなんこう)は、大塚製薬が製造・販売する薬用クリームである。
元々、オロナインの原点となったのはアメリカ合衆国の製薬会社・オロナイトケミカルが製造した殺菌用消毒剤。これを当時の大塚正士社長が軟膏(半固形タイプの外用薬)として売り出してみるのはどうだろうかと提案。当時ペニシリンやメンソレータムといった大衆薬が人気を集めていたこともあって、当時本社があった徳島県の徳島大学の3人の教授に依頼して1952年に完成、1953年に市販された。商品名の「オロナイン」はオロナイトの社名から採用されたもので、1965年に発売された炭酸飲料のオロナミンCドリンクのブランド名のヒントにもなった。
商品名は当初は「オロナイン軟膏」だったが、1969年に「オロナインD軟膏」を経て、現在の「オロナインH軟膏」となったのは1972年から。また「H」は軟膏の成分の一つ「ヘキシジン」から由来している。商品のパッケージも基本的には初売された当時のものを基本ベースとしているが、これは「いつも使っている人にとってはマンネリで飽きるかもしれないが、パッケージを変えてしまう事で、安易に商品イメージを変えてしまうとお客様がわからなくなる」ためということで、発売当初からの商品イメージを変えずに売り続けることにこだわる大塚の企業姿勢を表している。
発売当初は効果をユーザー自身で試してもらいたいということで宣伝カーを使ってのキャンペーンを展開し人気を集めるが、臭いが問題視されたため売り上げが一旦は伸び悩む。その後、全国の子供たち向けに2.5g入りの試供品をプレゼントするサンプリングキャンペーンを行ったり、また品質の改良などに取り組んで再び売り上げが倍増した。また、大村崑が出演したテレビ番組「とんま天狗」(讀賣テレビ放送)では劇中にオロナインの生CMを実施するなど、知名度は更に躍進した。
1960年代中盤からはいわゆるホーロー看板での宣伝活動も実施。またテレビコマーシャルも松山容子、浪花千栄子、名取裕子、純名りさといった名女優が担当するようになった。ちなみに浪花千栄子の起用は本名・南口キクノ(なんこう きくの)の読みに由来している。
長年「H」に「エッチ」とカナを振っていたが、1990年代に入ってカナ表示が取れた上に広告でも「エイチ」と発音されるようになった。
2003年にはオロナイン軟膏発売から50年ぶりの新商品としてスプレータイプの消毒液「オロナイン液」が発売された。
カイニン酸(Kainic acid)は、化学式C10H15NO4、分子量213.23のアミノ酸の一種。別名[2S-(2α,3β,4β)]-2-カルボキシ-4-(1-メチルエテニル)-3-ピリリジン酢酸。CAS登録番号は487-79-6(無水物)、58002-62-3(一水和物)。
融点251℃の結晶性の固体で、水によく溶け有機溶媒には不溶。
1953年に竹本常松らにより、虫下しとして用いられていた紅藻のマクリ(海人草=カイニンソウともいう、学名Digenea simplex)から発見・命名された。これは、カイニン酸が寄生虫の回虫やギョウチュウの運動を最初興奮させ、のち麻痺させることによる。(なお、マクリも駆虫薬として流通している。)
この作用は、ドウモイ酸同様にカイニン酸がアゴニストとしてグルタミン酸受容体に強く結合し、神経を過剰に興奮させることによって起こる。このため、神経科学分野、特に神経細胞死の研究のために天然抽出物及び合成品が用いられている。
サルタノール インヘラー®は、グラクソ・スミスクライン社から発売されている、喘息の発作時に用いられる、気管支拡張薬(β刺激薬)。一般名はサルブタモール。
β刺激薬としては同社より発売されているセレベント®(ロタディスク・ディスカス)もあるが、形態・作用時間が異なる。
ともに吸入薬ではあるが、サルタノールは液体→ガス化して吸入するが、セレベントは乳糖を主とした媒体と共に粉末のまま吸入される。
サルタノールは短時間しか作用せず、喘息発作時のリリーバーとして用いられるが、セレベントは発作を防ぐコントローラーとして用いられる。
サルバルサン(Salvarsan)は歴史的な梅毒治療薬の一つ。「arsphenamine」のドイツのイーゲー社の商標登録名。
有機砒素化合物であり副作用が強いため、今日では医療用としては使用されない。
パウル・エールリッヒと秦佐八郎が合成した有機砒素化合物で、スピロヘータ感染症の特効薬。
1910年、エールリッヒと秦佐八郎の二人は共同で、同薬をアリニン系色素から合成し、動物実験により梅毒に有効であることを証明した。これは合成物質による世界最初の化学療法剤で後に鼠咬症、ワイル病、イチゴ腫に対しても有効であることが確認された。
歴代を含む。
サロメチールは、佐藤製薬株式会社が販売・製造する鎮痛剤である。
1921年(大正10年)に東京田辺製薬株式会社(現・三菱ウェルファーマ株式会社)から発売された。元はフランスで同時期に発売された「ボーム・ベンゲ」軟膏に、東京田辺製薬(田辺元三郎商店)がサリチル酸メチルが主成分であることからその開発をはじめ、また粉石鹸をベースにしたべとつきの少ない軟膏作りも並行して開発し、25グラムチューブ入り「サロメチール」が発売を開始した。商品名のサロメとはサリチル酸、ロイマチス(リウマチ)、メチルのそれぞれのカタカナの頭文字から取ったものである。
より注目されたのが1937年竣工の後楽園球場の外野フェンス広告にそれが掲示されたことで、その後東京ドームに移行しても長年に渡り看板を提供し続けた。
2003年、三菱ウェルファーマの大衆薬事業が移譲したことに伴い、現在の佐藤製薬が販売・製造元となり、本格的なテレビコマーシャルが放映されている。現在出演中のCMモデルは女子ゴルファーの横峯さくら選手である。
カバ(kava)は南太平洋のメラネシアからポリネシアにまたがる地域――フィジー、トンガ、サモアなどで常用される嗜好品。向精神性薬物。カバカバとも言い、カヴァ、カヴァカヴァなどとも表記される。またカバを使った儀式もその名で呼ばれることがある。
ヤンゴーナと呼ばれる胡椒科の潅木の根を乾燥させ、粉状にして水に混ぜるか、あるいはそのまま水で揉み出したものを漉した泥水様の液体がカバで、これを飲用する。またヤンゴーナそのものも「カバの木」と呼ばれることがある。ヤンゴーナ自体の植生域はハワイからニューギニアまでと広い。
カバの効果は鎮静作用を主とする。アルコールは含有しないが、酒に酔った時のような酩酊感がある。飲用時、口内の痺れを覚えることが多い。
カバは現在のところ南太平洋諸島域、その他の多くの国々で規制されておらず合法である。しかしカバの成分を抽出し製造されたサプリメント剤による、重篤な肝臓障害を含む健康被害が欧米諸国で発生しており、医薬品として規制管理されつつある。日本でも厚生労働省が2002年11月28日付けで、販売監視強化の通達を都道府県に出している。
カバは複数の社会で宗教的、あるいは社会的な儀式に用いられ、重要視されてきた。
'AWA(アヴァ)と読むこともある。儀式として用いることもあるが、現在ではハワイで二日酔い止めの薬として使用されているようである。
カプサイシン (capsaicin, C18H27NO3) はカプサイシノイドの一種。IUPAC名は(6E)-N-[(4-Hydroxy-3-methoxyphenyl)methyl]-8-methyl-6-nonenamide、CAS登録番号は404-86-4。唐辛子に含まれるアルカロイドで辛味成分の一つ。
脂溶性の無色の結晶で、アルコールには溶けやすいが冷水にはほとんど溶けない。 痛覚神経を刺激し、局所刺激作用あるいは辛味を感じる。体内に吸収されたカプサイシンは、脳に運ばれて内臓感覚神経に働き、副腎のアドレナリンの分泌を活発にさせ、発汗を促す。
また、催涙スプレーの成分としても知られ、これを浴びると皮膚や粘膜がひりひりとした痛みを感じる。咳が止まらなくなったり涙が止まらなくなったりする。
カプセル剤(Capsules)とは、粉状、液状などの医薬品をカプセルに充填するか、カプセル基剤で被包成型した製剤である。 前者を硬カプセル剤、後者を軟カプセル剤という。
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一般的にカプセルといわれているもの。 円筒形のボディーとキャップからなり、中に粉末状や顆粒状の医薬品を充填してある。 近年のものはボディーとキャップに凹凸を作りそれをかみ合わせることにより容易にはずれないようになっている。 カプセルの原料としては、ゼラチンやヒドロキシプロピルメチルセルロースなどが用いられるが、強度などの面からゼラチンが最も使われている。 ゼラチンのカプセルそのものは無色透明であるが、酸化チタンを加えて不透明にしたり、着色料を加えたりしたものがある。 カプセルの大きさは号数で表され、容量1.37mLの000号から容量0.13mLの5号まである。
ゼラチンに可塑剤としてグリセリンなどを加えてシートにしたものに医薬品を挟み込み、圧着成型したもの。 球形、楕円形などの形状のものがある。 油状やペースト状のものを入れることができる。 硬カプセルに比べると重量にばらつきが出やすい。
カプセルにすることで、臭いや味をマスキングすることができる。 粒径の異なる顆粒や溶出性の異なる顆粒などを組み合わせることができる。 錠剤より有効成分の放出が早い。 製造方法が錠剤に比べると簡便である。
乾燥するとカプセルがもろくなる。 逆に吸湿するとカプセルが変形し内容物が漏れることがある。 圧縮していない分かさが多くなる。
服用する際には水を十分に取る必要がある。 水はカプセルの崩壊に影響する。 また、水の量が不十分だとカプセルが咽頭などに張り付くことがあり、粘膜が高濃度の医薬品にさらされて潰瘍を生じることがある。
カプセルをはずして服用することは、避けた方がよい。 特にカプセルの内容物を分けて服用することは、複数の種類の顆粒を組み合わせている製剤の場合、それぞれの顆粒を等分に分けることは困難であり避けなければならない。
シクロホスファミド(cyclophosphamide)は化学式C7H15N2Cl2O2Pの抗腫瘍剤。商品名はエンドキサン、略号はCPA。 水やエタノールに加溶のアルキル化剤で、DNA合成を阻害する。 抗体産生中のβリンパ球の増殖を妨げるので、免疫抑制の作用があり、臓器移植時の拒絶反応を抑える免疫抑制剤として使われる。また、抗癌剤として、リンパ腫、ホジキン病、白血病などに使用。
ジスルフィラム(Disulfiram)とは抗酒癖剤。商品名はノックビン。
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慢性アルコール中毒に対する抗酒療法。本剤の効果は、服用後、少なくとも14日間は持続する。
本剤はアルデヒドデヒドロゲナーゼを阻害するので肝臓におけるエタノール(エチルアルコール)代謝を抑制し、悪酔いの原因となるアセトアルデヒドを体内に蓄積させる。このため少量の酒でも苦しい目に遭い、断酒、節酒の効果がもたらされる。
本剤を服用時は、嗜好品である酒を飲まなくても、奈良漬のようなエチルアルコールを含む食品や少量の薬用酒を摂取した程度でも悪酔いすることがある。「飲酒」とまで言わない程度のアルコール摂取にも注意が必要である。
ジメルカプロール(dimercaprol)とは、重金属中毒の解毒剤である。商品名は、バル(BAL;British Anti-Lewisite)。
本剤は、金属イオンに対する親和性が強く、体内の諸酵素と金属イオンの結合を阻害する。既に結合してしまっている場合は、本剤が金属イオンと結合することによって、阻害された酵素から金属イオンを引き剥がし、体外への排泄を促進する。その結果、酵素の活性が賦活する。
砒素、水銀、鉛、銅、金、ビスマス、クロム、アンチモンの中毒。(鉄、カドミウム、セレンの中毒には用いない。)
スタチン(statin)とは、HMG-CoA還元酵素を阻害することにより血液中のコレステロールを低下させる薬物の総称である。HMG-CoA 還元酵素阻害薬ともいう。高脂血症患者での虚血性心疾患の予防試験が広く行われており、日本でもプラバスタチンを用いたMEGA studyにより1次予防効果が確認された。
具体的には、プラバスタチン(商品名 メバロチン®など,後発品あり)
シンバスタチン(商品名 リポバス®など,後発品あり)
フルバスタチン(商品名 ローコール®)
アトルバスタチン(商品名 リピトール®)
ピタバスタチン(商品名 リバロ®)
ロスバスタチン(商品名 クレストール®)
などがある。世界ではリピトール®(ファイザー社販売)のシェアが最大。
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スタチンは、メバロン酸を生成するコレステロール生合成における律速酵素であるHMG-CoA還元酵素を阻害する。これにより、強力なコレステロール低下作用を示す。また同時に血清中性脂肪値も下げる。
横紋筋融解症のためフィブラート系薬剤との併用は禁忌。
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/mdps/425034
ストレプトキナーゼ(Streptokinase、SKと略記)は、病原細菌の一種である化膿レンサ球菌(Streptococcus pyogens、溶血性連鎖球菌)が細胞外に分泌するタンパク質であり、一種の酵素、外毒素とも考えられる。
ストレプトキナーゼ自体は、厳密には酵素活性を持たないが、血液中にあるプラスミノーゲンと1:1で複合体を形成し、この複合体がプラスミノーゲンに対して特異的なセリンプロテアーゼ活性を発揮し、遊離の(複合体を作ってない)プラスミノーゲンを開裂し、プラスミンに活性化する。この効果は特にヒトのプラスミノーゲンに対して特異性が高い。こうしてできたプラスミンが血液凝固に関与するタンパク質であるフィブリンを分解し、血液凝固が阻害される。
細菌感染の際、フィブリンの重合による血液凝固は、菌の侵入を物理的に食い止め感染の拡大を抑える役割も担っているが、化膿レンサ球菌はストレプトキナーゼによってフィブリンを分解することで感染部位から周囲組織への侵入を容易にしていると考えられており、このことが本菌の病原性に関与していると考えられている。また、化膿レンサ球菌の一部が起こす極めて重篤な感染症であり、その発症原因がまだ解明されていない劇症型A群レンサ球菌感染症(いわゆる「人食いバクテリア」)についても、その出血性の組織壊死にストレプトキナーゼが関与している可能性が指摘されている。
血栓の主要タンパク質であるフィブリンを分解することから血栓溶解剤としても用いられ、他の薬剤より安価であるため欧米では心筋梗塞や肺塞栓症に対して用いられてきたが、副作用の問題が大きく、これに代わるt-PAなどが開発されたためあまり用いられなくなりつつある。日本では血栓溶解剤としては認可されていないが、内服用抗炎症剤として用いられている。
ストレプトキナーゼは細菌の作るタンパク質であるから、体内に投与するとこれに対する免疫ができる。最初の投与から4日以上経つと効果的でなくまたアレルギーを引き起こすことがあるから、使用はそれ以内に終えることが推奨されており、心臓発作に対しては患者の最初の発作にのみ使用するのが普通である。またフィブリンの有無にかかわらずプラスミノーゲンを活性化するため、副作用として出血傾向の問題が大きい。
セデスとはシオノギ製薬が発売する一般向けの鎮痛剤。頭痛・神経痛・生理痛などにその効果は定評がある。非ピリン系の新セデス、ピリン系のセデス・ハイがあるが、生理痛などを主眼とした若年女性向けに新しい非ピリン系のセデス・キュアも2005年夏から新発売された。なお医療用の組成の異なるセデスGもあったが、飲みつづけることによる副作用があり、2001年に供給が停止した。
タクロリムス(tacrolimus)とは、免疫抑制剤の一種で、シクロスポリンと並び臓器移植または骨髄移植を行った患者の拒絶反応を抑制するため世界中で使用されている薬剤である。また近年はアトピー性皮膚炎に対する塗布剤、関節リウマチ治療薬としても用いられる。
1984年、藤沢薬品工業(現・アステラス製薬)の研究陣により筑波山の土壌細菌より分離された。開発コードナンバーはFK506。23員環マクロライド・マクロラクタム構造を持つ。タクロリムスは細胞内でまずFKBP(FK506 binding protein)と複合体を形成し、これがさらにカルシニューリンに結合する。そしてそのNFAT脱リン酸化反応を阻害することにより、IL-2に代表される種々のサイトカインの発現を抑制する。
医薬品の商品名はプログラフで、1993年に藤沢から発売された。 外用剤としてプロトピック軟膏がある。(合併に伴い、ともに現在はアステラス製薬販売)
タウリン(Taurine)は生体内で重要な働きを示す含硫アミノ酸の一種。別名アミノエチルスルホン酸。
1827年にドイツの解剖学者、生理学者フリードリヒ・ティーデマンと化学者のレオポルド・グメリンが、牛の胆汁中からタウリンを発見した。タウリンという名前自体、ラテン語で雄牛を意味するtaurusに由来する。
タウリンはヒトの体内などで胆汁の主要な成分である胆汁酸と結合(抱合)し、タウロコール酸などの形で存在する。消化作用を助けるほか、神経伝達物質としても作用する。白血球の一種である好中球が殺菌の際に放出する活性酸素や過酸化水素の放出(呼吸バースト)を抑える作用もある。哺乳類においては肝臓、肺、筋肉などに分布する。とりわけ軟体動物、特にタコ、イカはタウリンを多く含む。するめの表面に出る白い粉にはタウリンが凝縮されている。
ネコはタウリンを合成する酵素を持っていないため、ネコにとっての必須アミノ酸である。このためキャットフードにはタウリンの含有量を明記したものが多い。ただし、ヒト、トリ、ネズミにとっては体内で合成できるため必須アミノ酸ではない。ヒトの生体内ではアミノ酸のシステインから合成される。
有機合成化学ではシスタミンの酸化、システアミンの酸化のほか、ブロモエタンスルホン酸とアンモニアなどから誘導される。構造式は、NH2CH2CH2SO2OH。分子量125.15。IUPAC名は2-アミノエタンスルホン酸。無色の結晶であり、約300℃で分解する。水溶性だが有機溶媒には溶けない。CAS登録番号は107-35-7。
日本では合成品は医薬品扱いとされ、主に医薬部外品を含むドリンク剤の主成分に使われる。有名なものに大正製薬のリポビタンD、大鵬薬品工業のチオビタドリンクなどがある。中国ではドライシロップが小児向けの風邪の初期症状を抑える薬として使用されている。
天然抽出物は食品添加物として使用が認められており、強化剤として育児用粉ミルクにも添加されている。
諸外国ではサプリメント(健康食品の一種)として販売されていることもある。
クエチアピン(Quetiapin、商品名:セロクエル)は非定型抗精神病薬のひとつ。クエチアピンは日本国内では統合失調症治療薬として承認、アメリカでは統合失調症に加え、急性躁病においてもFDAから承認を受けている。
クエチアピンはアストラゼネカが製造し、日本国内においては藤沢薬品工業(現アステラス製薬)によって販売されている。商品名はセロクエル(Seroquel)である。
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クエチアピンはジベンゾチアゼピン系に分類される非定型抗精神病薬であり、ドパミンD2受容体に比較して、セロトニン5-HT2受容体拮抗作用が強いのが特徴である。クエチアピンはドパミンD2受容体・セロトニン5-HT2受容体に対し高い親和性を有している。ヒスタミンH1受容体・アドレナリンα1、α2・セロトニン5-HT1Aに対しても低い親和性を有している。ムスカリン性・ベンゾジアゼピン受容体にはほとんど親和性がない。
クエチアピンの抗精神病薬作用はドパミンD2受容体への拮抗作用に因るものと考えられている。セロトニン5HT2受容体拮抗作用もまたクエチアピンの有効性に影響している可能性がある。
セロクエル錠は、2000年12月に承認され、2001年2月に発売された。
主な副作用は不眠、神経過敏、眠気、倦怠感、不安、めまい、アカシジア、便秘、起立性低血圧など。本剤の特徴にプロラクチン上昇がほとんどみられないことがあげられる。
クエン酸鉄アンモニウム(ammonium iron citrate)は水酸化鉄(III)をクエン酸に溶かしアンモニアを加えて調整する。調整により錯塩の構成が異なり、赤褐色の塩と緑色の塩が得られる。鉄欠乏性貧血の鉄剤として利用されたり、青写真や写真材料として利用される。
クエン酸シルデナフィル (sildenafil citrate) はファイザーが製造・販売する勃起不全 (ED) の治療薬。一般には商標名であるバイアグラ (Viagra®) という名称が用いられている。
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勃起不全の症状がある場合、この薬(錠剤)を性行為の30分くらい前に服用するとペニスが勃起し、性行為が正常に行える。但しペニスに対する適切な物理的刺激がない場合には勃起は起こらず、また性的な気分を高揚させる効果はない。
1998年にアメリカ合衆国で販売を開始。発売直後からマスコミやインターネットなどで「夢の薬」「画期的新薬」と騒がれ、多くの個人輸入代行業者が手がけるようになった。
このような事情からか、この手の新薬としては極めて異例な短期間で当時の厚生省の製造承認が下り、1999年1月25日に日本でのバイアグラの製造が正式に承認され、同年3月23日よりファイザーから医療機関向けに販売された。なお日本国内の医療機関で処方されている剤形は、25 mg 錠または50 mg 錠(一錠に 25 mg ないしは 50 mg の有効成分が含まれる)だが、ファイザーが米国等海外に於いて製造・発売している剤形には、100 mg 錠もある。しかしこの 100 mg 錠は日本国内での製造承認は出ておらず、医療機関では処方されていない。
日本で正規に入手するためには医師の処方箋が必要な上、健康保険の適用外で自由診療のため、各医療機関が価格を定めることができるが、1錠およそ1,500円程度となっている。一方、用途の関係から医療機関や薬局へ出向くのが恥ずかしいこともあり、依然として個人輸入代行業者による販売が行われている。こうした業者の販売する薬物からは、偽物が発見される事もある。
バイアグラ(シルデナフィル)は、生体内でサイクリック GMP の分解を行っている5型ホスホジエステラーゼ (PDE-5) の酵素活性を阻害する。これが陰茎周辺部のNO作動性神経に作用して血管を拡張させ、血流量が増えることによって機能すると考えられている。
ただし、この作用メカニズムは心臓病の治療に用いるニトログリセリン等の硝酸塩系薬剤と同様のものであるため、副作用として血圧の急激かつ大幅な低下や、心臓への酸素供給に支障をきたす狭心などがあらわれることがある。特に同薬服用時に狭心発作に見舞われ、救急病院に搬送された際、服用者が同薬使用を告げずに硝酸塩系薬剤を投与され、症状が悪化・最悪の場合には死亡するケースも見られる。
ファイザー側はこの同薬に関する問題に対して、医師・薬剤師への禁忌情報の提供を行うと共に、錠剤パッケージ裏にニトログリセリン等硝酸塩系薬剤との併用が出来ない旨を記載している。
勃起不全は男性にとって、アイデンティティへの脅威であると共に、専門医に対しても相談しにくい症状である。このためインターネット上の通信販売等に於いては一定量の市場が存在する。その一方で、迷惑メール等の宣伝行為を行う前出の個人輸入代行による業者も多く、これら業者の活動が一般のインターネット利用者からは問題視される事態も発生している。
特に迷惑メールでは、無差別に送信される事もあり、また用途(性行為に関する不具合を改善する治療薬)に絡んで、本来これらの情報に触れるべきではないと考えられている児童等に対しても同種の広告が届く事もあるため、ネット上の社会問題となっている。一方、同薬の効能が世間に広く知られるにつれ、ニセの薬品を高値で売りつける業者もあるとされ、こちらも問題となっている。
また日本国内では販売が認可されていない 100 mg 錠を扱う業者もあり、2003年10月6日には同錠を扱った仙台市の業者が逮捕される事件も発生している。
成分がバイアグラと同等とされる薬品も発売されている。インドの製薬会社が製造しているこの薬品はカマグラなる名称で発売されている。一般的に医薬品に関する特許には「成分特許」と「製法特許」の2種類があるが、インドでは「成分特許」が認められていないため、製法さえ異なれば成分が全く同じ物であっても合法的に薬品を製造販売することが可能である。そのためインドでは多くのコピー薬品が作られ正規の薬品よりも安価で販売されている。カマグラもその1つで効果は殆どバイアグラと同じであるが、価格は概ね3分の1ほどである。これもバイアグラ同様、インターネットなどで個人代行輸入業者が取り扱っているようだ。
なお、バイアグラ自体の特許は依然有効であるので、これはいわゆるジェネリック医薬品ではない。
クラリとティン(Clari&Tin)は、ROBOTの野村辰寿氏の創作による、動物のキャラクターが何処かのサバンナで繰り広げる物語(絵本)の名称であり、クラリチンの販促ツールとしてシュリング・プラウ株式会社がROBOTに依頼して制作されたものである。
日本では医療用医薬品の一般向けの宣伝活動は薬事法により厳しく規制されているが、この「クラリとティン」はタイトルが該当製品名と語感が似ており、キャラクターが蕁麻疹っぽい症状を出したり、大きなくしゃみをするなどクラリチンの適応症状に沿った描写が有り、薬品の宣伝と捉える事も出来るが、本編中に薬を飲むなどの描写が無く、また、「クラリとティン」はシェリング・プラウではなくROBOTのキャラクターで有る事などから、特に問題は無いとされている。
その絵本が基本的にクラリチン納入先の医療機関へ頒布され、待合室などで利用者向けに閲覧できる様にした所から、同氏のストレイシープに似た独創的な世界観やキャラクターなどが子供やその母親を中心に広く受け入れられ、それまで医療機関頒布用だけだった絵本が、2004年に主婦の友社から第1巻が発売された。 現在、医療機関頒布用では第3巻まで有るが、発売元(シェリング・プラウ株式会社)の意向でその第3巻で制作を打ち切った状態である(未完)。
版権元のROBOTから一時期「クラリとティン」関連のグッズが販売された事もあるが、出版物としては先の第1巻のみで、それも絶版となってしまっている。
クレゾールとは、化学式C7H8O、分子量108のフェノールの1つ。ベンゼン環の水素がヒドロキシル基と、メチル基で置換されたもので、
の3種類の異性体ある。いずれも腐食性があり、皮膚に触れた場合は、ただちに水で洗い流さなければならない。
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3%の濃度に薄めたものが、昔から医療機関などで消毒薬として広く使われているが、特有の強い臭いと取り扱いが難しいため、現在では医療機関で使用されることは少なくなっている。オルトジクロロベンゼンとクレゾールを配合した薬品が汲み取り式便所用うじ殺しとして薬局やドラッグストアで販売されている。
クロルプロマジン(Chlorpromazine)は、フランスの生化学者アンリ・ラボリ(Henri Laborit,1914-1995)が1952年に発見した精神安定剤である。「クロルプロマジン」はINNの一般名で、化学名は2-chloro-10[3(-dimethylamino)propyl]phenothiazine、化学式はC17H19ClN2S、CAS登録番号は50-53-3。メチレンブルー同様、フェノチアジン系の化合物である。一塩酸塩が医薬品として承認され利用されている。
1950年、フランスの製薬会社ローヌ・プーラン社(Rhône-Poulenc)により抗ヒスタミン薬として開発されたものの、鎮静作用が強すぎる上、抗ヒスタミン作用が少ないと当時は評価された(整理番号は4560RP)。
ドパミン遮断剤のほか、古くからヒベルナシオン(hivernation)という麻酔前投与剤として知られていたが、この薬効がドパミン遮断効果(その作用機序は、脳内の中枢神経系で興奮や妄想を生み出すと想定される神経伝達物質ドパミンのD2受容体の回路を遮断する事にある)を有することは、ラボリの発見まで知られていなかった。
約12.5 mg程度で乗物酔の防止効果と悪心の防止効果を生じ、精神神経疾患に対しては、アメリカでは1,000 mg / 日程度の所謂『1キロ投与』の統合失調症の障害治療に発明当初から広く使用された。ヒベルナシオンとしての麻酔前投与も古くから行なわれ、この用途では前記発明以前から知られていた。日本では、クロルプロマジンの迂回発明が大阪地方裁判所(昭35.9.11言渡:判例時報162号23頁)で認められ、吉冨製薬がその迂回発明に拠る製法特許を取得し、市場の西半分は吉冨製薬の「コントミン」が占有し販売されている。サンド社(SANDOZ)の輸入品は「ウインタミン」(塩野義製薬取次)の商標を使用している。
クロルプロマジンの発明が病院の神経科の「閉鎖病棟」を開放する大きな動機づけとなったことは良く知られている。ドパミン遮断薬としては最も歴史が古く、その塩の成分により、前者の迂回発明による吉冨製薬迂回製法によるクロルプロマジン剤と塩野義製薬の正規輸入クロルプロマジン剤とで多少の差異があるものの、薬効には差異はみられない。なお、吉冨製薬(現「三菱ウェルファーマ」)はこの当事者系特許侵害訴訟(塩野義製薬が原告で請求棄却)に勝訴し、日本でのクロルプロマジンのシェアを寡占状態近くにまでのばし、旧来の一流製薬企業に比肩することになった。
(投与にあたっての留意点:最も重要な副作用は、パーキンソン症候群である。初期は、手がふるえ、綺麗な文字(書道)が筆記できなくなり、くずした文字の日本語しか書けなくなり、痙攣(震顫)が各部に生じ、横隔膜の痙攣(「しゃっくり」)等をも生ずることが報告されている。美容上では、「色素沈着」等が生じ、「そばかす状」の「汚点」等が生じ、眼科では、網膜に色素沈着が生ずることも知られている。おおむね、活力が減退し、「意志」の力が減退する。また、外的なストレスに弱くなり、内部に「ストレス」が蓄積される。「抗パーキンソン薬(ビペリデン「biperiden」[商標:アキネトン、タマモリン、ビカモール])」をクロルプロマジンと同時に投与(1mg/日、から3-6mg/日)する方法で、前記の「パーキンソン病」を防止することができるが、最悪は「遅発性ジスキネジア」のビペリデン「biperiden」のリバウンドを防ぐことができないので、「抗パーキンソン薬」を安易に投与することは慎むべきである。それよりも、投薬量をなるたけ少なくするよう、患者も医師も努め、パーキンソン症候群のリバウンドを生じさせないように留意されたい。)
クロルヘキシジン(Chlorhexidine)は医薬用殺菌薬で、グルコン酸塩、あるいは塩酸塩、酢酸塩として用いられる。CAS登録番号は55-56-1(グルコン酸塩は18472-51-0、塩酸塩は3697-42-5、酢酸塩は56-95-1)。薬用洗口液などに添加され、歯肉炎などの歯周病を軽減・予防する効果があるとされる。またヒビテンなどの名で、非歯科用の殺菌剤としても用いられる。これは一般の皮膚洗浄剤あるいは外科用洗浄剤として用いられるが、他の含有成分(アルコール等)のため洗口剤には適さないものもある。
フッ素イオンによって失活するため、クロルヘキシジン洗口液はフッ素を含む歯磨き粉、洗口液などの使用後少なくとも30分経ってから使用すべきであるとされ、さらに効果を上げるためには飲食やその他の洗口液は使用後少なくとも1時間は避けたほうがよいとされる。しかしクロルヘキシジンとフッ素の両方を含む製剤でも効果はあるといわれる。クロルヘキシジンを含む製品は日本やアメリカ合衆国では一般用に購入可能であるが、処方箋なしでは使用できない国もある。
グリセリン(Glycerine, Glycerin)は、組成式C3H5(OH)3、分子量92.09の3価のアルコール。別名は、プロパン-1,2,3-トリオール、グリセロール。融点18.18 ℃、沸点290 ℃。CAS登録番号は56-81-5。
1779年にスウェーデンのカール・ヴィルヘルム・シェーレがオリーブ油加水分解物の中から発見し、甘味を持つことからギリシャ語のγλυκυς(glykys、甘い)にちなんで名づけられた。
石鹸の廃液を精製するか、プロピレンから合成して作られる。可燃性であることから、取り扱いや保管には注意する必要がある。
無色透明の糖蜜状液体でアルコールに可溶、エーテルに難溶。水に非常に溶けやすい(=吸湿性が強い)。その保水性を生かして、化粧品、水彩絵具によく使われる。毒性がほとんど無いことから、医療分野では利尿薬、脳圧降下薬、浣腸液、目薬など様々に用いられる。エチレングリコール同様に不凍液としても使用されている。また、ニトログリセリンの原料としても重要である。
3つのヒドロキシル基すべてを脂肪酸でエステル化したものは中性脂肪と呼ばれる。
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グリチロンは、ミノファーゲン製薬株式会社の医薬品である。
グリチロンは有効成分「グリチルリチン酸」を含有しており、慢性的な肝臓疾患や、アレルギー体質、湿疹、かぶれ、皮膚炎などに効果を発揮する。通常大人は1回当たり2~3錠程度、子供は1錠程度を1日につき2~3回ずつ与えることになっている。(但し年齢、病状によって調整すること)
過去の商品(中外製薬時代からの発売)
他。
メチルプレドニゾロン (methylprednisolone) はステロイド系薬剤のひとつ。電解質コルチコイド作用をほぼ完全に抑え、かつ、糖質コルチコイド作用はヒドロコルチゾン(コルチゾール)に比べ5倍に増強されている。また肺への移行性はプレドニゾロンに比べ良好とされており、気管支喘息治療においても用いられる。
近江兄弟社メンターム(おうみきょうだいしゃめんたーむ、略称メンターム)とは、メンソレータムの販売権を会社の再建の為にアメリカ・メンソレータム社へ返上した株式会社近江兄弟社が、残ったメンソレータムの製造設備等を活用して新たに製造・販売した塗り薬。主原料はメンソレータムとはほぼ同じだが、メンソレータムが黄色ワセリンを使っているのに対しメンタームが白色ワセリンを使っている。
製品にはシンボルだったリトルナースの代わりに、メンタームキッドが描かれている。
その後、近江兄弟社は大鵬薬品の資本参加等で再建。 以前まで利用していた生産設備を利用し、「メンターム」販売。「メンタームキッド」登場。
メントール (Menthol) は環式モノテルペン、アルコールの一種。IUPAC命名法では 5-methyl-2-(1-methylethyl)cyclohexanol となる。
いくつかのジアステレオマー、鏡像異性体がある。そのうちの l-メントールは歯磨きやチューインガムなどの菓子類、口中清涼剤などに多用されるほか、局所血管拡張作用、皮膚刺激作用等を有するため、医薬品にも用いられる。
ハッカ(ペパーミント)に多く含まれる。
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シモヤマの主張によると、日本では2000年以上前からその存在が知られていたとされる[1]。一方、西洋では1771年にガンビウス (Gambius) によって始めて単離された[2]。天然には (−)-メントールはハッカ油中に少量のメントン、酢酸メンチルなどと共に存在する。この異性体は l-メントール、(1R,2S,5R) -メントールとも呼ばれる。日本のメントールは1位のエピマーである (+)-ネオメントールも少量含んでいる。
天然メントールは純粋なエナンチオマーとして存在し、ほとんどの場合 (1R,2S,5R) 異性体である(下図左下)。ほかの立体異性体として以下のようなものがある。
(−)-メントールのイソプロピル基はメチル基、ヒドロキシ基の両方に対し trans に位置し、下図のように表わされる。
6員環部分がいす型配座をとった場合に、3つのかさ高い置換基が全てエカトリアル位に位置する最安定配座をとることができるため、(−)-メントールとそのエナンチオマーは上図の8つの異性体の中で最も安定である。
ラセミ体のメントールは2つの晶形を持ち、融点はそれぞれ 28 ℃、38 ℃である。純粋な (−)-メントールは4つの晶形を持つ。最も安定なのは α 形で、これは幅の広い針状晶である。
リップクリームや咳止めなど、軽い咽頭炎や口・喉の弱い炎症を短期間軽減する大衆薬に含まれる。 かゆみを止める鎮痒薬にも分類される。また、筋肉痛や捻挫などの症状を緩和する配合剤や、鬱血除去薬などにも含まれている。ある銘柄のタバコでは、香り付けや、喫煙による喉や呼吸器の炎症を軽減する目的で添加剤として使われている。また、一般的なうがい薬の成分でもある。
医師免許を持つ医師の大部分には認められていないホメオパシー理論の支持者の中には、メントールはホメオパシー療剤の効果を阻害すると考える者がおり、彼らはホメオパシー的な治療を行う場合にメントール、特にミント入りの歯磨き粉を使用しないことを勧めている。現在のところ、メントールについて栄養剤やハーブとしての効果は他に報告されていない。メントールを含む健康食品や漢方薬としてハッカ油が市販されており、これは東洋医学で消化不良、悪心、咽頭炎、下痢、風邪、頭痛の処置に用いられる。(−)-メントールの毒性は低く、半数致死用量は 3,300 mg/kg (ラット、経口)、15,800 mg/kg (ウサギ、皮膚)である。
メントールは酢酸メンチルなどのメンチルエステルの合成に用いられる。メンチルエステルは花の、特にバラの香りを出すのに使われる。
有機化学では不斉合成においてキラル補助基として用いられる。例えば、スルフィニルクロリドとメントールから調製したスルフィン酸エステルは、有機リチウム試薬やグリニャール試薬と反応させて光学活性なスルホキシドを合成するのに使われる。光学活性なカルボン酸をメンチルエステルとして光学分割するのにも用いられる。
他の広く用いられる天然物と同様、需要量は天然からの供給量を大きく超過する。高砂香料工業は単一のエナンチオマー (94% ee) として年に40万トンを生産している。製造過程には野依良治らによって開発された不斉反応が含まれる。
まずミルセンからアリルアミンを合成し、BINAP のロジウム錯体触媒で不斉異性化させ、加水分解して(R)-シトロネラールとする。これを臭化亜鉛で環化させてイソプレゴールとし、水素化して(1R,2S,5R)-メントールを得る。
メントールはラセミ体としてならチモールやプレゴンを水素化することによっても得られる。
普通の2級アルコールの様に、様々な反応が適用できる。クロム酸などの酸化剤でメントンへと酸化されるが、条件によってはさらに酸化が進行して開環が起こる。2% 硫酸で容易に脱水されて3-メンテンを与える。五塩化リンと反応させれば塩化メンチルとなる。
メルク(Merck & Co.)は、世界的医薬品大手企業である。1891年設立。本社はアメリカニュージャージー州。2004年度の売上高は2,293,860万ドル。従業員数 約62,600名。
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1827年創業のMerck KGaAの創始者エマニュエル・メルク(Emanuel Merck)の孫ジョ-ジ・メルク(George Merck)が1891年に、アメリカの拠点としてニューヨークにMerck & Co.を設立し事業を始めたが、第一次世界大戦によってドイツ国外の財産などを喪失し、アメリカのメルクとドイツ(本家)のメルクはそれぞれ独立した医薬品企業として今日まで発展している。
両社のこの様な経緯のため、米国メルクの北米以外の地域では「Merck Sharp & Dohme (略称:MSD)」の名称を利用する。
逆に独国メルクの北米以外の地域では「MERCK」の名称を利用し、北米では「EMDPharmaceuticals Inc.,」などの社名を利用する。
(ちなみに同様な例では、ドイツのシエーリング(→Schering)のアメリカ現地会社が第一次世界大戦によって分断し、1952年に米国企業として再出発した現在のシェリング・プラウ(→Schering Plough))がある。)
米国メルク社製品の導入・販売などは100%出資子会社の万有製薬株式会社が行うほか、米国メルク社直属の日本法人として日本MSD株式会社があり、
独国メルクの日本法人としてメルク株式会社および、出資会社としてジェネリック医薬品会社のメルク・ホエイがある。(→メルク (ドイツ)参照)
(日本では未発売・商品名が異なる製品がある。)
1899年に米国メルク社が発刊した「Merck's Manual of the Materia Medica」が源流で、(後に「The Merck Manual of Diagnosis and Therapy」となる)膨大な医学情報をコンパクトに要領良く掲載され、現在まで基礎的な、標準的な医学書として世界中の医療従事者を中心に活用されている専門書である。
1997年には家庭・一般人向けに専門用語を出来るだけ易しい表現にした「The Merck Manual of Medical Information-Home Edition」が出版されており、どちらも日本で翻訳版が出版されている。
チオペンタールは、バルビタール系麻酔薬の一つ。静注で鎮静・催眠効果を示す。商品名は、ラボナール(有効成分はチオペンタールナトリウム)。
凍結乾燥品から調製した2.5%水溶液を静脈より注入する。場合により直腸内注入、筋肉内注射も用いられる。 ただし筋肉内注射に関しては、本剤はアルカリ性(pH10~11)であり筋注部位の壊死並びに局所障害を起こすことがあるので、患者の受ける恩恵が、その危険性よりも重要視される場合にのみ適用されるべきである。
脳幹の網様体賦活系を抑制することにより麻酔作用をあらわすと考えられている。 自白剤としての作用を持つとしてオウム真理教が実際に使用したが、そのような作用は無く、単に大脳新皮質に作用する麻酔・鎮静作用のある薬である(詳しくは自白剤を参照)
デルモルフィン (dermorphin) はモルヒネの 1,000 倍の鎮痛作用があるといわれている麻酔薬。2006年4月時点ではまだ研究段階であり、臨床現場では使用されていない。D-アラニンを含むペプチドである。
通常、生物の体は L-アミノ酸だけで構成されており、微生物や下等動物を起源にもつもの以外では D-アミノ酸は利用されない。デルモルフィンは D-アミノ酸を含むペプチドでありながら、構造化学的性質は L-ペプチドと同等であるため生物に対して本来は利用できないはずの D-アミノ酸を利用させることが可能であり、D-アミノ酸導入によって本来の活性をより高めることで強力な鎮痛作用を発揮している。
また、他のオピオイド受容体よりも μ 受容体に対して100倍もの高い選択性を示す。
テストステロン(Testosterone)は、 男性ホルモンの一種。筋肉増大、蛋白同化作用の促進、体毛の増加などの作用をもつ。睾丸と副腎から分泌される。
胎生期、妊娠6週目から24週目にかけて精巣から大量のテストステロンが分泌される時期があり、これに曝されること(アンドロゲン・シャワーと呼ばれる)によって、脳は女性的特徴を失い、男性化する。なお、男性外生殖器の形成に関係するのは、ジヒドロテストステロン(en:Dihydrotestosterone)という、別の男性ホルモンによるものと言われている。
思春期以降の男性では睾丸からの分泌が顕著に増加し、男性的な身体の特徴が形作られる。一般に30歳ごろから減少しはじめ、年1~2%の割合で減少する。テストステロンの減少は男性更年期と呼ばれるが、女性の更年期ほどには急激にホルモン分泌は変化せず、身体や精神に与える影響も個人差が大きい。テストステロンの減少率は個人差が大きく、70代になっても、30代の平均値に匹敵するテストステロン値を維持している男性も多い。
女性の男性ホルモン分泌は副腎からのみで、分泌量は男性の20分の1と言われており、陰毛の発毛に関与する。テストステロンを筋肉増強剤として投与すると、副作用で声が低くなり、毛深くなり、頭髪が抜ける。
また、テストステロンは前立腺疾患に関与しており、前立腺癌や前立腺肥大を抑えるために、抗アンドロゲン剤の投与や睾丸摘出を行うことがある。
トリアムシノロン(商品名アフタシール®、アフタッチ®、アリストコート®、オルテクサー®、クーペ®、ケナコルト®、ケナログ®、トリアノポロン®、トリシノロン®、トリナザル®、ナザコート®、ノギロン®、リネトン®、レダコート®、ワプロン®など)は合成コルチコステロイドの一種であり、飲み薬、注射薬、吸入薬、塗り薬の形で投与される。アセトニド、ヘキサアセトニド、ジアセテートなどの誘導体としても利用され、上記の商品名にはこれらも含まれる。持続的な効果が要求される場合には注射薬として使用されることが多い。これには副腎不全などで副腎が十分なステロイドを生産できない患者の補充療法や、ある種の病状において炎症を和らげる場合などが相当する。
トリアムシノロンのようなコルチコステロイドは、免疫系において重要な役割を果たすある種の化学物質の放出を阻害するよう細胞に作用し、炎症を和らげる。すなわち、それらの化学物質は通常炎症の原因となる免疫反応やアレルギー反応の生起に関与するので、特定の部位におけるそのような化学物質の放出を減少させることによって炎症が和らげられる。この効果は広範な病態、特に重い炎症の制御に役立つ。過剰なアレルギー反応、喘息による肺の炎症、関節炎などが例として挙げられる。普通の治療法では効果のない花粉症の患者に対し、単一用量の注射が行われることもあり、これによって花粉症の症状が全体的に緩和されることがある。また関節炎などの症状に対しては、患部に直接注射することによって炎症と痛みを和らげ、関節を動かしやすくすることができる場合もある。
トリアムシノロンは血液中の白血球の数を減少させる効果もあるとされる。これは白血球が異常に多く作られてしまう型の白血病の治療に有効である。また、免疫系が自らの体の組織を攻撃してしまう自己免疫疾患の治療にも用いられる。
トリアムシノロンを使用する際には、体内で自然に作り出されているコルチコステロイドよりもはるかに大きな量が投与される。このため、通常のコルチコステロイドの作用が助長され、副作用となって表れることがある。
トレドミン(一般名 塩酸ミルナシプラン)は、2000年6月5日に日本で最初に認可されたSNRI抗うつ薬である。
旭化成株式会社とヤンセンファーマ株式会社から出荷されており、15mg錠と25mg錠が存在する。
セロトニンとノルアドレナリンの再吸収を阻害し、気分を楽にして、不安や不眠を緩和し、気分を前向きにさせる。うつ病などに効果をもたらす。また、抑うつ状態を改善させ、やる気を出させる為にも処方される。三環系抗うつ薬や四環系抗うつ薬と同程度の効果とSSRI並の低い副作用が期待できる。とくにパキシルが体質的に合わず吐き気がなかなかおさまらない場合にトレドミンに替えると吐き気がほとんど発症せず、うつ病にも有効である場合がある。
まれに重い副作用セロトニン症候群や悪性症候群、けいれんと言った症状を起こすことがある。
トウガラシチンキはトウガラシ(生薬名:蕃椒 ばんしょう)からつくられるチンキ剤である。
黄赤色の液体で、味は非常に辛い。 筋肉痛、凍瘡、凍傷、育毛に外用剤として用いられる。通常は、軟膏、湿布薬、液剤などに1〜40%配合される。 これらの効果は、トウガラシの皮膚を刺激して血管を拡張し血流を改善させる効果を利用している。 皮膚に対する刺激が強いため、粘膜や目の回り傷のある皮膚には使用できない。 保存方法は、遮光した気密容器に入れ保存する。
ナプロキセン (naproxen) は、芳香族カルボン酸に分類される有機化合物で、鎮痛、解熱、抗炎症薬として用いられる非ステロイド性抗炎症薬 (NSAID) の一種である。光学活性化合物であり、薬物として有効なのは S(+)体 のエナンチオマーである。
ナプロキセンは、アラキドン酸からプロスタグランジンに至るまでの代謝経路のうち、シクロオキシゲナーゼ (COX) 活性を阻害することで抗炎症作用をあらわす。
ナプロキセンを始めとして、NSAID の中には、プロピオン酸系と呼ばれる一連の化合物群がある。それらはいずれもプロピオン酸の 2位が芳香環で置換された構造を持つ光学活性化合物で、S体に望ましい生理活性があることが知られている。そのため、不斉合成の標的として、S体の 2-置換プロピオン酸を立体選択的に得るべく、2-置換アクリル酸の不斉水素化の研究開発が行われてきた。ナプロキセンを合成する場合は下図のように、2-(6-メトキシ-2-ナフチル)プロペン酸 (1) のプロキラルなアルケン部位に対し、図の手前側から水素を付加できれば (S)-ナプロキセン (2) が得られる。
野依らは 1987年に、彼らが開発した配位子、BINAP を持つルテニウム錯体 Ru((S)-binap)(OCOCH3)2 を不斉触媒とし、これと水素ガスを用いた不斉水素化により、(S)-ナプロキセン (2) を定量的に、かつ鏡像体過剰率 97%ee と高選択的に得ることに成功した[1]。これは、野依らによる不斉水素化の中のほんの一例ではあるが、不斉配位子としての BINAP の優秀性をよく示すものと言えよう。
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その後、K. T. ワン、M. E. デービスにより、水溶性を付与した Ru-BINAP 系触媒をエチレングリコール溶液として担持した親水性の多孔質を用いて、シクロヘキサン/クロロホルム溶媒との二相系による同様の不斉水素化が開発され、その中でも (S)-ナプロキセンの選択的合成が達成された (96%ee)[2]。
ナプロキセンは、消炎、鎮痛、解熱剤として用いられる。商品名はナイキサン、サリチルロン、ナロスチン、モノクロトン、ラーセンなど。
ノーシン(英語表記:Norshin)は、アラクス(旧荒川長太郎合名会社)が製造・販売している頭痛薬である。
1918年(大正7年)に、スペイン風邪の流行の折に製造販売を始めたのが起源だとされる。 語源としては、「脳がしーんとする」、「脳が新しくなったようにすっきりする(中国における1920年代の広告では「脳新」と表記された経緯がある)」、中国神話の神農をもじったなど、いくつかの説がある。 成分としては、アセトアミノフェン、エテンザミド、カフェインの3つを併せた「ACE処方」を主とする。
現在、ノーシンは下記の製品に分類されている。
昭和初期から、ノーシンの広告は様々なメディアに掲載されており、新聞広告、劇場の舞台幕、もしくは草創期のテレビ番組の部分的な広告などで見られる。販促用の景品なども多くあり(マッチ、プラモデルなど)、広報に力を入れていた。
ノバルティス (Novartis International AG) は、スイス・バーゼルに本拠地を置く、国際的、製薬・バイオテクノロジー企業である。
ノバルティスファーマ株式会社(日本)
ハマゴウ(Vitex rotundifolia L. fil.)はクマツヅラ科の常緑小低木で砂浜などに生育する海浜植物(琵琶湖にもある)。
東北地方南部から韓国、中国、東南アジア、オーストラリアまで広く分布する。茎は地面を這い高くても数十cm。葉は楕円形で、裏面は白い毛で被われ、対生。まれに3複葉になるものもある。7-8月頃に芳香のある青紫色の花を円錐花序につける。
果実は蔓荊子(マンケイシ)と呼ばれる生薬で鎮痛、鎮静、消炎作用がある。蔓荊子散などの漢方薬に配合される。
枝葉に芳香があり古くは香として用いられたため「浜香」と呼ばれたといい、また「浜這」の意ともいう。
ハーブの一覧(ハーブのいちらん)ではハーブを挙げる。
凡例: 日本語名 (英語名) (学名):学名または英語名でのアルファベット順になっています。英語名は英語版ウィキペディアにリンクされています。
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These "culinary" plants contain livertoxic pyrrolizidine alkaloids:
This "culinary" plant is toxic unless picked at the correct time and prepared correctly:
ハロペリドール(Haloperidol)は、1957年ベルギーのヤンセン社の薬理学者ポール・ヤンセン(Paul Janssen)がアンフェタミン(覚せい剤)による運動量昂進に対して拮抗する薬物として発見したブチロフェノン系の抗精神病薬である。抗妄想・幻覚作用などを有する。主に中枢神経のドパミンD2受容体を遮断することで作用する。統合失調症の治療薬として最も多く用いられているものの一つである。統合失調症以外に、躁うつ病、せん妄、ジスキネジア、ハンチントン病、トゥレット障害などにも使用される。
副作用として、パーキンソン症候群(振戦、固縮、小刻み歩行など)、急性および遅発性ジストニア、急性および遅発性ジスキネジア、悪性症候群、高プロラクチン血症などがある。これらは、本来の標的である中脳辺縁系以外の神経伝達を遮断してしまうことによって生じる。たとえばパーキンソン症候群、高プロラクチン血症は、それぞれ黒質線状体系、下垂体漏斗系のドパミンD2受容体を遮断することで生じる。近年、これらの副作用が比較的少ない非定型抗精神病薬が使用されるようになっている。
商品名:セレネース®、リントン®など
ハイチオールCはエスエス製薬から発売されているL-システイン・ビタミンC製剤である。
成分:L-システイン 240mg、ビタミンC 300mg、パントテン酸カルシウム24mg
もとは1970年代にL-システインを主成分とする医療用医薬品「ハイチオール」として発売され、その後大衆薬として発売され、どちらも現在に至っている。
医療用発売に際し種々の臨床試験が行われているが、湿疹などの皮膚科領域、肝機能改善などの内科領域、リウマチやアトピーなどのアレルギー領域などスタンダードなものから放射線障害の防止軽減やホルムアルデヒドの解毒、発毛など実際に薬効を得ていない領域にも優位に効果があるとされている。
なお、医療用は事業譲渡により久光製薬より発売されているが、医師によっては市販薬と同等の症状で、保険診療として処方してもらえれば大衆薬と同等の「ハイチオール」などが非常に廉価で入手出来る。(転売・譲渡すると薬事法により処罰の対象となる)
一般薬としてはL-システインの肝臓に対する解毒効果で「二日酔い」に効くために繁用されてきたが、その肝臓への作用でメラニンの生成を抑え、メラニンを無色化するとともに肌の新陳代謝を助ける効果が注目され1990年代後半からの「美白ブーム」で注目され、女優を起用したCMや雑誌・新聞広告が例年春から初秋頃にかけて数多く出稿されている。
この「ハイチオールC」の人気に便乗してか、2000年以降、武田薬品工業・第一製薬(現第一三共ヘルスケア)・資生堂薬品(資生堂の子会社)・佐藤製薬など大手各社から、「ハイチオールC」と殆ど同一成分が含まれ、内容量も同一で、市場価格ではハイチオールCよりも廉価な製品が数多く発売開始されている。
一方、エスエス製薬は2006年3月から従来の内用薬(錠剤)と新たに肌に塗るクリームの2タイプで、成分の配合量を従来より多くした「ハイチオールC プレミエール」を新発売した。
また、肝臓に作用する医薬品ではあるが、指示量より多く服用しても水溶性ビタミンと同じく成分が過剰若しくは不要となると尿などで体外に排出されるため、過敏症を除いて害のある副作用は殆ど無い。また、効果を期待して過剰に服用しても余分なものは効果を発揮せずに体外に排出されてしまうため、無駄である。効能的には医薬品よりサプリメントに近いものの一つである。
バルビタール (Barbital) または バルビトン (barbitone) は1903年から1930年代中ごろまで使われていた睡眠薬で、最初のバルビツール酸系薬剤である。商品名ベロナール (Veronal)。化合物としての名称はジエチルマロニル尿素、またはジエチルバルビツール酸である。マロン酸のジエチルエステルと尿素をナトリウムエトキシドの存在下に縮合させるか、ヨードエタンをマロニル尿素の銀塩に付加させて合成される。無臭でわずかな苦味を持つ、結晶性の白い固体である。
ドイツの化学者エミール・フィッシャーとジョセフ・フォン・メーリングによって、1902年に初めて合成された。彼らの発見は1903年に公表され、1904年にバイエル社が「ベロナール」の名で発売した。可溶性のバルビタール塩がシェリング社 (Schering) によって「メジナル (Medinal)」として販売された。神経興奮性の不眠症のために用いられ、カプセル剤、薬包の形で供給された。薬用量は10から15グレイン(およそ650から970ミリグラム)であった。
ベロナールは当時存在していた他の睡眠薬に比べ画期的なものだと考えられていた。多少の苦味はあったものの、一般的に使われていたが味のひどかった臭素系薬剤に比べればかなり改善されていた。副作用はほとんどなかった。中毒量は薬容量よりもかなり低かったが、長期にわたる使用によって耐性がつき、薬効を得るために必要な量が増加した。遅効性であるため致命的な過量が珍しくなかった。
芥川龍之介が自殺の際に服用したことで知られる。
この記述はパブリックドメインの百科事典『ブリタニカ百科事典第11版』("Encyclopedia Britannica" 1911年版)に基づいています。
パキシル(Paxil)は、イギリスのグラクソ・スミスクライン社(旧 スミスクライン・ビーチャム)から発売されている選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)である。白色の錠剤で、有効成分はパロキセチン(塩酸パロキセチン水和物)である。
気持ちを楽にして、意欲を高める。気分を落ち着ける。主にうつ病やパニック障害に処方され、その他には強迫神経症・月経前不快気分障害・摂食障害にも用いられる。
発生する可能性のある主な副作用を挙げる。
以下は、まれではあるが特に重い副作用である。
また投薬中止時(特に突然の中断時)に以下の様な副作用が報告されている
ヒアルロン酸(hyaluronic acid)は、グリコサミノグリカン(ムコ多糖)の一種。学術上は、ヒアルロナン(hyaluronan)と呼ばれるようになっている。Nアセチルグルコサミン とグルクロン酸(GlcNAcβ1-4GlcAβ1-3)の二糖単位が連結した構造をしている。生体内では、極めて高分子量で、分子量が100万以上あると言われている。コンドロイチン硫酸など他のグリコサミノグリカンと異なり、硫酸基の結合が見られず、またコアタンパク質と呼ばれる核となるタンパク質にも結合していない。
関節、硝子体、皮膚、脳など広く生体内の細胞外マトリックスに見られる。とりわけ、関節軟骨では、アグリカン、リンクタンパク質と非共有結合し超高分子複合体を作って、軟骨の機能維持に極めて重要な役割をしている。ある種の細菌も同様な構造を持つ糖鎖を合成している。
鶏冠、臍帯などから良質のヒアルロン酸が単離されているが、最近では乳酸菌や連鎖球菌により大量生産されるようになっている。関節炎や角結膜上皮障害の治療薬として利用されているほか、化粧品などに保湿成分として添加される。健康食品に配合されることもある。
グライコフォーラム
ヒスタミンH2受容体拮抗薬(-えいちつーじゅようたいきっこうやく)はH2ブロッカーとも呼ばれ、胃潰瘍・十二指腸潰瘍といった消化性潰瘍の治療に用いられる薬品である。その作用機序は胃の壁細胞に存在し胃酸分泌を促進するヒスタミンH2受容体を競合的に拮抗することである。
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ヒスタミンH2受容体拮抗薬の原型となっているシメチジンはイギリスのSK&F社(現在はグラクソ・スミスクライン)の研究によって合成された。1964年当時ヒスタミンが胃酸分泌を促進することは知られていたが、旧来のヒスタミンの拮抗薬では胃酸分泌を抑制することはできなかった。この研究過程で彼らはヒスタミン受容体にH1とH2の二つのタイプがあることを明らかにした。彼らはH2受容体について何も判っていなかったのでまずヒスタミンの構造を少し変えた薬品を合成し、作用を確かめてみた。最初の進歩はNαグアニルヒスタミンだった。この薬品はH2受容体を部分的に拮抗した。この延長線でH2受容体の詳しい構造が判り、最初のH2受容体拮抗薬であるブリマミドの合成に至った。ブリマミドはH2受容体に特異的な競合拮抗薬で作用はNαグアニルヒスタミンの100倍であった。ここにH2受容体の存在は確立した。ブリマミドは経口投与した場合の作用が弱かったのでこれを改良したメチアミドが開発された。ところがメチアミドには腎毒性と顆粒球の抑制作用が明らかになったのでさらに改良しついにシメチジンの開発に至った。
ヒスタミンH2受容体拮抗薬は胃の壁細胞にあるヒスタミンH2受容体を競合的に拮抗する。これにより平時の胃酸の分泌および食物による胃酸の分泌の双方を抑制する。これには2通りのしくみがあると考えられている。ヒスタミンがH2受容体に結合するのを妨げるのと、ガストリンやアセチルコリンの持つ胃酸分泌刺激作用が弱まるということである。
ヒスタミンH2受容体拮抗薬は副作用も少なく安全な薬である。低血圧、下痢、めまい、頭痛、発赤がみられることがある。シメチジンは抗アンドロゲン作用(性欲の低下、インポテンツ)がみられることがあるが中止すると回復する。
モーニングアフターピルは、「受精卵の着床を妨げる」ために性交後に服用するピルのこと。事後ピルまたは緊急避妊薬とも呼ばれる経口のホルモン剤。 性交後72時間以内に1回目を服用し、その12時間後にもう一度服用する(ヤッペ法)。 実際には 100時間くらいまで効果が得られるという調査もあるので、必要に迫られた場合は試みる値打ちがあると考えられる。
緊急避妊の方法として、モーニングアフターピルの服用の次の方法として、IUD(避妊参照)の挿入という方法もありうる。
ピップエレキバンは家庭用磁石入り絆創膏の商品名。ピップフジモトが製造、並びに西日本地区の販売を行い、東日本地区ではピップトウキョウが販売している。
フルオキセチン (Fluoxetine) はSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)の1つである。商品名プロザック® (Prozac®) としてアメリカのイーライリリー・アンド・カンパニー社からカプセル剤が発売されている。
フルボキサミンは主に抗うつ薬および強迫性障害ならびに社会不安障害の治療薬として、日本では「デプロメール®」(明治製菓)「ルボックス®」(藤沢薬品工業)の商標で販売されている。日本で発売された SSRI としては初めての製品で、購入には医師の処方が必要である。SSRI を「ハッピードラッグ」として飲む人もいるが大きな誤りである。安易な服用は脳本来の機能を混乱させ、取り返しの付かない事態となることが有り得る。服用は医師(主に精神科・心療内科等)と、使用の可否、適切な処方量、副作用への対処を十分に話し合うべきである。
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25 mg 錠と 50 mg 錠がある。黄色い小さな錠剤である。
通常、成人には1日 50 mg を初期用量として、1日 150 mg まで増量し、1日2回に分割して経口投与するのが一般的である。なお、年齢・症状に応じて適宜増減する。1日 150 mg を越える量での処方で目覚ましい効果が有ったという海外の医学誌での報告がある。
およそ2週間と言われている。
主な副作用は眠気と消化器へのダメージである。その他にも少数例ながら各種の副作用が報告されている。 副作用がある場合は医師または薬剤師に速やかに相談するべきである。
健康な成人男性に 50 mg 投与した場合、最高血中濃度は5時間ほどで訪れ、血中濃度半減期は9時間前後である
向精神薬の使用は医師と十分相談した上で行うのが安全かつ無難であり、勝手に量を増減するのは好ましくない。
フロセミド(Furosemide,C12H11ClN2O5S)は、ループ利尿薬のひとつ。CAS登録番号54-31-9。
代表的な商品名はラシックス(R)錠・細粒・注(サノフィ・アベンティス社)。後発品は、ロープストン、プロメデス、フルバミド、アンフラマイドなど多数(メーカ、剤形は略)。
フェンタニル(Fentanyl)は、主に麻酔、鎮痛の目的で利用される合成麻薬でオピオイドの一種。
クエン酸フェンタニルの注射液(商品名:フェンタネスト)は麻酔、鎮痛に使われ、フェンタニルを有効成分とするパッチ薬(商品名:デュロテップパッチ)は癌性疼痛に使われる。特に経口モルヒネが使えない患者に有用である。
麻薬としても流通していて、通称はチャイナホワイト。その効果から「合成ヘロイン」「ヘロインのデザイナードラッグ」とも評される。同量でヘロインよりも効果があることから、流通しているヘロインに混ぜ物として混入しているとも言われる。
2002年10月に発生したモスクワ劇場占拠事件で、武装グループ無力化のため政府特殊部隊がこれを使用した際、人質に多数の中毒死者が出た。
フェノバルビタール(分子量232.2、CAS登録番号 50-06-6)はバルビツール系の代表的催眠・抗不安・抗てんかん薬である。商品名はフェノバール、ルミナール等。不安・緊張状態の鎮静、不眠症、てんかんの痙攣発作等に用いられる。作用の発現は遅く持続的である(長時間作用型)。
シトクロムP450など解毒酵素の遺伝子発現を誘導する作用が強い。
プラジカンテル(praziquantel)とは吸虫駆除剤である。商品名はビルトリシド。
肝吸虫症、肺吸虫症、横川吸虫症
(住血吸虫症にも有用であるが、日本では住血吸虫症に対する効能は承認されていない)
眠気、下痢、頭痛、腹痛など
リファンピシン(結核症、ハンセン病の治療薬)と併用すると本剤の血中濃度が非常に低下してしまう。
プラリドキシムヨウ化メチル(-か-)は、有機リン剤中毒の特異的な解毒剤である。商品名は、パム(PAM)。また、毒ガス・サリンの解毒剤として知られているが、サリンも有機リン剤の一種である。 1995年の地下鉄サリン事件では600人以上の被害者を救った事で有名。
有機リン剤は、神経の化学伝達物質アセチルコリンの分解酵素であるコリンエステラーゼ(ChE)の酵素活性中心に結合することで、本来のアセチルコリン分解作用を失活させる。そのことにより増長したアセチルコリンの作用が意識障害、徐脈、血圧低下、縮瞳などの中毒症状を引き起こす。
本剤は、酵素活性中心に結合した有機リン剤を切断解離させる作用をもち、その結果ChEの活性を回復させるので有機リン剤に対する解毒作用をあらわす。
プロゲステロン(progesterone)とは、ステロイドホルモンの一種。
化学名は pregn-4-ene-3,20-dione。
一般に黄体ホルモン、プロゲストーゲン(progestogen)の働きをもっている物質として代表的である。
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成人女性では、卵巣の黄体から分泌されるが、妊娠時には、妊娠中期以降になると、胎盤からも分泌される。
生体内で黄体ホルモンとして働いている物質のほとんどがプロゲステロンである。黄体ホルモンの主な働きは、女性の体、特に子宮を妊娠の準備をするように変化させ、月経周期を決めて、もし妊娠が起こった場合には、出産までの間、妊娠を維持させる役目を果たすことなどである。
人工的に合成された、黄体ホルモン作用を持つホルモン類似物質を治療目的で投与する場合があるが、これらの黄体ホルモン類似物質はプロゲスチン (progestin) と総称される。
プロゲステロンは、卵巣の黄体で合成される。
プロゲステロンは血中から細胞に入ると、細胞内に存在するプロゲステロン受容体蛋白質に結合して複合体を形成する。この複合体は核内のDNAの特定の部分に結合することで、多くの遺伝子の発現を変化させる。この機構により、子宮内膜や子宮筋の働きを調整したり、乳腺の発達や体温上昇などに関る。血糖値を正常にして、体脂肪を減少したり、利尿作用もある他に、他のホルモンのバランスを調整する役目をもつ。
ヘキサメチレンテトラミン (hexamethylenetetramine) は複素環化合物の1つ。4個の窒素原子がメチレンによってつながれた構造を持つ。ヘキサミン (hexamine) あるいは 1,3,5,7-テトラアザアダマンタンとも呼ばれる。
樹脂や合成ゴムなどを製造するさいの硬化剤として用いられる。
医療においては、膀胱炎、尿路感染症、腎盂腎炎の治療に用いられ、日新製薬からヘキサミン注「ニッシン」として販売されている。これは、ヘキサミンが尿内でホルムアルデヒドに分解することにより、尿が防腐性を持つことによる。
食品の保存料としての使用法もあり、海外ではチーズに添加される場合があるが、日本では食品への添加は法律で禁止されている。RDX爆薬を製造する際の原料となる。
ペロスピロン(Perospirone、商品名:ルーラン)は非定型抗精神病薬のひとつ。ペロスピロンは日本国内で統合失調症治療薬として承認を受けている。アメリカでは販売されていない。
ペロスピロンは国産初のセロトニン・ドーパミン拮抗薬(SDA)であり、国内で2番目に承認された非定型抗精神病薬である。 旧住友製薬が開発、現在は大日本住友製薬が製造・販売している。商品名はルーラン(Lullan)。
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ペロスピロンはアザピロン系に分類される非定型抗精神病薬であり、ドパミンD2受容体及び、セロトニン5-HT2受容体拮抗作用がある。ペロスピロンはリスペリドンに似た精神薬理作用をもっている。
ペロスピロンの抗精神作用はドパミンD2受容体への拮抗作用に因るものと考えられている。セロトニン5HT2受容体拮抗作用もまたペロスピロンの有効性に影響している可能性がある。
ルーラン錠は、2000年12月に承認され、2001年2月に発売された。
主な副作用はアカシジア、震戦、筋剛直、構音障害、流涎、不眠、眠気、焦燥・不安など。
ペントバルビタール (Pentobarbital) は短-中時間作用性のバルビツール系鎮静麻酔薬である。抗痙攣薬としても用いられる他、虚血時の脳保護にも用いられる。
IUPAC名は 5-Ethyl-5-(1-methylbutyl)-2,4,6(1H,3H,5H)-pyrimidinetrione。化学式 C11H18N2O3。分子量 226.27。CAS登録番号 76-74-4。
ナトリウム塩を含んだ製剤が「ネンブタール」、カルシウム塩を含んだ製剤が「ラボナ」として処方されている。
バルビツレートの常として、呼吸抑制が強く、麻酔作用を発揮する量と致死量との差が少ない、耐性や依存性を生じやすいなどのため、麻酔薬や睡眠薬としてヒトに使用することは現在では少ないが、深刻な不眠症患者に処方される事がある。
催眠鎮静薬。ひどい不眠や、ベンゾジアゼピン系など他の睡眠薬でよい効果がえられないきに使われることがある。 作用時間が不眠症にほどよい短時間~中間型なので、バルビツール系睡眠薬のなかでは睡眠薬として使用されるケースが多い。
ボラギノールは、武田薬品工業の子会社、天藤製薬(あまとうせいやく)が製造する痔の薬のブランド。坐薬、軟膏薬、注入軟膏薬でシリーズ化されている。
ポポンSは、シオノギ製薬が発売するビタミン剤。各種ビタミンからカルシウム・マグネシウムも含み、肉体疲労時の栄養補給やインスタント食品などに依存しやすい人などへの栄養補助にその効果は定評がある。同じくシオノギ製薬が発売するビタミン剤にはシナール、ベリックス、ベクスなどもあり、しみ・そばかすなどの緩和を主眼とした若年女性向けにポポンCホワイトも発売されている。
小林聡美が出演していたコマーシャルが有名である。そのCMは放映当時CM好感度ランキング一位になった。
マーキュロクロム液(-えき)は、マーキュロクロムの水溶液である。別名、メルブロミン液。通称、赤チン。
暗赤褐色の液体で、皮膚・キズの殺菌・消毒に用いる。マーキュロクロム液100ml中に2gのマーキュロクロムを含むため、水銀を0.42~0.56w/v%含む。マーキュロクロム液に含まれる水銀は有機水銀であるが、皮膚浸透性が低く、濃度が薄い希釈液のために毒性は少ないので、外用剤として使う限りにおいては安全だとされている。 貯蔵方法は、遮光した気密容器に保存する。 pHは約8。
マーキュロクロム(C20H8Br2HgNa2O6)は青緑色~帯緑赤褐色の小葉片または粒状の物質。水には溶けやすいが、不溶分が残る事もある。水以外のエタノール、アセトン、エーテル、クロロホルムなどの溶剤にはほとんど溶けない。マーキュロクロムそのものは劇薬であるが、マーキュロクロム液は劇薬ではない。
通称の赤チンは「赤いヨードチンキ」の意味で、同じ殺菌・消毒の目的で使われる希ヨードチンキが茶色なのにたいして本品の色が赤いことからつけられた。マーキュロクロム液は水溶液なのでチンキ剤ではない。
1919年にジョンズ・ホプキンス、ヒュー・ヤングによって開発され、全世界の家庭の常備薬の一つとして長く使われていた。しかし、1990年頃にアメリカのFDAによって、マーキュロクロム液の使用による水銀中毒の危険性が指摘され、販売の中止が呼びかけられたことにより、アメリカはもとより、全世界で使用を控える動きが加速した。 日本では、製造工程で水銀が発生するという理由から1973年頃に製造が中止されたが、常備薬として求める声は多く、海外で製造した原料を輸入する事で現在も販売されている。
現代社会においては、塩化ベンゼトニウムや塩化ベンザルコニウムを使った消毒薬が主に使われる。これらは無色であることから赤チンに対して白チンと呼ばれる事もある。例として「マキロン」(ゼファーマ、旧山之内製薬)などがある。
マイスリーは、アステラス製薬(開発はフランスのサノフィ・サンテラボ社、現在のサノフィ・アベンティス社)が販売している睡眠薬の商品名。一般名は酒石酸ゾルピデム。非ベンゾジアゼピン系に分類され、ω1受容体に作用することで効果を示す。1992年に世界で始めてフランスで販売が開始され、日本では2000年8月から販売が始まっている。 なおマイスリーは日本での商品名。欧州ではStilnox、アメリカではAmbienという商品名で販売されている。
同じく睡眠薬としてよく知られたハルシオンと同様、超短時間作用型であり睡眠導入剤(寝付きの悪さの改善)として使用される。
目次
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不眠症(統合失調症及び躁うつ病に伴う不眠症は除く)。
5mgおよび10mgのフィルムコート錠。
通常、成人には酒石酸ゾルピデムとして1回5~10mgを就寝直前に経口投与する。なお、高齢者には1回5mgから投与を開始する。年齢、症状,疾患により適宜増減するが、1日10mgを超えないこととする。
GABA-A受容体複合体のベンゾジアゼピン結合部位(ω受容体)に働き、GABAの作用を増強する。ω受容体には2つのサブタイプがあり、ω1受容体は催眠鎮静作用に、ω2受容体は抗痙攣作用、抗不安作用及び筋弛緩作用に深く関与しているものと考えられている。ゾルピデムはトリアゾラム(ハルシオン)に代表されるベンゾジアゼピン系睡眠薬と比較してω1選択性が高く、催眠鎮静作用に比べて、抗不安作用、抗痙攣作用や、筋弛緩作用が弱いのが特徴である。また、ベンゾジアゼピン系睡眠薬に比べ、反復投与しても耐薬性、依存性が形成されにくい。
副作用として依存性の形成、呼吸抑制、一過性前向性健忘、起床後の眠気・ふらつきなど。重症筋無力症、急性狭隅角緑内障には禁忌となる。
ミノキシジルは血管拡張剤の1つであり、最初は高血圧の経口薬としてのみ用いられていた。しかし、後に髪を育成し脱毛症を回復させる効果が発見され、1980年代にアップジョン社(現在のファイザー)が、はげや脱毛症の治療用として 2% のミノキシジル外用溶液(商標名ロゲイン®)を販売し始めた。なぜ髪の成長が促進されるのかは分かっていない。
日本ではミノキシジル成分の医療用医薬品が未発売であり、医療用成分の実績が無いままいきなり一般用医薬品(大衆薬)として承認されたダイレクトOTC第一号製品として、大正製薬が1999年からミノキシジル成分 1% のリアップとして発売開始された。なお、リアップ発売前から現在まで、リアップよりも主成分が濃厚で廉価である理由でロゲインの個人輸入が後を絶たない点が問題とされている。
同時期に国内で承認・上市した(医療用医薬品)バイアグラと共に生活改善薬としてヒットし、当初は品薄状態が続いた。
2004年には女性用のリアップレディも発売されている。
脱毛に対抗する薬なので、最も一般的な副作用は頭皮の痒みである。ミノキシジルや、ロゲインなどの外用薬に含まれる非作用成分プロピレングリコールに対するアレルギー反応がしばしば見られる。多量のミノキシジルは低血圧の原因となる可能性がある。日焼けした頭皮に使用する場合に見られがちであるが、ワセリンやトレチノインと併用すると薬剤の過剰な吸収が起こりえることが知られている。
ミノキシジルの使用中は脱毛を止められるが、服用をやめると再び起こり始める。
あまり一般的ではないが、他の副作用には以下のようなものがある。
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ニキビを除き、上記の症状は薬剤の使いすぎの目安になるとされるが、そうでなくても発症する可能性は有るので、発症した場合は即ちに医師の診断を受ける事が強く薦められる。
母乳を介して乳児に摂取される可能性があることが分かっている。
ロゲインの開発段階で3名、市販化されたリアップの使用中に3名(1999年末の時点)が、薬品との因果関係は不明としながらも循環器疾患で死亡しており、後者に関しては販売元の大正製薬がこの事を公に公表しなかった。
ロゲインの副作用で死者が出た事は、リアップ発売前からワイドショーやスポーツ紙を中心に報道されていた為、「いきなり、誰でも買えるOTC(大衆薬)で発売するのは危険」とする医師・薬剤師・業界関係者などの識者も多く、商品がヒットする傍ら、(購入時に薬剤師と相談しないと購入出来ないとされているのにも関わらず)大正製薬への服用相談も多く寄せられた。
2003年に長妻昭衆議院議員が質問主意書を提出し、同年9月に政府・厚生労働省からの答弁書で明らかになった。さらに1999年の発売当初から2003年までで循環器系の副作用が500例寄せられている事も同答弁書で明らかとなり、大正製薬はニュースリリースを発表すると共に、購入時の既往症などのチェックを強化するよう販売店に指導した。
万能薬(ばんのうやく)とは、全ての、あるいは非常に広い範囲の病気や怪我に効果があると称される薬を差す。
薬学的にそのような薬は存在し得ないが、古くからの大衆薬には万能薬として開発、あるいは宣伝されたものが数多くある。例えば戦前から虫刺されなどの外用消炎薬としてロングセラーとなっている金冠堂のキンカンも、当初はそのような万能薬として開発されたものであった。また、清涼飲料水のコカ・コーラも、アメリカ合衆国における万能薬の流行中の副産物であった。
丸山ワクチン(まるやま-、英:Specific Substance Maruyama;SSM)とは、1944年に皮膚結核の治療薬として誕生した薬。蛋白質を除去したヒト型結核菌から抽出した多糖体・アラビノマンナンを主成分とする。
発明者丸山千里(日本医科大学名誉教授・元学長、1901~1992)の名前から後に「丸山ワクチン」と呼ばれるようになったこのワクチンは、ドイツのロベルト・コッホが1890年に発明したヒト型結核菌製剤ツベルクリンにヒントを得ている。現在では結核診断用の薬剤として知られるツベルクリンは、もともとは結核の免疫療法として開発されたものだったが、逆に症状を悪化させる結果を招き、治療薬としては失敗に終わった。丸山はコッホの試みに強い関心を持ち、「副作用につながる毒素を特定し、それをツベルクリンから取り除く」という発想の下に実験に着手。その結果、ヒト型結核菌においては蛋白質が病状を、多糖体が治癒を促進するものであることを突き止めた。
1945年より丸山は、開発した多糖体を主成分とするワクチンによる治療を開始。皮膚結核、肺結核に対して著しい効果をもたらすだけでなく、やがて結核菌と同族の菌を持つハンセン病にも効果が確認された。
このワクチンを有名にしたきっかけは、上述2種の病の患者にはガンが少ないという共通点が発見されたことだった。これによって、ガンに対するワクチンの作用を調べる研究が始まった。丸山は実際のガン治療にワクチンを用いることを決意し、担当医師にワクチンの試用を依頼した。結果、複数の医師から「ガンの縮小がみられる」などの報告が届き、ワクチンを打った末期ガンの患者の中に、ガンと共存して何年も元気に暮らす人が現れるようになったが、このことで、昭和40年代以降『ガンの特効薬』との評判が一気に高まり、実際の認可の手続きより世論が先行することになってしまった。
ガンの専門家による発明でない丸山ワクチンには、ガンに対する免疫発動の実際の作用に不明な点や例外も多く、臨床治験についても不明瞭な点の指摘があって、当時の医薬審議会はガン治療薬として認可をしなかった。当時丸山ワクチン(申請提出1976年)と同時期にクレスチン(認可1975年)、ピシバニール(認可1975年)という癌治療薬が認可されていた。この二つと同じ基準なら丸山ワクチンも認可されるはずだった。だが、クレスチンが一年、ピシバニールが二年で審査を終え認可がおりたのに対し、丸山ワクチンは三年間で計三回の追加資料の提出を求められるなど不可思議な対応が多く、また不認可の決め手となった比較臨床試験は他の二薬には行われておらず、その後審査基準の変更で追加されたものだった。
この不認可には様々な要因が考えれる。まず新薬の審査をする薬事審議会の委員にクレスチンの開発に関わっていた人間が入っており、自分で作った薬を自分で認可できる状態であったことが挙げられる。この件に関しては衆議院議員の菅直人らが国会で数回追及している。また、「丸山ワクチン潰し」も囁かれた。これは文部省(当時)の研究費配分の審査を行う医学会の実力者が丸山ワクチン擁護派に補助金打ち切りをちらつかせて圧力をかけたというものである。他にも大手企業の官僚や医者への接待の実情や天下りなども原因だったようで、一時期世論は騒然となった。
この不認可の動きに対して患者やその家族の団体からは認可の嘆願署名運動などが行われたが、全国に広がったこの運動によって決定が覆ることはなかった。現在でもガンの治療に関して、丸山ワクチンの位置づけは有償治験薬となっている。ちなみにクレスチン、ピシバニールは1989年の厚生省の薬効再評価によりほとんど効果がないことが判明している。
丸山ワクチンの効果については、マクロファージの活性化が古くから指摘されてきた。最近の知見では、癌ワクチンが癌を攻撃する細胞を直接誘導するのに対して、丸山ワクチンは癌ワクチンの作用を補助する効果があると考えられている。
なお、放射線療法による白血球減少症の治療薬として認可されている「アンサー20」(ゼリア新薬工業)は、丸山ワクチンと同成分である。
中枢神経刺激薬(ちゅうすうしんけいしげきやく)は、中枢神経系に作用し、その機能を活発化させる薬物の総称である。狭義にはそれらの薬物のうち日本薬局方に収められている薬物を指す。単に中枢刺激薬とも。またその作用から覚醒剤と呼ばれることもある。
昏睡からの覚醒やナルコレプシーなどの重度の睡眠障害の治療に使用されることが多い。中枢神経刺激薬は狭義の覚せい剤を含み、日本ではアンフェタミン、メタンフェタミン、およびその塩類が覚せい剤取締法の対象薬物となっている。このうちメタンフェタミンの塩酸塩である塩酸メタンフェタミンは日本薬局方に収められており、医療的利用が認められている。
塩酸メチルフェニデートは欧米で注意欠陥・多動性障害(ADHD)の治療に使用されているが、その副作用や依存性について社会問題となっている。
中黄膏(ちゅうおうこう)とは漢方の軟膏。黄色で独特の匂いがある。
松浦漢方株式会社から発売されているべルクミンは、これと全く同じものである。
(中黄膏という医薬品は、複数のメーカーで製剤されている。メーカーにより成分や標榜する効果・効能が微妙に異なっており、本記事の記載はその一例である。)
熱傷、及び外傷の化膿防止ならびに治療、いぼ痔、切れ痔、痔核、痔ろう、脱肛、疼痛、かゆみ、出血等一般的な痔、おでき、鼻粘膜のおでき、ただれ、あせも、かぶれ、かゆかゆ、乳児のくさ、湿疹、とびひ、はたけ、水虫、たむし、いんきん等によるビランした患部、ひび、しもやけ、あかぎれ、肌荒れ、日焼け、化粧下、ひげそり後
患部に直接塗布するか、ガーゼ、布片、リント布等に塗り、広げて貼る。かさぶたのある患部にはガーゼに広げて貼る。
1g中
亜硝酸アミル(あしょうさんあみる)は、主に狭心症等の心臓疾患に使われる薬品であり、薬理効果としては同じ強心剤のニトリグリセリンや亜硝酸ナトリウムとほぼ同じとされている。またシアン化合物(青酸カリウムなど)の解毒剤としても使用されている。
解毒剤としての使用方法は、この薬品が気化しやすいことを利用して吸い込ませる方法がある。15秒おきに15秒間かがせることにより、シアンはメトヘムグロピンピンと結合しシアンメトヘムグロピンとなり無毒化される。しかしながら、シアン中毒の解毒剤または狭心症治療薬として使用する場合には、心筋梗塞急性期の場合に投与すると急激な血圧低下を招くことになる場合があるので使用することはできない。また、包装形式としては気化しやすい液体であるため、アンプル瓶に入れられる。また、引火性が強いため火気厳禁であり、毒劇物取締法上で劇物に指定されている。
健康食品(けんこうしょくひん)とは、特に健康に役立つとされている何らかの特徴を宣伝された食品のこと。
薬事法によれば、全ての口に入るものは、薬と食品に二区分される。食品のうち、特に健康増進に寄与するものを保健機能食品という。保健機能食品には、個別の臨床実証が必要な特定保健用食品(通称「特保」)と、不要な規格準拠型の栄養機能食品(ビタミン12種類、ミネラル5種類)に分けられる。
いわゆる「健康食品」には法令上の定義はない。実態として、「健康食品」には保健機能食品であるものと、そうでないもの、すなわち通常の食品の一部に過ぎないものとがある。
一般的に「健康食品」と呼ばれるものは、健康ブームによりビタミンやカルシウムなど特定の栄養素を補給する「サプリメント」や、ニンニクやスッポンなど、滋養強壮に良いとされるか、痩身や体調の向上に役立つことを間接的に表現する方法で、効果があるといわれている特定の動物や植物のエキスや粉末、抽出物質(食物繊維など)を錠剤にしたり、カプセル化したりして、医薬品と似た形態で販売されているものが多い。
販路としては、ドラッグストアやスーパーマーケットを中心とした一般店舗で販売されるほか、訪問販売、通信販売、連鎖販売取引などの商材に使われることも多い。
販売時に、ガンなどの病気に効くなどといった薬事法に抵触するようなバイブル商法が使われることもある。このような販売方法によって購入した人が健康食品のみ偏食するフードファディズムや、医師の治療をやめたりして健康被害を起こすことがある。また、21世紀に入ってからは、インターネット(パソコン通信)を通して中国で製造された中国・日本の薬事法において使用が認められていない向精神薬・医薬品の成分が含まれるダイエット食品を購入し食べたりした人が腹痛・下痢・死亡するなどの健康被害を起こす事件も多数おきている。
現在こうした食品について、専門的な助言、管理をすることのできる資格には、サプリメントアドバイザーやサプリメント管理士、フードコーディネーターなどがある。前者を取得するために必要な資格には、理容師、美容師なども含まれる。所定の講習会に参加し、そこが学習した内容についての試験に合格すれば取得できる。
より専門的な資格が必要との声に応えて、医療・農学・薬学系の分野で、大学の課程内で健康食品管理士という資格を取得できるコースの設置準備が進みつつある。
また、独立行政法人 国立健康・栄養研究所では栄養情報担当者 (NR) という資格を認定している。
偽薬効果(ぎやくこうか)、プラセボ効果とは、偽薬を処方しても、薬だと信じ込むことによって何らかの改善がみられることを言う。この改善は自覚症状に留まらず、客観的に測定可能な状態の改善として現われることもある。原病やその症状自体の改善というよりは、「薬を飲んでいる」ことによる精神的な安心感の方が目的となることもあり、このような単なる安楽は通常偽薬効果には含まれないが、その区別が難しいこともある。
偽薬効果が存在する可能性は広く知られている。特に痛みや下痢、不眠などの症状に対しては、偽薬にもかなりの効果があるとも言われており、治療法のない患者や、副作用などの問題のある患者に対して安息をもたらすために、本人や家族の同意を前提として、ときに処方されることがある。医師法にも、暗示的効果を期待し、処方せんを発行することがその暗示的効果の妨げになる場合に、処方箋を処方する義務がないことが規定されている。
一方で、偽薬に一定の効果があるかどうかについては、常に疑問視する意見もある。2001年にNew England Journal of Medicineに掲載されたHrobjartssonらの論文は、治療手段としての偽薬の効果が限られていると主張し、反響を呼んだ。この論文で著者らは、過去に行われた偽薬と無治療との比較試験100編以上の論文をレビューして、痛みの症状は偽薬によって若干改善されるが、それ以外では、偽薬が自覚症状や他覚症状を改善する証拠はなかったと述べている。
「偽薬効果は客観的にも有意な改善が見られ、積極的に用いて良い治療法である」「客観的な改善はなくても自覚的・精神的な安息が得られるから認められるべきである」「偽薬には一切症状を改善する効果はない」あるいは、「いずれにせよいかなる場合も倫理的に認められない治療法である」など、様々な意見が対立しているが、2006年現在、少なくとも標準的な治療法とはなり得ていない状況といえる。
デンマークで行われたある調査では、臨床医の30%が偽薬効果による客観的な症状の改善を信じており、86%が最低1度偽薬を使ったことがあり、46%が倫理的にプラセボの使用を認めると考えていた。
一方で、薬の臨床試験における偽薬の役割は重要である。薬を飲んで治療効果があったとしても、それが偽薬効果によるものなのか、本当の薬理作用によるものなのかを区別する必要がある。治療効果を調べる際には、被験者の同意の下、出来るだけ偽薬を用いた比較実験を行うことが、学問上の研究の信頼性を得るためには必要とされている。
特に、偽薬によって、望まない副作用(有害作用)が現われることをノセボ効果 (ノーシーボ効果、反偽薬効果、nocebo effect) という。副作用があると信じ込むことによって、その副作用がより強く出現するのではないかと言われている。
根拠に基づいた医療の考え方に根ざし、新薬や治療法の効果を検討するために二重盲検法による評価が行われる。その際、患者は薬剤を投与されるグループと偽薬を投与されるグループにランダムに振り分けられる。このとき偽薬とは、単なる「薬剤を投与されているという心理効果のバイアス」のみを検討するためでなく、「治療中の偶然の治癒や生活習慣、他の治療法の影響」といった未知の要素による変化も考慮して投与される。
偽医療の業者などは、プラセボ効果を単なる心理的効果ととらえ、「効果を絶対に信じない人や認知できない動物、幼児などにも効果があったためこれはプラセボ効果ではない」といったロジックを用いることがある。
処方薬(しょほうやく)とは何らかの病気にかかりそれを治すために医者から処方される薬の総称。かぜなどの一時的な病気では完治すれば処方薬を服用、使用することを止める。また、喘息やアトピー、糖尿病、エイズ、てんかん、精神病などにおいて完治することが極めて難しい場合は定期的に通院し、薬を処方してもらい服用、使用し続ける場合もある。
制酸薬は、胃酸を中和する薬である。胃内のpHを上昇させ胃粘膜を保護し、胸焼けなどの症状を軽減させる。
など
大きな副作用の頻度は少ない。胃粘膜保護作用があるために他の薬剤の吸収を妨げることがある。 アルミニウムの含まれる製剤は、腎機能が悪いと体内にアルミニウムが蓄積しアルミニウム脳症などを起こす危険性がある。
副作用(ふくさよう)とは、医薬品を使用したときに起こる、治療目的の作用(薬効)以外のものをいう。一般的に、(毒性や標的非選択性などが)医薬品自体の特性である場合と、身体の持つ恒常性の調節システムに偏りが生じた結果、間接的に症状がでる場合とが存在する。あるいは医薬品が生体で代謝され失活された化合物が副作用を持つ場合、あるいは医薬品に含まれた不純物に由来する場合もある。 生体と物質との相互作用は複雑且つ多岐に渡り、またその全てが解明されているわけでもないので、投与した外来物質の作用を全て予測することは困難である。その意味で「副作用のない薬剤はない」と言われる。
副作用の定義上は使用結果の如何による区別を意味には持たないものの、一般には特に断らずに「副作用」の語を使用する際は、有害な事象についてのみ言及される。しかしながら、原義としては降圧薬であるACE阻害薬に例にすると、有用な作用である「誤嚥を減少させる作用」も「生体内キニン系を亢進し空咳を発生させる作用」もどちらも副作用である。
医薬品化学(いやくひんかがく)は「創薬化学」、「メディシナルケミストリー (Medicinal Chemistry)」とも呼ばれ、医薬品の創製に関する学問である。以前は薬化学とよばれた。
医薬品とは生体に作用を持つ化合物のうち人類にとって有用なものを指す。それをデザインする為には生体に作用を持つ化合物を見出し(作用機作の発見)、原理に基づいて候補化合物を設計し(構造活性相関の解析)、実際に合成して(有機合成法の駆使)それら化合物の生理活性を検証することが必要である。
言い換えると、下記のそれぞれの局面で
などの多方面の知識が要求される学際的分野でもある。
歴史については麻酔#初期の吸入麻酔薬を参照。
映画等の誘拐シーンでは「白い布を口と鼻に当てると気体を吸い込んで眠ってしまう」というイメージで描かれているが、実際には全身麻酔を導入するときに吸入麻酔薬を用いると眠りに落ちるまで時間がかかること、その間体動がおこることなどの理由で通常はこのような方法は採らない。そのかわり静脈から麻酔薬を投与し吸入麻酔薬は手術中の麻酔維持に用いられることが多い。点滴に協力的でない小児の麻酔導入には吸入麻酔薬が用いられる。
手術中は酸素に混合して投与される。亜酸化窒素は麻酔作用が弱いので単独で全身麻酔に用いることはできない。
これらの問題点を持たない全身麻酔の方法として、完全静脈麻酔 (TIVA) がある。
向精神薬(こうせいしんやく)は、広義には、中枢神経系に作用して、生物の精神活動に何らかの影響を与える薬物の総称。狭義には、麻薬及び向精神薬取締法で個別に指定された物質。以下では広義の向精神薬について述べる。
向精神薬は、精神治療薬と精神異常誘発物質に分類されるが、この区分は社会的または行政的なもので、医学的に明確な境界はない。これは、精神治療薬の中に副作用として、幻覚や錯乱などの精神異常をおこすものがある一方で、精神異常誘発物質の中にも、鎮痛作用や鎮静作用などの作用を持つために、治療に用いられるものが存在するからである。例えば、モルヒネは強力な鎮痛作用を持つが、同時に強い依存性が存在するため、重度の癌患者の疼痛除去に用いられている。
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このうち、主に抗不安薬、中枢神経刺激薬、鎮静催眠薬、鎮静催眠薬が麻薬及び向精神薬取締法で向精神薬に指定されている。
融 道男 『向精神薬マニュアル第2版』 医学書院 ISBN 4260118595
麻薬及び向精神薬取締法
坐剤(ざざい、Suppositories)とは、有効成分をロウのような体温で融解する基剤の中に分散させ、肛門や膣に挿入して用いる医薬品の製剤である。 原料に圧をかけて成型するか、原料に熱をかけて融解し型に流して冷却固化して製する。
『座剤』と書かれることもあるが、『座』の本来の字義は『座る場所』であり、公式には座る動作を示す『坐』の文字を使う。 一般的には『坐薬』とも言われる。 欧米名の『Suppositorie』は下に(sup)置く(positoria)という言葉から来ている。
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基剤には、常温では個体であって、直腸内などで速やかに融解し、有効成分を放出するものが求められる。また、適用部位への刺激がないこと、アレルゲンとならないことも重要である。
肛門坐剤の中には、全身作用を目的とするものがある。 坐剤とする利点としては次のようなことがあげられる。
膣錠や注入軟膏などがある。
塩酸プソイドエフェドリン(pseudoephedrine hydrochloride)は、内服用の鼻づまり薬として広く用いられてきた医薬品である。アメリカでは「Sudefed」としてOTC(over the counterの略で、町の薬局で買えるといった意味)で入手可能である。
塩酸プソイドエフェドリンは覚醒剤の原料となる。また塩酸プソイドエフェドリン自体に覚醒作用があるため、塩酸フェニレフリン内服に転換する動きが広がっている。日本では塩酸フェニルプロパノールアミンの代替としてOTCの鼻炎薬に配合されている。アメリカ国内では処方箋の必要がないOTCであるにも関わらず、薬剤師や従業員の管理下に置かれている場合が多い。カリフォルニア州法では一度の購入は2箱までに規制されている。 アメリカ国内での覚醒剤合成には塩酸プソイドエフェドリンを原料とするものがほとんどである。
太田胃散(おおたいさん)は、東京都文京区にある医薬品メーカー、並びに、同社が製造・販売する胃腸薬の名称である。
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1879年、日本橋(東京都)で太田信義(初代)が、雪湖堂として創業。胃腸薬「太田胃散」を発売開始。1880年に製薬部門を強化し拡張。1903年に東京日日新聞(現在の毎日新聞の前身)で新聞広告を、また1918年には鉄道沿線での看板広告掲示を開始する。
1944年、太平洋戦争の激化に伴う企業整備令により東京都内の同業者の多くと合併し「東興製薬」となる。企業としての設立年はこの年とされている。
戦後には数多くの新製品を開発し、1966年にオータD錠、1970年に太田胃散・分包、1982年に太田漢方胃腸薬、1989年に太田ドリンク胃腸薬、1996年に太田胃散チュアブル、2002年に太田胃散A<錠剤>、2003年にはバイオゴッドゴールドおよび酒得倍増をそれぞれ新発売した。
強力ネオミノファーゲンシー(きょうりょく-)とは、ミノファーゲン製薬が製造販売している肝機能改善、アレルギー性疾患治療薬である。静脈注射または点滴静注で投与する。
慢性肝疾患における肝機能改善。 (アレルギー性疾患にも効果があるが、そちらではあまり使われないようである。)
医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)リスト。厚生労働省が食薬区分において、その成分本質(原材料)は専ら医薬品として使用される成分本質(原材料)ではないと判断したものをリスト化したもの。
医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)リスト(植物由来物等) →1つの記事にすると、32キロバイトを超えるので前半と後半の2つを参照
注
(例)
| 名称 | 他名等 | 部位等 | 備考 |
|---|---|---|---|
| アキョウ | ウシ/ラバ/ロバ | 皮膚を水で煮て製したにかわ | |
| アザラシ | 油 | ||
| アシドフィルス菌 | 菌体 | ||
| アズマニシキガイ | 貝肉 | ||
| アリ | アリノコ | アリ・アリの子 | |
| アワビ | セキケツメイ | 殻 | |
| イカ | イカスミ/ウゾクコツ/コウイカ | イカの墨・甲骨 | |
| イワシ | サーディンペプチド | 油・タンパク質 | |
| 陰茎 | ウシ/ウマ/トラ/ヒツジ/ブタ/ヘビ | 陰茎・睾丸 | イヌ・オットセイ・シカの陰茎・睾丸は「医」 |
| ウコッケイ | 血液・卵・内臓・肉 | ||
| ウナギ | ヤツメウナギ | 全体 | |
| オオトカゲ | 全体 | ||
| オットセイ | カロペプタイド | 骨格筋抽出物 | 陰茎・睾丸は「医」 |
| カイエン | イトマキヒトデ | 全体 | |
| カイコ | カサンガ/ゲンサンガ | 蛹・死んだ幼虫・成虫・糞便・繭・幼虫の抜殻・卵殻 | |
| カイバ | タツノオトシゴ | 全体 | |
| カイリュウ | ギカイリュウ/センカイリュウ/チョウカイリュウ/トゲヨウジ | 全体 | |
| カキ<牡蛎> | マガキ/ボレイ | 貝殻・貝肉・貝肉エキス | |
| カギュウマツ | カタツムリ | 腹足類の乾燥粉末 | |
| 核酸 | DNA/RNA | ||
| カツオ | かつお節/かつお節オリゴペプチド | 魚乾燥物 | |
| カニ | 甲羅 | ||
| カメ | ウミガメ | 全体 | |
| カメムシ | 九香虫 | 全体 | |
| 肝臓 | ウシ/トリ/ブタ | ウシ・トリ・ブタの肝臓・エキス | |
| 肝油 | タラ等魚類肝臓の脂肪油 | ||
| 魚油 | イワシ等の精製油 | ||
| 血液 | ウシ/シカ/ブタ | ウシ・シカ・ブタの血液・血漿 | ヒト血液は「医」 |
| ゴウシマ | アカガエル | アカガエルの輸卵管 | |
| 酵母 | Saccharomycesに属する単細胞生物/ビール酵母 | 菌体 | |
| 骨髄 | ウシ | ウシ骨髄 | ヒト骨髄は「医」 |
| 骨粉 | ウシ・魚類等の骨の粉末 | ||
| コブラ | インドコブラ/フィリピンコブラ | 全体 | |
| コンドロイチン加水分解二糖 | 海洋性微生物の生産するグリコサミノグリカンの分解物 | ||
| サソリ | キョクトウサソリ | 食塩水に入れ殺して乾燥したもの | |
| サメ | サメナンコツ/フカヒレ | 軟骨・ヒレ・ヒレのエキス | |
| サンゴ | |||
| 角 | サンバー/トナカイ/ニューカレドニアジカ/ファロージカ/ベルベット | シカ等の成熟した角・袋角・幼角 | レイヨウカク・ロクジョウは「医」 |
| シジミ | マシジミ/ヤマトシジミ | 貝肉・貝肉エキス | |
| シャチュウ | サツマゴキブリ | 全虫 | |
| 心臓 | ウシ/ウマ | ウシ・ウマの心臓 | |
| スクアラミン | サメの肝臓 | ||
| スッポン | シナスッポン/ベッコウ | 血液・卵・内臓・肉・背甲・腹甲 | |
| 精巣 | シラコ | 食用魚類の精巣 | |
| ソウヒョウショウ | カマキリ | カマキリの卵鞘 | |
| 胎盤 | ウシ/ヒツジ/ブタ | ウシ・ヒツジ・ブタの胎盤 | ヒト胎盤は「医」 |
| 胆嚢 | コイ・ヘビの胆嚢 | ウシ・クマ・ブタの胆汁・胆嚢は「医」 | |
| チンジュ | アコヤガイ/シンジュ | 外套膜組織中の顆粒物・真珠・貝肉 | |
| ツバメ巣 | ツバメの巣 | ||
| 軟骨 | 爬虫類・哺乳類の軟骨抽出物 | ||
| 乳酸菌 | Lactobacillus属/Streptococcus属 | 菌体 | |
| ニワトリ | ケイナイキン | 胃の内壁 | |
| 乳汁 | バニュウ | ウマの乳汁 | |
| ハチ | ハチノコ | ハチの幼虫 | |
| ハブ | ヒメハブ | 全体 | |
| ビフィズス菌 | Bifidobacterium属 | 菌体 | |
| ヒル | ウマビル/スイテツ/チスイビル/チャイロビル | 全体 | |
| フグノクロヤキ | フグ/マフグ | フグの黒焼 | |
| ヘビ | アオマダラウミヘビ/アマガサヘビ/エラブウミヘビ/ガラガラヘビ/ヒャッポダ | 全体 | 蛇毒は「医」 |
| マムシ | ハンビ/フクダ | 全体 | |
| ミツロウ | ハチが分泌するロウ質 | ||
| ミドリイガイ | 貝肉 | ||
| ヤモリ | ヘキコ | 全体 | オオヤモリは「医」 |
| 卵黄油 | 卵黄の油 | ||
| 卵殻 | 卵殻 | ||
| リュウシツ | ケンゴロウ | 全虫 | |
| ロイヤルゼリー | メスバチの咽頭腺分泌物 |
注
(例)
| 名称 | 他名等 | 部位等 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 亜鉛 | |||
| アスタキサンチン | ヘマトコッカス藻の主成分 | ヘマトコッカス藻は「非医」 | |
| アスパラギン | |||
| アスパラギン酸 | |||
| アラニン | |||
| アリシン | ニンニクの成分 | ||
| アルブミン | |||
| アントシアニジン | |||
| イオウ | メチルサリフォニルメタン | ||
| イコサペント酸<EPA> | EPA/エイコサペンタエン酸 | ||
| イソフラキシジン | |||
| イソロイシン | |||
| イヌリン | |||
| イノシトール | フィチン | ||
| 雲母 | |||
| N-アセチルグルコサミン | |||
| L-カルニチン | |||
| オクタコサノール | |||
| オリゴ糖 | オリゴ配糖体 | ||
| オルニチン | |||
| カテキン | カテキン酸 | 緑茶の成分 | |
| 果糖 | |||
| カフェイン | |||
| カラギーナン | 天草の成分 | ||
| カリウム | |||
| カルシウム | 炭酸カルシウム | ||
| カロチン | |||
| 還元麦芽糖 | |||
| 環状重合乳酸 | |||
| 岩石粉 | |||
| γ-アミノ酪酸 | ギャバ | ||
| キシリトール | |||
| キチン | |||
| キトサン | |||
| キトサンオリゴ糖 | |||
| 絹 | シルク | ||
| 金 | |||
| グアガム | |||
| クエン酸 | クエン酸マグネシウム | ||
| グリシン | |||
| グリセリン | |||
| クルクミン | ウコン由来色素 | ||
| グルコサミン塩酸塩 | |||
| グルコマンナン | コンニャク等の複合多糖類 | ||
| グルコン酸亜鉛 | |||
| グルコン酸鉄 | |||
| グルタミン | |||
| グルタミン酸 | |||
| クレアチン | |||
| クロム(Ⅲ) | |||
| クロロフィル | 葉緑体中の緑色色素 | ||
| ケイ素 | 酸化ケイ素 | ||
| ケルセチン | |||
| ゲルマニウム | 無機ゲルマニウム/有機ゲルマニウム | ||
| コエンザイムA | |||
| コエンザイムQ10 | ユビキノン | ||
| コラーゲン | |||
| コンドロイチン硫酸 | |||
| コンドロムコタンパク | |||
| サポニン | 大豆サポニン | ||
| シスタチオン | マムシの成分 | ||
| シスチン | |||
| システイン | |||
| 脂肪酸 | |||
| 酒石酸 | |||
| 植物性酵素・果汁酵素 | 植物体又は果実の液汁から得られる酵素 | パパイン・ブロメライン等消化酵素は「医」 | |
| 植物性ステロール | |||
| 植物繊維 | |||
| 食物繊維 | |||
| スーパーオキシドディスムターゼ | SOD | ||
| スクワレン | |||
| 炭焼の乾留水 | |||
| 石膏 | 鉱石 | ||
| ゼラチン | |||
| セラミド | |||
| セリン | |||
| セレン | |||
| タルク | |||
| チオクト酸 | α―リポ酸 | ||
| チロシン | |||
| D―chiro―イノシトール | |||
| デキストリン | |||
| 鉄 | |||
| 鉄クロロフィリンナトリウ | |||
| 銅 | |||
| ドコサヘキサエン酸<DHA> | DHA | ||
| トコトリエノール | ビタミンE関連物質 | ||
| ドロマイト鉱石 | |||
| トリプトファン | |||
| トレオニン | |||
| トレハロース | 菌体をリゾチーム処理したものの抽出物 | ||
| ナイアシン | ニコチン酸 | ||
| 乳清 | |||
| 乳糖 | |||
| 麦飯石 | |||
| バリン | |||
| パントテン酸 | パントテン酸カルシウム | ||
| ヒアルロン酸 | |||
| ビオチン | ビタミンH | ||
| ピコリン酸クロム | クロミウムピコリネート | ||
| ヒスチジン | |||
| ビタミンA | レチノール | ||
| ビタミンB1 | チアミン | ||
| ビタミンB12 | シアノコバラミン | ||
| ビタミンB2 | リボフラビン | ||
| ビタミンB6 | ピリドキシン | ||
| ビタミンC | アスコルビン酸 | ||
| ビタミンD | カルシフェロール | ||
| ビタミンE | トコフェロール | ||
| ビタミンK | フィトナジオン/メナジオン | ||
| 4―ヒドロキシプロリン | |||
| ヒドロキシリシン | |||
| フィコシアニン | |||
| フェニルアラニン | |||
| フェリチン鉄 | |||
| フェルラ酸 | 3―(4―Hydroxy―3―methoxyphenyl)―2―propenoic acid | ||
| フッ素 | |||
| フルボ酸 | |||
| プルラン | 非消化吸収性の多糖類 | ||
| プロアントシアニジン | |||
| プロポリス | |||
| プロリン | |||
| ベータカロチン | |||
| ヘスペリジン | |||
| ヘマトコッカス藻色素 | |||
| ヘム鉄 | |||
| ホスファチジルセリン | リン脂質 | ||
| マグネシウム | |||
| マンガン | |||
| ムコ多糖類 | |||
| メチオニン | |||
| 木灰 | |||
| モリブデン | |||
| 葉酸 | ビタミンM | ||
| ヨウ素 | |||
| ラクトフェリン | |||
| リグナン | 樹脂アルコール/レジノール | ||
| リジン | |||
| リノール酸 | |||
| リノレン酸 | |||
| 流動パラフィン | |||
| リン | |||
| ルチン | |||
| ルテイン | カロテノイドの一種 | ||
| レシチン | 大豆レシチン/ホスファチジルコリン/卵黄レシチン | ||
| ロイシン |
注
薬物療法以外の治療法の例
1. FDAの自殺念慮とSSRIの関連についての勧告
抗不安薬(こうふあんやく、minor tranquilizer,antianxiety drugs)は、マイナートランキライザーとも言い、精神疾患に使われる向精神薬の一種である。弱い安定剤と言われている様に抗精神病薬と呼ばれるメジャートランキライザーと比べても作用や副作用は弱い。
抗不安薬には、脳神経に作用し、不安(恐怖)・緊張といった症状を緩和させる作用がある。睡眠時の緊張を緩和させる事から睡眠薬として利用される場合もある。パニック障害、不安障害、ストレス障害(PTSD、急性ストレス障害)など不安をともなう疾患に多く利用されている。また、症状によっては内科などでも処方され、手術の麻酔前に投与されることがある。
現在、日本国内において一般的に利用される抗不安薬は、ベンゾジアゼピン系とチエノジアゼピン系に分類されるものがほとんどである。(チエノジアゼピン系はベンゾジアゼピン系とは異なるが作用はほぼ同じである。)
ベンゾジアゼピン系は以前によく使われていたバルビツレート系に比べ安全性が高く、副作用も比較的少ない。しかし、乱用すれば依存性が生じる恐れがあるため専門医による処方が必要である。
大半の抗不安薬はベンゾジアゼピン系であるために、ベンゾジアゼピン系特有の副作用がある。比較的安全と言われているが、アルコールとの併用は奨められておらず、ベンゾジアゼピン受容体の作用でベンゾジアゼピン健忘を引き起こす副作用がある薬剤もある。眠気を誘発するため、自動車の運転などと言った危険を及ぼす作業などは避けるべきである。また長期の服用で依存や急な断薬による離脱症状を起こす場合があるため注意が必要である。ベンゾジアゼピン系の抗不安薬でまれにうつ病を悪化させることがある。
抗精神病薬(こうせいしんびょうやく)は、向精神薬の一種で、主に統合失調症、躁状態の治療に用いられるが、それ以外にも幅広い精神疾患に使用される。メジャートランキライザーとも呼ばれる。英語名:antipsychotics、neuroleptics
主に中脳辺縁系のドパミン作動性ニューロンのドパミンD2受容体を遮断することで、妄想・幻覚と言った精神症状を軽減させる。また、脳の興奮状態を抑制させる作用を利用して、抗不安薬では取り除けないような強度の不安や極度のうつ状態、不眠に対する対処薬としても利用される場合もある。
抗精神病薬は、大きく定型抗精神病薬と非定型抗精神病薬に分ける事が出来る。
非定型抗精神病は、従来の定型抗精神病薬と比較してドパミンD2受容体拮抗作用に加えてセロトニン5HT2A受容体拮抗作用を有したり、「緩い」ドパミンD2受容体拮抗作用を有するなどの特徴をもった薬剤で、錐体外路障害・口が渇く・便秘と言った副作用が少なく、統合失調症の陰性症状にも効果が認められる場合がある。いずれにせよ、各々の薬剤の特徴を考え、標的症状の性質と照らし合わせながらエビデンスに基づいた薬剤使用が望まれる。また、いたずらな多剤併用は避け、可能な限り単剤投与を心がけるべきである。
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定型抗精神病薬(Typical antipsychotic)
非定型抗精神病薬(Atypical antipsychotic)
一般的な副作用として、黒質線状体系のドパミンD2受容体遮断作用によるパーキンソン症候群・アカシジア・急性ジストニア・遅発性ジスキネジアなど、下垂体漏斗系のドパミン拮抗作用による高プロラクチン血症による無月経・乳汁分泌・陰萎など、ムスカリン性アセチルコリン受容体遮断作用による便秘、眼のかすみ、口渇など、ヒスタミンH1受容体遮断作用などによる眠気・鎮静・体重増加など、α1アドレナリン受容体遮断作用による低血圧・めまい・射精障害、原因は不明であるが悪性症候群などがある。また特に非定型抗精神病薬においては体重増加、糖尿病という副作用が見られることがある。非定型抗精神病薬の服薬にあたっては、定期的な血糖値検査が必要とされる。
抗真菌薬(こうしんきんやく)とは、真菌の生育を阻害する抗生物質の総称である。真菌症の治療や、農薬として用いられる。細胞膜を阻害するポリエン系薬剤、エルゴステロール生合成を阻害するアゾール系薬剤、細胞壁合成を阻害するキャンディン系薬剤、DNA合成を阻害するピリミジン系薬剤などがある。
抗血小板剤(こうけっしょうばんざい、Anti platelet agents)
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血小板の凝集を阻害することで主に白色血栓を作らないようにする。抗凝固剤がフィブリンの形成を阻止して、赤色血栓を阻害するのとは異なり、動脈硬化巣での血栓形成を防止する。トロンボキサンやプロスタグランディンに関与する薬剤と、cAMP濃度とカルシウムイオン濃度が血小板凝集に関係するのでその2つを標的とする薬剤の2つに大きく分けられる。さらに、血小板凝集に関わる受容体グリコプロテインIIb/IIIaを遮断する3つめの薬が開発されている。
活性化も抑制する。塩酸チクロピジンがあるが血小板減少症や肝障害を注意深く観察していく必要がある。副作用の少ないクロピドグレルが海外で販売されている。
歯科用ヨード・グリセリン(しかよう-)とは、外用の口腔粘膜・根管消毒薬の一種。暗赤褐色の液でヨウ素の臭気がある。日本薬局方に記載の処方。商品名も歯科用ヨード・グリセリン。
なお、複方ヨード・グリセリンは本剤と類似しているが別のもの。
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ヨウ素、ヨウ化カリウム、グリセリン、硫酸亜鉛、精製水より成る。
口腔粘膜(歯肉)および根管の消毒
薬効のある成分はヨウ素と硫酸亜鉛。
他は薬効はないが、次のような目的で配合されている。